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GOSICK 第3話「野兎達は朝陽の下で約束をかわす」 感想!

He got friend, she got firend

 
 
見どころ1ポイント
Bパートの謎解きは目を見張る思いだった。俺確か原作既読だったはずだが、「おおお!」と納得してしまったよw

MVC -Most Valuable Caracter-
男を見せた久城だろうね。

感想
このアニメを見ながら俺は、不思議な感覚を味わっています。

原作付きアニメを見る場合、原作を読んでいるか読んでいないかで印象が変わりますよね。楽しみ方も変わるし、評価基準も変わる。
未読であれば最初から何も知らない訳ですから、素直に一個ずつ吸収していき、視聴する事になります。逆に既読であれば、ストーリーやキャラの性格はある程度分かっているので、それらをどうアニメに落とし込んでいるか、面白い仕上がりになっているか、という点により注目するようになります。
まぁもちろん個人差はあるでしょうが、このように大別して問題ないのではないかと。

ですがこれにはやはりイレギュラーがあって、それは原作既読なのに内容をほとんど忘れている場合。
まぁ一概には言えませんが、この場合こんな事が起こるかと思われます。
「視聴しながら少しずつ思い出していき、『こうだったこうだった!』となる」

このGOSICK第3話を視聴しながら、まさにそういう事が起こってしまいましたw
俺は原作既読だが読んだのは何年も前で、加えてGOSICKシリーズが続きが出なくなっていた事もありヴィクトリカ達にもずいぶんと触れておらず、もうほとんど忘れていたのですね。
しかし見ているうちに記憶の奥底から内容がぐんぐんとよみがえってきて、なんと「直前に思い出す」という妙な感覚を味わう事に。

どういう事かというと、今回ヴィクトリカは十年前の事件を「戦争の行く末を大規模に占った」ものであると見抜きましたが、女性が逮捕された瞬間にその内容を思い出したり。
また少しさかのぼり、あの男性が死んだフリをするために叫んだ瞬間に、脈が止まっていたトリックを思い出したり。

まぁそれらの感覚が何なのかというと、特に何でもありませんが(オイ
一つ言えるのは、めちゃくちゃ面白かった!

脚本家の岡田磨里の事を俺は勝手に「セリフの魔術師」なんて呼んでますが、彼女はセリフ回しにものすごい魅力があると思うのです。
ケレン味の溢れるセリフが上手いのもそうですが、セリフ一つで現在の状況を鋭利に切り取っていたり、キャラの一言で視聴者の心臓が揺さぶられたり、会話劇により物語に引き込まれたり、という事がとても多い。

代表作『true tears』なんかがいい例です。ttでは彼女の力量がすごすぎてセリフが映像を食う勢いで、セリフの一つひとつにただただ圧倒されました。ttは作画クオリティも近年まれに見る高水準でしたが、正直なところを申し上げると、彼女の脚本の前に映像が霞んで見えました。

このGOSICKもまさにそうで、もちろん取調室におけるヴィクトリカの謎解きのシーンを差しますが、アニメではしばしば冗長であると取られやすいセリフ過多であるのに、まったく退屈しなかったどころか、ぐいぐいと引き込まれてしまいました。
アニメってのは説明シーンを退屈なものにしないために映像表現で工夫する事がよくありますが、ゴシックの場合それは特になかった。史実のシーンはアニメ離れした絵で印象が強いけど、その他はレイアウトも至って普通、何の主張もない映像でした。セリフを引きたてるために、わざと強調しなかったとも取れます。

なんというか、よく出来た小説を読んでいる時の感覚に近い。
いい文章はどれだけ長くても、時間など忘れて読み進めてしまうものです。このアニメ、ひいては岡田磨里の脚本はそんな感じがします。

変なところを延々と持ち上げてしまったw
今回は他にも見どころはいっぱいありました。久城が男と戦うシーンはすげぇ手に汗握ったし(斧を避けてから手甲を叩き込む動きが素晴らしかった!)、ヴィクトリカの可憐さには終始目を奪われていた。
最後久城の胸で寝入ってしまって、でもそれは寝たふりで、「約束だぞ」と言った後にまた目を閉じる仕草とか、現世に天使が降臨したかと思った。

一つストーリーについて言及。
結局、自分達を訳の分からない事に巻き込んだ大人達を殺すための計画だった訳で、なんとも悲しい事実を見せられたものですが、気になるのは占い師ロクサーヌの言葉「そして太らせよ!」
彼女は最初から、子ども達に復讐させるつもりでそんな事を言ったのかも知れませんね。その意図は分かりませんが、ただ政府の高官どもに力をホイホイ貸すだけの腐れ老人ではなかった、という事なのかな。
彼女もその子ども達の一人に殺されてしまった訳で。第1話を思い出すと彼女が黒人の仕様人を雇った理由が曖昧だったようだし、わざと雇ったのかも知れません。皮肉なものだなと言いたいところですが、全て彼女の思惑通りならそうも言えない。

余談
「退屈で死にそうです……」
「退屈で人は死なないよ」
『ダブルブリッド』アニメ化されないかなぁ

らくがき
メロンパンをおつまみにオリオン麦職人を飲む。
我ながらおかしな組み合わせだ。
意外にいけるぞこの組み合わせ! という事もなく。まぁどっちも美味しかったです。でもメロンパンがかりもふじゃなかった。

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2 Comments
私も原作既読 "う~むどうなんでしょう"
ロクサーヌが「野兎を太らせた」理由ですが・・・う~ん、どうなんでしょうねえ。
とりあえず原作の文面を素直に解釈すれば、「あれは占いの儀式の一部であり、勝手に殺しておいて、生き残ったら訳もわからぬまま持ち上げられた、という点にもジュリィは憤りを感じていた」と取れるのですが・・・?
実際例のメイドなんか、当時は死にかけの状態だった彼女をロクサーヌは死んだものと同列に扱い(実際アラブは、戦争でも負けた側に近いらしい)結果太らせる対象からも外れていたようですし・・・。
2011.01.22 22:42 | URL | #HFRZROzs [edit]
神酒原(みきはら) ">私も原作既読さん"
>「あれは占いの儀式の一部であり、勝手に殺しておいて、生き残ったら訳もわからぬまま持ち上げられた、という点にもジュリィは憤りを感じていた」と取れるのですが・・・?
それはまさに、ジュリィ側の視点でしょう。ロクサーヌ側の思惑としても何かあったと考えるべきで、そうなると「ただ占いに利用した」だけなら、用済みの子ども達はそのまま船で沈めてしまえばよかったんです。
また、肥えさせる事も占いの一部だとして、やはりリィを雇った理由が不明瞭になる。リィがロクサーヌを殺した方法も結構無理があって(鍵穴から見えない標的を狙って致命傷を負わせられる確率なんてたかが知れているw)、やはりわざと殺されたように見える。

……と、以上はアニメの描写のみを考慮しての解釈です。
原作既読ですが記事にも書いてある通り僕はほとんど覚えておらず、原作でしっかり解釈が提示されていたのかどうかさえ覚えていませんw
確認しようにも、現在ゴシックは貸し出し中。あうち。
2011.01.23 00:00 | URL | #- [edit]
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