とある魔術の禁書目録II #07「座標移動(ムーブポイント)」 感想!
全2話のエピソードでした。短いですが、大変良くまとまっていたかと。
今回の3ポイント
・みんな大活躍! 禁書目録二期は本格的に群像劇の様相をなしてきました。
・やばい、アクションがかっこよすぎる……今回のコンテは矢島サコ美さん。
・そして次回からがまたまた楽しみ。
MVP
どうしよう。迷う! 黒子にしようかな。
感想
今回、結標淡希(通称:あわきん)の目的が語られました。
……難しいw ちくしょう本当に難しい話をするなぁ禁書目録は。原作既読者の俺もついていくのが大変って何なんじゃ。
その辺はこの原作をアニメ化するとなるとどうしても生まれる弊害だからなぁ、しょうがないところ。
御坂美琴のクローンが、作られましたよね。
「レディオノイズ計画」は、軍用が目的でした。レベル5がたくさんいたら強くね?という理由です。
しかし出来たクローンはオリジナルの1%の能力もなかったので(レベル2~3)、同時に進行していたアクセラレータの「レベル6シフト」に転用されたのです。じゃあ2万体作るか!という事で作られてしまいました。ミサカ一人の単価は18万円。嫌な設定ですね……
あわきんは、全てが同じ条件のクローンなのに同じ能力が宿らなかった点に注目し、「人間以外のファクターがあるのではないか」と考えました。人間以外にも能力は宿るのではないか。
もしそうならば、何故自分らは能力を手にする事になってしまったのか。
それを演算するために、ツリーダイアグラムの修復を目論んでいたのですね。直接的には、アクセラレータの実験を再開するつもりはなかったようです。
まぁ、求める機関があれば売ったかも知れないけどね。でも肝心かなめのアクセラレータがもうミサカを殺す事はないはずなので、杞憂と言っちゃ杞憂なのですがね。
自らの能力が恐ろしい。
何故こんな能力を手に入れなければならなかったの?
そんな事を言うあわきんを、黒子は馬鹿馬鹿しいと切り捨てました。
能力なんて所詮能力、使う人次第。
それをわざわざ人を傷つけるために使っているあわきんの矛盾を、黒子は見事指摘してみせました。
いやー爽快!まさにその通りであります。そんな事を言うくらいなら、何故最初黒子からキャリーケースを奪おうとした時にコルク抜きで攻撃したのですかね?
まったく、このエピソードの黒子はかっこよすぎてしょうがない。
アニメ超電磁砲で積み上げたイメージが、幾分かはそう見せているのでしょうけど、銃で撃たれてなおあわきんを挑発出来るその胆力や中学生の域を越えております。
痛みでテレポートの演算が出来ない状況であろうに……
自らの矛盾を思いっきり突かれたあわきんの能力は暴走。
怒り狂ったあわきんはその場を離脱し、4520kgの質量をビルに叩きつけようとしますが……
美琴&上条さんキター!
黒子が落としたコインを使って美琴がレールガンをぶっ放すカットでまず鳥肌、そうして活路を開いたところで上条さんが突っ込みます!
法の書編でもあり得ないタフさを見せてくれた上条さんですが、ここでまたあり得ない身体能力を発揮w
原作でここ読んだ時「いやいやねぇだろう」と思ったところですが、瓦礫をぴょんぴょん飛んでいくってそれどこのブラッドレイさんですか。
今にして思うとかまちーはこの頃からわざとこう描写していたのかも知れないな。上条さんの進化っぷりぱねぇっす。
しかしあり得ない身体能力とはいえ、すげぇかっこよかった。
単なる作画ではなく、シチュエーションで魅せていますなぁ。超電磁砲で進路を切り開き、アタッカー上条さんが特攻……一期ではこういうのがあまりなかった。
そして仕上げはアクセラレータ!
思えばこの人、天井亜雄相手にラストオーダーを救った時一回もバトルしていないので、本格的に動き回るのは対上条さん以来であります。
そしてそして容赦なさすぎ吹いた。
妹達の実験が再開されてしまってはラストオーダーが困る訳で、それは同時にアクセラレータが困る事になるので(愛ですな)、ツリーダイアグラムを組みたてようとしているあわきんをぶっ叩きに来た訳ですが……
顔面を、真正面から殴るとは……
今回もコルク抜きやら鉄杭やらが刺さっていたそうでしたが、こっちのパンチが痛そう・オブ・ジ・今回であります。
にしてもここはカット割りが神がかっていたなぁ。遠近法バリバリのカットや、アクセラレータがあわきんに襲いかかるところなど、一瞬の邂逅でしたが興奮しまくった。
アクセラレータの復帰戦に相応しい出来。素晴らしかった!
今回のコンテは矢島サコ美さん、これはペンネームで、宮地昌幸さんの事ですな。
「千と千尋の神隠し」で助監督をやり(当時25歳ですって!)、「忘念のザムド」で初監督。矢島サコ美名義で超電磁砲でもコンテを切っております。
このエピソードは本当に超電磁砲スタッフすなぁw 脚本も前回に引き続き水上清資さんでした。
さてさて、次回からは早くも次のエピソードにまいります。
次回からの、大覇星祭(学園都市全体で行う体育祭)を舞台にする物語は9巻・10巻の2巻構成となっており、アニメでもそこそこの尺を取るものと思われます。5話くらいかな?
個人的にはクライマックスのラストをどう演出するのかが気になっているところですが、全力で楽しみにしたい!
次回予告は当たり障りのない映像ですねぇ。まぁ当然か。
あれ、でも次回から出てもおかしくない姫神さんが見当たらないな……
追記:
キャプ付き感想書きました!
良ければどうぞ。
徒然草
映画ハリー・ポッターを楽しんでいる最中に頭痛起こしたー!
めっちゃズキズキして痛ぇぇぇぇ! 集中できねぇぇぇぇ!
でも映画館出たら治ったー!
不幸だ……


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