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禁書目録原作

「とある魔術の禁書目録22」/鎌地和馬 感想!

感想書くのが遅いって? その幻想を(ry ネタバレありにつき閲覧は注意。

 
 
いやまぁ、俺だって好き好んで遅れて感想を書いている訳ではないのよ。入手に時間がかかりたりけるだけなの。
そしてカテゴリから過去の原作感想を引っ張り出してみると発売日or発売日直後に感想書いているのって21巻だけなんだよネ。

別に感想を書く早さが問題じゃないのですよ。
とはいえさっさと書いてしまいたいのは事実で、23巻が出たらさっさと書きたいなぁ



上条サイド
話のスケールを大きくするとともに、登場人物のスケール・そして彼らの行動のスケールすら大きくなったために、実質活躍してた割合を計算すると大した事はないのかも知れない今回の上条さん。

でもやっぱり、我らが主人公は格が違うと感じさせるね……上条さんは現時点での中盤(アビニョンあたりまで?)までは大して成長しない主人公でした。すでに己の中で確固たる意思(核、と言ってもいい)を持っており、少年漫画的な成長を必要としない主人公とも言えます。

ところが何やら、クーデター事件辺りから明らかに身体スペックがおかしな事にw
ある意味「成長」とも取れそうですが、この上条さんの変化に言葉を当てはめるとしたらどちらかというと「進化」じゃないでしょうかね。ガンダムダブルオーと若干似ています。

また上条さんは、身体スペック以外にも、このロシア編で変化がありました。
インデックスに対する自分の姿勢。傷つけないように嘘を貫き通す事より、しっかりと向き合って真実を語る事を選びましたね。ここにて、上条さんとインデックスは真にパートナーとなれたのかも知れません。

これもどちらかというと、成長という言葉は似合わないかな?
上条さんの中で何かが変化しただけでしょう。直接的なきっかけは、まぁ21巻読めば誰でも分かりますがアクセラレータとの再戦。
もしかしたらこの巻が、シリーズ一番のターニングポイントであったのかも知れません。あと22巻本編が続く、という意味ではなくてねw

圧倒的な力――という形容は間違っているな、抗いようもない力を持つフィアンマとの戦いの中で、上条さんはまた新たな伏線を残してくれましたねw
2巻で出てきたドラゴンストライクと関係があるのは誰が見ても明白で、アレイスターの言う「神浄」とも何らかの関係があるのでしょう。
この辺は積み上げてきた伏線を今こそ!というものではなく、後付け後付けで展開している感じなので文学作品としての評価は出来ませんが、これまた楽しみになってきたぜ!

と思っているんだけど上条さんカンバ――――ック!
死んじゃいやー!

……とはいえ、アレイスターが全くもって焦っていないので、何らかの形で「存在」はしているのでしょう。「生存」しているかどうかは今のところ不明。
まぁ主人公消えたらどうしようもないし生きてるっしょww という考えも出来るけど、めでたく世界がハッピーエンドを迎えたこの巻で上条さんの生存をまったく明言しなかったどころか死亡を明言した辺り、何か面白いギミックがあるのかなと期待を寄せてしまうところです。

ちなみに過去の電撃の作品には「悪魔のミカタ」という、主人公が約4巻の間まったく出てこなかった作品があり、主人公が上条さんの他にも二人ほど存在している禁書目録においても同様の展開が考えられない事もなくはないようなあるような。
実際、上条さんの出ない巻が今まで二つもあったしね。そのうちの一つ15巻は、名前すら出てこなかった気がするぜ。

上条サイドと言えば今回はあとインデックスがいますが、空気ヒロインはさすがというか、ステイルマジgjというか。
上条さんが生きて帰ると絶対に信じている彼女。23巻ではどういった立ち位置にいるのでしょうね……

というかレッサーさんが、出番ほしさに「ベッヘレムの星」にしがみついているように見えてちょっと可愛かったw

アクセラレータサイド
かまちーはなかなか、俺の望む展開を用意して来ないなぁw
出し惜しみしているのか、それともかまちーの意識は別のところにあるのか。
俺が書いてたらこの巻で上条さんとアクセラレータがガチで共闘する事になるのだが、そんな事はなく。いや、別に現行の展開に不満がある訳ではないよ?w
関節的には、ものすごく共闘しているしね。

というかアクセラレータが魔術使ったァァァァァァァァ!!
うおー燃えた! この展開は燃えた!
13巻においてインデックスが祈りによってラストオーダーを救った事を利用してのこの展開。
そして角が取れまくってもはや普通の男となったアクセラレータ。ラストオーダーを抱きしめるシーンは感動で心が震えたよ……

やっと覚醒して実質久しぶりの登場となったラストオーダー、ちくしょうイラスト効果もあって可愛いなぁ。
彼女のために全力死力を尽くすアクセラレータさんマジお父さん。誰だよ一通さんをアクセロリータとか言い出した不届き者は!

