Angel Beats! EPISODE.08「Dancer in the Dark」 感想!
ストーリー重視の作品だと思っていたのだが、キャラクター重視なのかも知れない。
名場面 -best scene-
刺し違える覚悟だった奏。攻撃意識があった=みんなを助けなきゃ、という事で、奏は実質上もうみんなと仲間だったんだな。だから刺し違える覚悟で突っ込んだんだろう。奏ちゃんマジ奏
名台詞 -witty remark-
「あの子はお前を待ってる。そんな気がするからだ。だからお前は進むんだ、いいな」
このセリフだけ見たら、三角関係だったんだがライバルに勝てないと踏んで女の子を譲るセリフに見えるな。
最高勲章 -MVP-
TKにあげたい気分w だけどゆりっぺ。ゆりっぺかっけぇよゆりっぺ。
ストーリー<キャラクター -story < character-
まず根っこの部分から入るんだが、このAngel Beats!は「人生賛歌」と銘打っているので(銘打ってると言っても大々的にではないが)俺はその部分を一番の期待ポイントとして視聴しています。
そしてその実、第3話の岩沢回では「人生賛歌」の皮切りと言っていいようなエピソードを見せてくれ、またその内容がとても良かったので期待は大いに膨らんだ。(キャラの掘り下げが不十分であった、などの批判はこの際無視したい)
が、その後の話はといえば、「人生賛歌」というワードにこだわってもいけないんだろうが、岩沢に続け続け!という事にはならなかった。もちろん、消失という意味ではない。消失する事自体の作品の答えは第3話の時点で出ており、今後誰かが岩沢と同じ理由で消失する事はないだろうという予想を俺は3話時点で立てていた。んでもって今のところその予想は当たっている。
まぁなんというか、大きな何かの前触れと思えば問題ないのだが、小出し小出しの展開が多いよね。
大きな流れは全て天使関連で、悪い言い方をすれば、SSSメンバーはそのおまけみたいな感じ。
その状況を見て、俺はこの作品をストーリー重視の作品であると見た。
テーマを掲げて作っているという時点でもそうだが、小出し小出しの内容が全て「掘り下げ」ではなくどちらかというと「進行」で、ストーリーに沿ってキャラクターが動いている感じ。
まぁ、キャラクターが多いので当然掘り下げは十分ではなく、また掘り下げとストーリー進行を同時に行っているきらいがある事から、この作品はストーリー重視でありながらキャラを見せようとしているところがあり、今のところ出ているABに対する批判はほとんどこれに集約されるんじゃないかと俺は思っている。
ストーリー重視でありながらキャラを見せようとしている、このせいで過去話がどうたら、死に対する描写がどうたら、なんて批判が出てくるんだろう。
……というのが、先週までの俺。
俺は今回の話を見て、その考えを180度変えないといけないかも知れない、と考えた。
つまり、ストーリー重視なのではなくキャラクター重視
その理由として、今回のストーリー展開がある。
今回は、前回の奏のハーモニクスが思わぬトラブルを引き起こし、それをSSSメンバーでどうにか解決しようとして、最後は奏が大変な事になって終わる、というもの。
半分くらいまで、俺は「ストーリー重視」の頭で今回の話を見ていた。
そうするとね、不思議な事に、あまり面白くなかったんです。
だけど半分くらいで気付いた。今回のこの話、というかこの事件、奏に始まり奏に終わる、「奏」に集約されている。
つまり、少なくとも今回の件に関しては、Angel Beats!という作品全体に関わる事ではなくあくまで奏個人の問題だという事。
すなわち、キャラクター重視。
そう思い至るとどうだろう、今回の話すっげぇ面白いんだ!
だってそうだろう、奏の思わぬトラブルにより大変な事になったのでSSSのみんなで解決する、少しずつではあるが奏がSSSのメンバーと近くなっていっている感じ。
暴走天使が生まれた事により、大人しい奏のイメージがより印象強くなり、今は実害があるから動いているものの、SSSの心も奏に近づいていっている気がする。
すげぇ心躍らない!?
なんかもう、第5話からずっと奏中心でお話が動いているけど、ここまで来たらとことん付き合うしかない。
……とまぁ、もしこの「キャラクター重視」というのが今後も続き、Angel Beats!全体としてもキャラクター重視の作品だという事になれば、いわゆる「人生賛歌」というものはあまり期待出来なくなってしまうんだけどもw
だーまえも難しい作品を作ったなぁ。
まぁでもまだ折り返したばかりであるし、あと5話も残されている。
こちらの予想を裏切るどんでん返しがある事を期待しつつ、この作品が一体何を描きたいのか、しっかり見極めていきたいと思う。
ゆりっぺいいわぁ -Yurippe attracts me-
前回雑感をすっかり書きそびれてしまったのだが(俺一生の不覚である)、なんというか今回見て一番安心したのが、ゆりっぺの自作自演説があっさり否定された事w
いやー、前回最後の赤い目の天使が登場したところ、ゆりっぺの自作自演ではないかと予想するブログが割といっぱいいて、ゆりっぺ大好き神酒原さんとしては「お前らふざけんな!」と叫びたかったんだw
「刹那的虹色世界」さんの考察なんて、ゆりっぺ自作自演説を感情論で大否定したい俺が「ちくしょう……納得出来る……!」とうなってしまうほどで困った困ったw
しかしやっぱり、俺のゆりっぺは無実であった。
お前らゆりっぺに謝りやがれw
自作自演どころか、奏を助けるためにちゃんと動いてくれたじゃないか!まぁ、実害が絡んでいたから当然ではあるんだけどね。
音無とのセリフでもあったじゃない、
「これが最後の作戦になるといいわね」
「だな」
ここに俺は、ゆりっぺの優しさを感じたいね。これ以上天使と争いたくないと、きっと本心では感じているんだよ。
残虐なところはもちろんあるが、ゆりっぺは基本的に心やさしい少女なんだ。
赤目天使のハウリングを破った時とか「喉元かっ切る」みたいに怖い事言ってたが、音無に耳をふさぐようすぐさま指示出したりしてたし、ゆりっぺは純粋に仲間の事を良く思っているよ。
それに、今回のゆりっぺ超かっこよくなかった!?
最後の赤目天使と戦っているところとか、背負い投げなんてかましやがって俺は鳥肌が立ったぜ!
やっぱゆりっぺはいいわぁ。奏ももちろん可愛いがね。
つぶやき -soliloquy-
感想書いてると、いつの間にかヒートアップして汗かいてきちゃうの俺だけだろうか。


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