とある魔術の禁書目録II #19「木原数多(けんきゅうしゃ)」 感想!
two enemies approach to two heros
見どころ1ポイント
事件の導入に相応しい作劇に完敗。特に木原がアクセラレータを叩きのめしたところが衝撃的だよね。
MVC -Most Valuable Caracter-
絆創膏を買うアクセラレータが可愛すぎたのでアクセラレータ。
感想
前回と前々回の日常回を経て、とうとう物語は事件に突入しました。
前の2話が番外編みたいな感じだったけど、今回としっかり地続きなんだよねぇ。
という訳で、みんな大好き木原くぅぅぅぅぅぅぅんの登場です。
何故か原作ファンからの人気が高い木原だけど、アクセラレータが「木原くぅぅぅぅぅぅん」って呼ぶからってだけなんだよね。俺は別に木原好きじゃないです。いや、面白いキャラだとは思うけど。まさに悪役って感じだよね。
そういや、『とある科学の超電磁砲』の方でテレスティーナ=木原=ライフラインってのがいたね。あと、木山先生をレベルアッパー事件に走らせるきっかけになった外道な老教授の名前も木原だった。木原数多が初出は先。俗に言う木原一族ですね。
木原の驚異的なところは、アクセラレータをあっさり殴ってしまったところ。
衝撃的だったね。俺は原作既読であるから当然知っていたけど、原作読んだ時は「ちょっ、なに殴られてんの!」とびっくりしたもんだ。
上条さん以来ですね、アクセラレータに拳を叩き込んだのは。上条さんはその右手でアクセラレータの反射をキャンセルしたので、あっさり殴る事が出来ました。左手で殴ったら当然上条さん側にダメージがいきますね。
木原がアクセラレータに攻撃出来るメカニズムは、直撃の直前に拳を引いて、「反射」によって殴れるというもの。
アクセラレータの反射は引いていくものは引き寄せてしまう、という理屈ですね。
これ原作で最初読んだ時、「いやいやおかしいだろう」と思いました。アクセラレータの能力は「肌で触れたあらゆるもののベクトルを変換する」というもので、一度肌に触れなければ、そもそも反射すら起こらないはずです。
だから「拳を引っ込めれば逆に吸い寄せられる」という理屈が通る訳がない。そのまま引っ込むはずですから。
しかしこれは原作者かまちーの文章力がアレなせいであって、きちんと理屈は通っているのでした。
かまちーの書き方はまさに「肌に触れたものは」だったのですが、アクセラレータの能力は詳しく言えば「肌から数センチ先まで適用される」となります。だから服などが無事なのですよね。今回も車に突撃されましたが、もし「肌に触れたもの限定」であれば、服は破れてしまうはずですから。
また、アクセラレータの能力を応用しようとしたナントカ計画というものがあるのですが(きっとアニメでは出てこない細かい設定なので言っちゃうけど)、この計画により能力を開発された人はその能力の効果範囲が肌から数センチになるようです。まぁそういった能力者が今後出てくるという事なんですけど、そいつはこの計画の適用前は効果範囲がもっと広かったであろうと予想されています。
以上の事から、木原のパンチはきちんと理屈が通っているのですね。
アクセラレータの能力は肌から数センチまでが効果範囲なので、その範囲内で拳を引くと逆に吸い寄せられる、と。
もちろんそんな芸当が一朝一夕で出来る訳もなく、木原はわざわざアクセラレータを殺す事が出来るようにするために拳を直前で引き戻す訓練をしていたのですね。ご苦労なこった。
かくして、能力は最強だがケンカは最弱であるアクセラレータは木原にボコボコにされてしまいました。
確保されたラストオーダーだけは助かるようにとどこかに吹き飛ばしたその気力が素晴らしい。木原の発言により落下地点を計算して吹き飛ばした事が分かりますが、雨や風による放物線の変化すら計算して飛ばしているのだから、アクセラレータの演算レベルの高さがうかがい知れる。
その後にアクセラレータは「どんなラッキーでもいいからあのガキを」と発言しています。
優しいなぁ……
アクセラレータはほんとに変わったね。ラストオーダーのためなら何だってする、というよりは、行動の基準にラストオーダーがいるのでしょう。それほどまでに彼の中でラストオーダーという存在は大きい。
その後ラストオーダーは再び上条さんと出くわし、「あの人を助けてほしい」と懇願します。
お互いがお互いを想っている。くーっ、いいコンビだ。
木原数多、ひいてはアレイスターが今回ラストオーダーをどうにかしようとしているようです。
マジふざけんな! 二人の主人公の活躍に期待しましょう。
上条さんのもとにラストオーダー、アクセラレータのもとにインデックスが現れたところで次回へ。
くそ、一体どうなるんだこれ!
この事件は印象が強いので原作の中でもよく覚えている方ですが、さすがに細かいところは覚えていない。
ラストシーンはよく覚えています。めちゃくちゃよかった。うわ超見てぇ! 早く来週になりやがれ!
木原がラストオーダーをつけ狙っているところで、魔術サイドからも刺客が登場。
この時点で学園都市に侵入した魔術師の数を数えてみた。
インデックス、ステイル、神裂、アウレオルス、闇咲、エツァリ(ニセ海原)、シェリー、オリアナ、リドヴィア、そして今回のヴェント。
10人。
いやいや学園都市のセキュリティも大した事ないな! と言いたくなりますが、彼ら全員魔術師なのでステイルの人払いみたいな感じで侵入しちゃっているのでしょう。
今回はちょっと分かりづらい感じがしたので、久しぶり(レムナント編以来?)に勢力図作ろうかな。
うおー、次回が楽しみすぎてならない。上条さんが! アクセラレータが! ああ!
追記:
今回の勢力図です。

時系列はたぶんこれで合っていますが、今回はあまり時系列は気にしなくてもいいかも。
らくがき
昨日は久しぶりに居酒屋で飲んできた。
アルコール弱い俺は生2杯で終了、しかも変な酔い方をしたみたいで今ちょっと気持ち悪いw


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