放浪息子 第1話「おんなのこって なんでできてる?」 感想!
そういや、ノイタミナ枠見るのは久しぶりな気がする
見どころ1ポイント
ハイライトがすごく特徴的ね。原作絵を再現している……のか? とにかくキャラデザが可愛い。今風のような、でも他とは確立されているような不思議な魅力を感じる。
MVC -Most Valuable Caracter-
いきなり教室に波紋を広げてくれた千葉さんで。こういう子好きだ。
感想
登場人物が多いですね。
登場人物が多いアニメって、大抵は小出しにしていって覚えやすいように配慮されているものだけど、放浪息子はそんな事はないみたいだ。
でもその多い登場人物たちを、頑張って覚えたい・把握したいと思わせてくれる吸引力を感じます。何がそうさせているのかは、かなり感覚的な部分だから言葉にしづらいけど。
男の娘だから? いやいや、俺は別に男の娘に特別な関心がある訳ではない。好きではあるけどね。どちらかというと男装の麗人の方が……って、男装する子もいるな。
「青い花」作者の作品という事あって、初期設定からアブノーマル感がばりばり出ています。
青い花は実に良かったな。放浪息子も題材だけ見たら、ものすっごく面白そう。女装したい男の子と、男装したい女の子の物語……それに絡むいろんな人達。特に千葉さんがキーパーソンになってくるんだろうか。
しかしまぁ女装というのは、実際に見てみても結構ビックリしてしまうところがある。二鳥くんは可愛いので女装が綺麗にハマっているが、それでもパンチ力があるなぁ。
男の娘のブームなどにより、今や女装なんてそう珍しいものではないし、もっとメジャーなところに目を向けても「しんごママ」や「ゴリエ」など女装により人気を経た例もある。
でもやっぱり女装ってのは世間的に見れば「変」で、実際にやっている人が近くにいたらとりあえずみんなビックリするのではないだろうか。女装する人によっては「うげぇ」なんて反応もするかも知れない。少なくとも俺は、しないという自信はない。
そういった問題に、この作品は正面から斬ってかかるのでしょうね。
いわゆる「ノーマル」な俺にとって、認識に気をつけねばとは思ってもやはりこの手の問題は遠い国の出来ごと。何かしら考えさせてくれる、そして何らかの答えを導いてくれるような作品になる事を期待しています。
その点で例に挙げたいのが、有川浩の「レインツリーの国」
「図書館戦争」がアニメ化された事で有名な有川浩だけど、最近は「フリーター、家を買う」がドラマ化されましたね。自衛隊三部作の映画化マダー? とか思っているのだけど、閑話休題。
「レインツリーの国」は、難聴者をテーマにした物語でした。実はこれ「図書館戦争」シリーズに登場している作中作で、話題を呼んでいたのですが、その内容は俺に衝撃を与えてくれました。
難聴者に対する認識をガラリと変えてくれたのです。
この放浪息子も、その時に匹敵するような衝撃を、もしかしたら与えてくれるのではないかと期待していたり。
そうでなくても十分面白そうだけどね。
映像も骨の髄まであおき演出でお腹いっぱいです。
らくがき
妹がセンター試験を受けます。
会場までの送り迎えを仰せつかったのだけど、下見は友達も便乗するらしい。ああ、「妹の友達」ほど接しにくい存在はいないw


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