典型的なラノベであるから、男と女の関係を俺たちは恋愛関係に限定しがちだけど、アクセラレータとラストオーダーは違うよな。まったく、心が温まるよちくしょう。

しかもアクセラレータは今回も大仕事をやってのけたねw
地上を襲う強大なテレズマを見事打ち消してしまいましたよ。いわゆる「出力」ではもう上条さんのイマジンブレイカーを遥かに上回っていると思われ、今なら勝てるかも知れないね。って、もう戦う理由はないだろうけど。

というかアクセラレータさんマジ天使!
いや、黒い翼が白くなる演出は理屈抜きで感動モノだったけど、「白」がメインカラーであるアクセラレータにはピッタリだと思うぜ。
上条さんと違って、アクセラレータは精神的にも身体的にもどんどん成長していきますなぁ。

ミサカワーストの方は、表紙になった割にはちょっとしか活躍せず。まぁ前回の浜面と滝壺みたいなもんだw
死んだフリして楽しようとしたワーストさんが可愛い。こいつの悪口は結構ゾクゾクきていい感じなので、もっともっと活躍してほしいなぁ。というかもっともっとしゃべってほしいw

いらん事しゃべりまくって一通さんに拳銃で眉間ぐりぐりされるワーストは、是非ともアニメで見たいなんて思っているのだが、この辺まで映像化してくれるかねぇw
今放送中の二期が13巻までやるとしたら、三期が18巻のクーデター編までが恐らくちょうど良くて、つまり四期か……深夜アニメで四期って聞いた事ないぞw

浜面サイド
麦のんの決着をどうつけるかが注目されていた浜面サイドですが……

「アイテム」として再出発、という決着をつけたか。
これは意外だったというか、どちらかというと大衆にあまり受け入れられない展開なのかも知れないね。

でも良く考えると、禁書目録のテーマの一つは「必ず救済がある」という事、1万人以上を殺し、悪の底まで落ちても、猛省と成長を繰り返して現在に辿り着いているアクセラレータがいるくらいだし、麦のんに救済があってもおかしくはないよね。

とはいえかまちー的にも、15巻でフレンダ殺した時点ではただの悪としか考えてなかったに違いなく、苦労したに違いないw
それゆえ、浜面の「絹旗に死ぬほど謝って、~」のくだりは良かったなぁ。23巻以降で、日本に帰ってから最愛も含めた4人でフレンダの墓参りとかする描写があればベスト。
というか最愛ちゃんマジ空気。浜面と滝壺を国外に逃がすよう尽力した功労者だというのに……

というか滝壺が見付かるシーンはあれ何なんだ?
ちったぁ滝壺しゃべりやがれw かまちーは一体何を考えているんだw
あそこだけ恐ろしくテンポが悪かったぞ。まさかページ数の問題、なんて事はあるまい。

とはいえ、滝壺の持っている秘めたる能力が恐ろしくて泣けてきた……
今のレベル4だって、一度その能力をキャッチしたら銀河系の外にいたって正確な座標が分かる空恐ろしいものだったのに、全能力の支配が可能だと?
レベル5にシフトした時点で第1位どころか最強、いや無敵。これまでの常識が覆るレベルの能力ですなぁ……反応速度を無視すればアクセラレータにも勝てるだなんて!

つっても、設定うんぬん以前の話で、滝壺にそんな能力者にはなって欲しくない訳で。
滝壺はバックアップが出来て、あとはぽわわんと癒し系の可愛さを振りまいて浜面をメロメロにしていればええねん。
浜面マジがんば。

というか浜面サイドで、「体晶」がとある科学の超電磁砲に出てきたアノ実験とつながる明確な言及がされましたが、それよりも何よりも素養格付(パラメータリスト)ってなんじゃらホイ

今まで積み上げてきた「作品としての常識」をくつがえすシロモノを出してきやがったぞかまちー……最近魔術側の話が多かったからね、そろそろ科学側の話が大々的にあるだろうなぁとは思っていたがこいつの存在はでかいぞ。
なんせ、超電磁砲(特にアニメ版)で描いた内容を作品ごと否定するアイテムだからな。

美琴が幼少の時期にDNAマップを提供していたという件の矛盾については、当時原作3巻を読んだ時からずっと感じていたが、こんな形で伏線回収せんでもいいじゃない!
これを基盤に、どう描いてくるやら。これはさすがに、それ相応のものを用意しないとファンの納得は得られない気がするぞw

