Angel Beats! EPISODE.13(最終回)「Graduation」 感想!
最高に感動させてもらった。Angel Beats!は俺の胸に刻み込まれた。
名場面 -best scene-
あえてベタに、ED後のラストシーンとしよう。このシーンは本当に卑怯すぎる。
名台詞 -witty remark-
「命をくれて、本当に、ありがとう」
最後の最期に怒涛の展開、これはもう叩き込まれた。すごかった。麻枝は最終回にこんなシナリオを用意していたとは……
最高勲章 -MVP-
ここは主人公の、音無弓弦とするべきだろうな。
シリーズ最高勲章 -MVP of the series-
最後の締めも考慮して、立華かなでにしよう。
シリーズ通して一番輝いていたのは、間違いなく彼女だろう。奇跡のようなキャラクターだった。
Angel Beats!の意味 -meaning of birth-
ちょっとテイルズオブジアビスを文字らせてもらったが、大して意味はない。
天使が出てくるし、見方によっては天使の物語であったので「Angel Beats!」というタイトルに違和感はなかったんだが、明白なのはAngelの部分でBeatsは曖昧なままだった。
いろんな考察は出来たけどね。
それでも、作品からの明白な答えの提示はなかった。
それが今回、されましたな。
Angel Beats!、直訳して「天使の鼓動」、まさに天使の鼓動が物語のキーになっていた訳だ。
音無の心臓はかなでへと移植され、しっかりと鼓動を続けていた。
その鼓動がまた、物語を回していた。9話の保健室のシーンともつながるし、もう面白すぎる!
最後の最後にこんなものを持ってくるとは、本当にAngel Beats!は面白い。
俺この作品のファンでマジ良かった。前にも同じような事言ったけどw
卒業 -guraduation-
俺は前回の感想の冒頭で、「13話をやりたいんだなと思った」と書いたが、本当にまさしくそうだったみたいだ。
この13話に込められた麻枝准の、ひいては岸監督を始めとする制作陣の、熱い想いが伝わってきて、すごく感動できた。
13話はあとは卒業するだけという事で、時間はたっぷりあり、描き方は無数にあった。
そんな中、極めてふっつーの、こんな形でやったらもしかしたら茶番にも見えかねない形式的な「卒業式」を選んだのは、Aパート辺りまでは「おー、普通にやってるなー」なんて感じる程度だったが、徐々に徐々に、この形がとてもいいものだと思えてきた。
時間がたっぷりあるので、こちらをじわじわと感動に持ちこんでいく感じにしたんだろう。
その術中に俺は見事にハマり、直井が「女の涙は見たくない。先に行く」と言った瞬間から、もう涙腺が緩み始めたw
そこから後も、ある意味誰もが予想できるようなストレートな展開だったのだが、ここまで来てそれぞれのキャラクターに思い入れがあると、言葉一つひとつに心が動かされちゃって、もう俺はどうしたらいいのか分からなかった。
俺の大好きなゆりっぺが二番目に消えた時は、二重の意味で泣けた。純粋に「良かったね」という気持ちで泣けたのと、日向より先に消えてしまうという順番に泣けたw
前回は「ゆりっぺこそメインヒロインだった」みたいな感じでのたまったんだが、一人メインヒロインを選ぶとしたら、おや、かなでのようだぞw
まぁでもメインヒロインは二人いたって別にいいので、かなでとゆりっぺが両方メインヒロインなんである。ヒロインっつーのは主人公と結ばれるからヒロインなんじゃなく、もともとは「女主人公」という意味なんだからね!w
とまぁ、直井で涙腺ゆるまされ、ゆりっぺで泣かされ、日向にもさらに泣かされ(俺は友情というものにめっぽう弱くて、「じゃあな親友!」と言いながら手を叩くシーンは反則なのです)、さてあとは音無とかなでだ、となった訳ですが。
「外に出ないか」でちょっとズコーとなったのは内緒として、ここまで丁寧に畳みかけてきたものがあったから、怒涛の展開ではあったが音無とかなでのやり取りは胸に直接ずがんずがん響いてきた。
かなでの心残りと、音無の想いに、俺はひたすら感動するしかなかったよ。
感動という言葉だけじゃ言い表せられないくらい、心を突き動かされた。
そして最後は、一人ずつ消えていくといういつもと逆のED。
冒頭の時点で野田らがすでに消えていて「ちょっ、はええよww」と思いはしたが、その後素晴らしいものを見られたし、それならばこのEDだけで十分。
こいつらの事をもっと見ていたい、こいつらの今後を見てみたいと思わせる内容で、もう言葉も出ないね。しかもかなでちゃんも追加。うっひょう!
そしてそして、ED後のCパートですよ!
このシーンはほんと卑怯w
ちっきしょー、視聴者が求めているものを的確に、しかしあまり見せすぎずに提供したこのCパートは、麻枝の罠だとは思いつつも、ものすごく嬉しかったw
しかも二人を再び結びつけたキーとなったのが、岩沢さんの「My Song」だというのがもうほんと憎くて、最後の最後まで唸らせてくれた。
引きも余韻のすごく残る優しい終わりで、彼ら彼女らの今後に期待出来る、きっと新しい人生でそれぞれやっていっているんだと感じさせてくれる最高の終わり方だったと思う。
素晴らしい人生賛歌でした。
ゆりっぺマジ天使 -Yuri is angel-
さて今回は、最後の回という事でかなでちゃんがもう素晴らしく可愛く描かれ、よもやキャラ崩壊レベルなんじゃないかと心配しつつもやはり超絶可愛いので悶えてしまう、そんな回でしたが、かなでちゃんに負けず劣らず俺のゆりっぺもすごく可愛かったと思わないかい?w
最初の方、保健室で目覚めた後とか、俺のゆりっぺが愛くるしすぎて抱きしめたくなったぜ。
満足した事を嫌でも認めたくないゆりっぺマジ可愛い。
だって満足したという事は、戦線のメンバーが大好きだって事だもんなw
「リーダーらしくなくなった」とは言い得て妙で、苦しみから解放されたゆりっぺはもうただの女の子でした。
もちろんものすごく可愛いのだけど、その事に妙に感慨深くなってしまったりね。ああ、戦いは終わったんだなぁ……
また、ゆりっぺがしきりにかなでちゃんとスキンシップを取っていたのも、非常にポイントが高い。
ゆりっぺとしてはかなでを「天使」として攻撃し、敵対していた頃を悔やんでいるはずで、残された短い時間でその間を埋めようとする姿はやはりどこにでもいる少女。
ああ、いいなぁ。
やはり二人がメインヒロインだよ。
総評 -general comment-
Angel Beats!を総括して、一つ総評記事を個別で書こうと思っているので、ここではあまり書きません。
その代わり個別記事で気合い入れます。
今までの感想を見てもらえていたなら説明はもはや不要ですが、俺は1話からこの13話までずっと、この作品を全力で楽しんできましたし、また作品の方も我々を楽しませてくれる要素をいっぱいかねそろえていたと思います。
最高でした。素晴らしい作品をありがとう!
この記事を書いたら俺……卒業するんだ……
追記:
卒業しなかったようです。
俺はまだまだたくさんのアニメを見て楽しむという使命があるので、そう簡単には卒業できんようだ。
総評書いたので、良かったら読んで下さい。
つぶやき -soliloquy-
Angel Beats!の前日譚「Track ZERO」が届きました。
ぱらぱらとめくった限り、俺の岩沢さんがいっぱいいるようだ。読むのが非常に楽しみです。


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