「メグとセロンV ラリー・ヘップバーンの罠」/時雨沢恵一 感想。
やばい、シリーズ最高傑作だ
こんな人にオススメ
・アリソンシリーズ全巻、リリアとトレイズシリーズ全巻、メグとセロンI~III巻読了者
・ラリー好き
・メグがそんなに活躍しなくても泣かない人
ネタバレなし感想
まぁタイトルからも分かる通り今回はラリーが主役な訳ですが
とても面白かった。今までの自己満足とは違う、しっかりエンターテインメントやっててとてもワクワクした。
やはり時雨沢はすごい、と思わしめた一冊でした。
なんといっても、上手く作劇したなー、という印象ですね。
途中まで「どうしてこういった描写にしてるんだろう」と分からなかったところも、最後に「ああ!」としっかり分かる。
この構成が気持ちいい。
ラストも、今後に面白い可能性を残すラストで、とても面白かった。
時雨沢ほど「自然な文章」を書く作家が、あのワードを入れるのには明確な理由があるぜぇ絶対。
ネタバレあり感想
あのワード↓
「二人だけ」の部室で、かしゃん、と小さな音がした。
あーちくしょう期待していいのかなー!
いいのかなー!
いいのかなー!
というかね、第七章でのラリーがもう可哀想すぎてね、俺っち涙うるうるですよ。
もう少しで泣くところだったよ。
ラリーは本当に、いつの間にか、本人も気づかないうちにステラに恋してたんだろうなぁ……なんて可哀想なラリー!
ジェニーと結ばれたらいいなぁ。
このメグセロ、まだまだまだまだ終わらせる気ないようだから、余裕を持って描くだろうから、期待してますよ。
にしてもセロン×メグはやっぱり面白いなぁ、今のところいちいち過剰反応するセロンが面白すぎて最高。
仲が進んでいったら大変ニヤニヤさせられるんだろうなぁ。
楽しみだ楽しみだ。
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