学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD ACT10「The DEAD'S house rules」 感想!
呑みこまれるか、離脱するか
今回の3ポイント
・タヒチにいる事によって不安定化してきたメンバー。
・麗さんはいつぞやはパンツだったけど、もはや裸……
・チームはどの選択を選ぶのか。
MVP
沙耶、かな?
感想
何が正しいか、と言われれば、呑みこまれる方が正しいだろうね。
しかし、「呑みこまれる」とはものすごくマイナスイメージを持つ言葉だ。この言葉を使う事によって視聴者の意識を操作しているので、こういうところが脚本の妙と言えたりもする。
離別する方がかっこいいいしね。
呑みこまれる、を別の普通の言葉に置き換えると、「大人の保護下に入る」
これは悪い事ではまったくないでしょう。少しでも生き残る確率を優先するなら、確かな組織力を持つ高城家の保護下に入る方が、誰が見たって正しい。
それに俺がもしこの世界に放り投げられて、やっとの思いで高城家にやって来られたのだとしたら、保護下に入りたいよ。
だって死にたくないし、ある程度のやるべき事さえすれば、大人が守ってくれる。
しかし、何をもって「正しい」とすればいいんだろうね?
また、この世界において、正しい選択をする事がそのままいい事であるとは限らない。銃刀法違反だって、れっきとした「正しくない事」だけど銃がなければチームは生き残れなかった。
さらに、高城家の保護下に入る事が、そもそも絶対的な生存を確約するものでもない。
確かな組織力を持つとはいえ、組織を構成しているのは人間。
バウンティーの反乱じゃないが、何が起こるか分かったものじゃない。
そこそこ大きな組織となっているだけに、一か所でほころびが生まれると全体が瓦解する恐れもある。そうなってしまった場合、「呑みこまれ」て一端戦闘力を失った孝達に、生き延びる術はなくなっている。
それならば、「今まで」をしっかり生き抜いて来られた仲間達と生きる方がいいのではないか?
確率論で言えば、大人1人に子ども6人のチームなんて生き残れないだろう。だがしかし、今まで生き抜いて来られた実績がある。
「信頼」と言ってもいい。
たった二日だけど、7人はとりあえずの安全地帯まで逃げ切る事に成功した。
7人それぞれがチームを信頼するなら、それはどんな強固な組織よりも強い力を生む。
「そうよ!こいつがあたしを守ってくれたの。パパじゃなくてね!」
だから、沙耶がこのセリフを言ってくれた時、「良く言った!」と拍手を送りたくなりましたw
それに、このセリフの直前、7人が少しずつ集まってきて、ドドンと全員が集合するカットがあったじゃない?
あれがもうかっこよすぎて、鳥肌ざわざわでした。こいつら最高すぎるぜ。
今回だけではまだ、離別の選択肢は取っていない?
次回もうひと葛藤くらいありそうだね。しかし彼らは、離別の選択を取るだろうな。
この7人で徹底抗戦してほしいもんだ。
徒然草
時給1000円で夜から朝までの1日バイト(しかも日払い!)があって、貧乏学生であるワタクシは一も二もなく飛びつこうとしたんだけど、その日は別のバイトが入っていたんでした。
ガッデム!


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