美琴サイド
な、何も言うまい……

……いや、何か言おう。
今回の美琴は、不幸の象徴として描かれているような気が、なんとなくしています。
このロシア編での彼女の扱いの悪さを言っているんではなく、彼女視点での物語展開の容赦なさというか。

紆余曲折を経て上条さんを最後に救出する機会に恵まれるも、「やるべき事がある」とその上条さん自身に断られ。
正直言って今回、いいところがないですね。ミサカ10777号との会話がとてつもなく面白かったくらい。

それでも美琴は今回、とても重要な役割を果たしました。
もちろんラストシーン、ゲコ太ストラップのところです。

北極海に落ちて大捜索が行われたものの生存が確認出来なかった、という描写がすでにありはしたものの、その絶望に最後の駄目押しをする役目。
あまりにも可哀想な役目ですが、ある意味ものすごく恵まれていると言えます。主人公の生き死に(希望と絶望)を、物語的な信号として示す事が出来ているのから。

この役目は、美琴が適任だったとも言えます。
また「行間ヒロイン」なんて言われもしたけど、言いかえれば本編中に「美琴パート」が個別に用意されていたようなもの。上条さんの最期を(物語的に)確認した人物として、23巻以降の展開で大きなウェイトを占めてくれるのは容易に予想が出来ます。

という訳で、23巻は主に美琴的に楽しみでごわす。
というか、来月にはヘヴィーオブジェクト3巻が出ますねぇ。最近のかまちーの仕事のしすぎっぷりを見て、23巻もさっさと出てくると考えるべきか、このラッシュはひとまず落ち着いて23巻は少しあとになると見るべきか。



総評として、ものすごく面白かった!以上!
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4 Comments
ただの人 ""
発売から一カ月しかたっていないなら十分余韻が残っているので大丈夫かと。
しっかり書いてくれるほうがありがたいです。
ですから、そこの所は気にしてませんね。

上条さんかっこよすぎ!
そして、死なないでくれ!
戻ってくるだろうが、なるべく早めに!上条さんのいない禁書なんて禁書じゃないぜ!
ちなみに、回想シーンにとても気に入った自分でした。こうやってみると上条さんやばいですねw

まさか天使とはやってくれるぜ一通さん!
共闘はvsエイワス戦ですかね。とりあえず見たい!
学園に戻ったらグループも再編ですかね。結構好きなんですが、グループ。

麦野が仲間になりましたが、自分的には感動しました。
大衆受け悪いですかね?逆に、虚を突かれた、ってかんじでよかったのですが。
まあ、雪の中からぴょこっとでてきた滝壺が可愛かったからまるまるOKですねw


とりあえず上条さん帰ってきてえええええええええええええええええええええ!!




PS 人気投票の画像についてですが、姫神とねえちんにもう少し愛をあげてくださいw
2010.10.15 19:47 | URL | #mQop/nM. [edit]
ひろ ""
神酒原さんの感想を待っていた!

今回の話で、三人の主人公の立場に、一応の区切りがつきました。
一方通行は打ち止めを助けて自らをも『浄化』し、浜面はアイテム再建への『希望』を掲げ…上条は世界の『善意』を信じて消えた。

一方通行の羽が白くなり、打ち止めを抱きしめたシーンは本当に感動しました。
この『禁書目録』という物語で一番成長しているのは、やはり彼なんだなと改めて実感。
「俺も、ずっと一緒にいたかった」というセリフだけがひっかかる…まさか負担をかけ過ぎて、風斬のような不安定な存在になってしまったのだろうか?
背中の白い羽、頭上の輪が天使を否応なしにも連想させてしまう…。

浜面の終着点は確かに読者の求めていたものではなかったかもしれない。
ですが、俺はこの終わり方でよかったと思います。
『禁書目録』はただ相手を薙ぎ倒して終わり、という物語ではなく、その先で『救いを見い出す』話だと信じているから。木原数多や左方のテッラ、垣根提督などの例外はありますが…

美琴については何も言うまい。
彼女は彼女なりに頑張ったと思いますが、その頑張りは実らなかった…上条との刹那の邂逅が、読者をかえって切なくさせる。
上の記事でも書いていらっしゃる通り、ラストのゲコ太ストラップには胸を締め付けられました。

そして上条。
彼の物語は、ここで一つの『節目』を迎えました。この先が果たして続くのかは、誰もわかりません(いや、きっと続くんでしょうが…)。
何より大きいのはインデックスに「記憶喪失であることを告白した」こと。鉄壁の信念を持っているように見える上条にとって、このことはまさに最大の弱点であると言えます。
上条は多くの人を救い、変えてきましたが、心のどこかにずっと『罪の意識』を抱えていたのかもしれません。

そして、今後重要になるであろうことが一つ。
記事でも触れられていましたが、二巻の「竜王の顎」を彷彿とさせる対話シーン。
完全に想像ですが、「『テメェ』が誰なのかは知らねぇ」と言っているから、あそこには記憶を取り戻すチャンスさえも眠っているのかも…?
もしかしたら死んだハズの一人目の上条当麻かも…?

