学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD ACT9「The sword and DEAD」 感想!
なんつー回だ
今回の3ポイント
・生きるために闇を受け入れる。
・せっかく冴子さんの殺陣かっこよかったのに「濡れる!」ってなんだw
・バギーの有効活用。「もったいないなぁ」とちょっと思ってしまったのは内緒。その場で切り捨てる事も大事なのよね。
MVP
孝……でいいのかな?
感想
冴子さんの本性というか「戦闘凶」な面は、第2話あたりから仄めかされていましたね。
敵をぶちのめす事に快感を覚える。ものすっごいサディストですね……
ただ冴子さんは己の矜持をしっかりと持ってるし、義理も人情もあれば常識も分別もあるので、暴走する事はないという妙な安心感があります。
常識も分別もあるからこそ、自分の闇に脅えていたんでしょう。
人間は誰しも闇を持っている、というのは創作における常套句でありますが、真実でもあります。俺も闇を持っています。殺したいと思うほど誰かを憎んだ事もある。
が、その闇をコントロール出来るかどうかが人間には大事なのですよね。常識や分別のない人間は闇を当然のものとし、犯罪に走ったりするのでしょう。
未成年飲酒・喫煙なんかその最たるもの。俺は大学に入って驚愕したのですが、ウェルカムパーティで一年が酒を飲むのが当然のような空気ってのがもう信じられません。
冴子さんは「誰かをぶちのめす事によって快感を得る」という自分の闇を異常なものであると感じていて、だからこそ子どもの「奴ら」を見ていきなり萎縮してしまったんでしょうね。
実に人間らしい心の動き。前回の寝ぼけてヨダレを垂らした姿なんかより、よっぽど魅力を感じましたよ。
今回冴子さんは、孝の必死の慟哭もあり自らの闇を受け入れました。
闇の肯定。俺はフィクションにおいてこれがものすごく大好きで、今回の話は今までの学園黙示録でもベストエピソードにしてもいいくらいかも知れない。
俺は「綺麗なものだけ認める物語なんてつまらない!」という考えを持っていて(そういう物語も楽しいですよ?w)、ゲーム「テイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士」や「うみものがたり」なんかが大好きです。
特にうみものがたりは人間の心の闇を認めるというお話で、感動的なストーリーと共に、俺の好みドンピシャなのでした。
心の闇と、心の汚い部分、とはまた違います。
今回冴子さんは生きるために闇を受け入れましたが、汚いとはまったく思わない。
闇を受け入れ、闇を認め、闇の中でこの状況を生き抜いていく。超かっこいい! 最高すぎます。
ついでに孝ともなんかデキてしまったw
自分の闇を受け入れてくれた孝を冴子さんが好きになってしまうのは当然の流れでとてもイイのだけど、孝の方はほんと自分のために受け入れたようなもんだからなぁ。これも闇の肯定っちゃそうなんだけど、まるでギアス一期のルルーシュみたいだ。
これもこれで人間的でステキなのだけど、本当の意味で冴子さんを受け入れるようになって欲しいところです。
徒然草
ワンピース「STRONG WORLD」見た。どの辺がストロングワールドなのかサッパリだったけど、超面白かった。
でもエニエスロビー編の途中までしか本編を知らないので、みんな知らない技使いまくってて混乱したぜw ブルックってまず誰だよw


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