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機動戦士ガンダムSEED DESTINY 見たよー

オペレーション『G.Z.M!』第2弾 記事内にネタバレあり

 
 
オペレーション『G.Z.M! -ガンダム全部見ちゃうぞ!-』の次なるターゲットはSEED DESTINY。
オペレーション内容は、SEEDシリーズを先に見て、あとは発表順に見ていく、となっています。説明終わり!

詳しい内容は機動戦士ガンダムSEEDの感想記事にて。
いや、詳しい内容なんて知らなくてもいいですけどね。

さて、変な前置きはさっさと打ちきって早速感想を書こうと思います。
SEED DESTINYめちゃくちゃ面白かったー!

まずはこれを言おうと思います。
僕をさんざん脅した連中、ざまぁ見ろ!
何もつまらない事はないじゃないか!
誰だよ種死は面白いつまらない以前の問題だとか言ったやつ!

……気を悪くしないで下さい。僕は今作が面白すぎて嬉しいだけなんです。
僕にとって一番辛いのは、アニメが本当につまらない事。今作はその点、どこに行っても低評価を受けていますから、いかな僕としても不安になるものです。ネットだけではなく、リアルの方でも「SEEDはいいけどDESTINYは、みたいな」などともごもごされちゃって……。
それがふたを開けてみれば面白かったものですから、喜びもひとしおというもの。ああ、誰かこの喜びを分かち合える人はいないだろうか。

えーと、今作はあまりにもキャラ重視の作劇すぎて、またその作劇がおかしすぎて批判を受けているのでしたっけ?
僕が見たところ、特に問題があるようには思えませんでした。
世間で騒がれているのは、主人公問題ですか。これだけではないでしょうが、主な問題はこれだと思うので、これについて僕の意見をば。

主人公問題の内容としては、「シン・アスカが主人公のはずなのに、後半になるにつれてキラ・ヤマトが主人公であるような描写が増える」「序盤はアスラン・ザラ、終盤はキラ・ヤマトが主人公になっており、シン・アスカの登場時間が短い」といったものでしょうか。

何が問題なのでしょう?
「主人公とは、作品の中心であり、肝であり、より多くの尺を割かれ、より多く描写される」という物語の法則がありますから、まぁ今作はその定義からは外れていると言えます。
しかしそれは「主人公の定義から外れている」というだけで、それで作品評価が落ちていいものでしょうか?

そもそも、「シン・アスカが主人公である」という固定観念を持つ事自体がおかしいのです。
公式では彼が主人公扱いですが、それはどう見ても便宜上・もしくは(恐らく)商業上の話で、誰が主人公であるかなど、作品の内容を見て考えるべきではないでしょうか。
そう考えた場合、今作はシン・アスカ、キラ・ヤマト、アスラン・ザラの三人が主人公であると言えます。別に主人公が三人いたっていいじゃないですか。僕が大好きな某ラノベも、主人公が三人います(アニメがそこまでお話が進んでいないので、作品名は一応伏せます)。

まぁ、ここまでは単純に定義や人数の話をしました。
恐らく今作に疑問を持っている人は、こういう点ではなく、その描写事態に疑問を抱いているのでしょう。

しかし内容についても、いちいち具体例を挙げていてはページがいくらあっても足りないので割愛しますが、特に問題があったようには思えません。
それどころか、僕には素晴らしい内容に見えました。キャラ重視? ストーリー無視? 何が悪いというのです。

一人、シンを例に挙げましょう。
彼は今作から登場しました。オーブにおける戦闘で家族を亡くし、プラントに移ってザフトに入隊した赤服エースパイロット。
確かに世間の言う通り、彼の登場時間は主人公としては少なかったかも知れません。しかし前作より群像劇の雰囲気が増し、またセカイ系色が消えた今作において、一人に割かれる時間が少なくなるのはさほど問題ではないと思われます。

また、彼の今作における役割を考えるとさらに主人公らしくありませんが、それでも役割をきちんと果たした重要なキャラクターだと言えます。
終盤のシンの心の動きはものすごく考えさせられましたし、彼が結局デュランダル側についてアスランと戦い、敗れた事に関しても、僕は大いに納得しています。