まぁ大抵俺の予想は外れるので、あまり本気で聞かないでいただいて結構です。
むしろ、いつものように予想を何重にも裏切ってくれる方が嬉しいですから(21巻のような強烈な表紙詐欺はカンベンですがw)ww

英雄のいない世界に、光は宿るのか…?
2010.10.15 20:45 | URL | #- [edit]
神酒原(みきはら) ">ただの人さん"
さっさと出すかしばらくして出すかの話だと、まぁしっかり書いてくれた方が嬉しいですね。
でもさっさと出してくれたらネタに出来ます(オイ

上条さんかっこいいですね!
「死亡」がどういった意味で死んだのかが気になるところです。この場合一回目の死亡は記憶破壊ですしね。
回想シーンは面白かったですw 22巻って本当に長かったんだなぁ。でもまだ1巻から三ヶ月ちょっとしか経っていないという。

共闘は気長に待ちたいですねぇ。というかエイワスやアレイスターは、なんか倒すどうこうの敵ではない気がしていますw
グループ再編してほしいですな。なんか土御門以下三名が、あまりよろしくない活躍をしたままで……

>大衆受け悪いですかね?
なんか麦のんは、もうここまで来たら死以外結末はない、みたいな意見をいくつか見かけたもので。実際僕も、その意見にはある程度納得していましたから。
実際のところは、僕も感動しましたよw 「これがアイテムだ」のセリフにはビリビリッと来ました。

>姫神とねえちんにもう少し愛をあげてくださいw
えー、ねーちんに関してはいい感じのアップ絵がなかったからカックイイ月バックにしたのにw
姫神は……まぁ、うん
2010.10.15 21:49 | URL | #- [edit]
神酒原(みきはら) ">ひろさん"
>神酒原さんの感想を待っていた!
さ、さわちゃん!

>「俺も、ずっと一緒にいたかった」というセリフだけがひっかかる…
僕もひっかかりはしましたが、後になってみるとただ単に得体の知れない攻撃に対して玉砕覚悟だっただけのような気もしています。
魔術に体をむしばまれ、実際テレズマの攻撃で大損害を食らって横たわっていましたが、ヘリに乗せられてからは元気に暴れまわってましたしw
もし何かあるのだとしたら、直近の巻ですぐに分かるでしょう。
アクセラレータは本当に成長しましたねぇ。真っ白な翼(と、天使の輪っか)は、そんなアクセラレータへの作者からのプレゼントにも感じました。

>その先で『救いを見い出す』話だと信じているから。
その通りですね。規模は違えど、それで浜面はグリッキンを助けた訳ですから。
もしかしたら賛否両論はあるかもだけど、浜面の選択、ひいてはかまちーの選択を、尊重したいところです。デリケートな問題ではありますが。

>上条との刹那の邂逅が、読者をかえって切なくさせる。
空気ヒロインになっていると言われますが、どちらかというと不幸ヒロインのような気がしてきました。
上条のパートナーとなる点に関しては、正直勝ち目がないわけで……こんなところでも展開に見はなされると、もう清々しいレベルです。
さすがに、救いが欲しいですね。
……ハッ!? そうか、今美琴が大変嫌な役割を担っているのは、後の救いのためのアップダウン……?

>何より大きいのはインデックスに「記憶喪失であることを告白した」こと。
前巻ではインデックスに対して嘘をついている事について悩み、そんなの関係なく救いたいから救うんだ、という結論に達していましたね。
今回の記憶喪失の告白は、それ以上の決意だったに違いない。一歩間違えれば自分の足場を全て崩す結果になるかも知れないですから。

>あそこには記憶を取り戻すチャンスさえも眠っているのかも…?
いやー、それはさすがにないと思うw
ぶっちゃけた事を言ってしまうと、今さら記憶を取り戻してもなぁというのがあります。記憶を取り戻して、じゃあ物語的にはどういう意味を持つんだ、と聞かれたら、一体どんな意味を持つのやら。
とはいえ、何なんでしょうねw 明らかに別人格に問いかけているような風でしたが。アレイスターさん教えてー!

>英雄のいない世界に、光は宿るのか…?
マジレスすると、この世界の人達は英雄なんかいなくても光を宿して生きていきますよw
上条勢力の面々は、そうはいかないでしょうが。そこは23巻以降のお楽しみという事でしょうね。
2010.10.15 22:14 | URL | #- [edit]
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