あとは純粋に、ステラの水葬のシーンで泣かされたというものもありますw
シンとステラのドラマは素晴らしかった。今作の中で一番好きな部分です。悲劇になってしまいましたが、シンがステラを守るために全力を尽くした事、またそれによりステラの中でシンという存在が大きくなり、シンを想いながら死ぬ事が出来た事などが心を打ちました。シンはステラの命を守り切る事は出来ませんでしたが、心を救う事は出来たのです。
まぁでも死なせてしまったので、そこからシンはフリーダムへの怒りを強めていく事になるのですけどね。

アスランもキラも同様です。特に問題ある描写があるとは思えず、大いにドラマを楽しめました。
特に序盤、アスランが主人公であった部分が好きです。ルナマリアに銃撃の腕を褒められた時に言った「敵って、誰だよ」というセリフがものすごく印象的。僕は前作を見た直後ですから、思いっきり心に響きました。

女性キャラで言えば、ルナマリアがお気に入りになりました。
可愛かったなー。シンの隣に寄りそうキャラになるとは思わなかったのでびっくりしましたけどね。それより、ルナはインパルス(旧主人公機)を受け継いだので、いつ撃ち落とされるものかと冷や冷やしておりました。前作で主人公機を引き継いだムウが終盤でやられちゃいましたからね。
まぁそのムウが前作の再現をして、アカツキのビーム反射でそのフラグを折ってくれたので安心しましたがw
というかなんだあの改造スカートは! けしからん! 軍の風紀が乱れる! いいぞもっ(ry

不満と言えば、ディアッカの活躍が少なかった事ですかね。前作で最も印象に残ったキャラの一人でしたので。
ディアッカとシンを引き合わせたら面白い会話が出来たと思うんだけどなー。今作ではイザークの後ろでちょこちょこやっているだけでした。

あとはなんというか、ラクスの戦闘服ですかね!
何あれエロい! 前作でも素晴らしい衣装だと思ってはいましたが、今作では上着を脱いでノースリーブ状態も見せてくれました。キラは幸せ者ですねこんちくしょう。真面目そうな顔して頭の中では妄想が大変な事になっているに違いない。このムッツリスケベめ!

ラクスの戦闘服もそうですが、今作は前作より作画がものすごくよくなっておりました。気になる使い回しもそう多くはなく、全体的にキャラ作画が洗練されたように見えます。
平井キャラデザは好きではないはずが、今作は女の子達が可愛すぎてどうしようかと思いました。どうもしませんけどね。萌えるだけですけどね。

まだまだ全然書き足りないところですが、長すぎてもアレなのでこの辺で終わりたいと思います。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY、とても面白かったです。
次は『機動戦士ガンダム』を見ます。すこぶる評価の高いファーストガンダム、楽しみです。
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10 Comments
yu ""
SEEDシリーズ100話近くご苦労様でした。

>主人公問題

いやあ、問題ありまくりだったと思いますよ(笑)

>主人公問題の内容としては、「シン・アスカが主人公のはずなのに、後半になるにつれてキラ・ヤマトが主人公であるような描写が増える」「序盤はアスラン・ザラ、終盤はキラ・ヤマトが主人公になっており、シン・アスカの登場時間が短い」といったものでしょうか。

主人公交代は別にいいんですよ。
ただキラが主人公サイドになる理由がないのに交代したのが大問題なんです。
戦いを止めたいという理由はわからなくもないですがそのために無差別殺人(キラは直接手を下してはないですが戦闘区域で行動不能になった者が帰還できる可能性は0に近いため)をしておいて全く罪悪感すら感じていない。
正直見てた当初は最終回にシンがキラ達悪を倒してスッキリするのかなーいやしてくださいと思うほどイラつきました。

>別に主人公が三人いたっていいじゃないですか。
全くもってそのとおり。
しかしその内二人が非常に身勝手な理由で執拗にもう一人の主人公を痛めつけている状態が終盤延々と続いたことが私は気に入らないんです。

キャラ重視なのは私は大好きなものの一つですがそのキャラに魅力が全くなかったのが種死最大の失敗であったんでしょうね。
2011.06.29 23:28 | URL | #- [edit]
神酒原(みきはら) ">yuさん"
ぴったり100話ですね。スターゲイザーや特別編?は見ていませんから。

>戦いを止めたいという理由はわからなくもないですがそのために無差別殺人(キラは直接手を下してはないですが戦闘区域で行動不能になった者が帰還できる可能性は0に近いため)をしておいて全く罪悪感すら感じていない。

いやー、この批判は通るかどうか。
そもそも、戦場において殺人行為を働いて罪悪感を感じない事が悪だというのなら、シンだってそうですし、作中登場人物のほとんどがそうです。シン達とキラ達の違いに「上の命令で動いている」「自分達の意志で動いている」というものがありましたが、自分達の意志で動いているから悪になる、という理屈も通りません。そもそも今作は、ただ上の命令に従っていればいいのか、自分で考えるべきなんじゃないのか、という点が主題の一つですから、むしろ上の命令で殺人行為を行っているシン達の方が悪という事になってしまいます。さらに、可能性の話をするなら、キラの場合は0に近いとおっしゃりますが、シンの場合は確実に0です。

さらに、実際の戦場では戦闘不能のパイロットの生還確率が0に近いのだとしても、今作の中でそういう実態が描写されている訳ではなく、むしろ描写としては「キラはパイロットを殺していない」という点を強調しているので、リアルの話を持ち出したらアニメの評価としては上手くないです。加えて、前作においてキラなどが生還しているので、この作品世界においてこの生還確率が0という方程式が成り立つとは思えず、むしろシンがエマージェンシーを発信したシーンから、キラに殺されずに墜落したパイロットはこういった端末を使って味方に助けてもらえたんじゃないか、という事が予想出来ます。というか普通に、コクピットは破壊していないのですから、救難信号くらい出せそうなものです。
果たして、キラは無差別殺人を行っていたのでしょうか?

>しかしその内二人が非常に身勝手な理由で執拗にもう一人の主人公を痛めつけている状態が終盤延々と続いたことが

これもちょっと、むりくり過ぎないですか?w
アスランにおいては、該当するシーンは裏切り以降だと思うのですが、あの時点でアスランはデュランダルに切られる事を察知しており、ザフトを離脱する事に彼の非はありません。その後については、彼はデュランダルのやり方に疑問を感じていた訳ですから、シンの敵となってしまうのは必然です。それ以前だと、中盤はアスラン自身が情緒不安定になったので「誰が正しい」の議論は出来ませんが、少なくとも序盤から中盤にかけては普通にシンのよき先輩でした。

キラにおいては、これはむしろシンの逆恨みの方が酷い部分があったように思います。ステラを殺したシーンなんかはキラの判断は正しかったですし、その他全体的にアークエンジェルはザフトなどにとって邪魔な存在になっていましたが、キラ達はしっかり理念に基づいて行動していた、ついでに言えば最初に手を出したのはデュランダルである事から、責められる道理はないと思います。
またこれらの描写は、特に問題なく視聴者に伝わるように作られていたと思うので、その点における批判も通らないんじゃないか、と僕は思っています。

まぁキャラ重視であったため、さすがに「嫌いな展開」くらいは普通にあるでしょうけどね。聞く話では、yuさんとは逆の「シンが間違っている」という意見も多いようですし。どういう訳か鈴村さんとこに苦情の手紙が来たとかなんとか。
好き嫌いで言えば、中盤アスランが情緒不安定になってしまった展開は僕嫌いです。「再びキラと対立してしまう」という部分の作劇は下手くそでしたしね。
2011.06.30 03:20 | URL | #- [edit]
yu ""
返信ありがとうございます。

>戦場において殺人行為を働いて罪悪感を感じない事が悪

ちょっと間違ってましたね、すみません。
戦争で一国の兵士が殺人行為を行うのは現実でも罪でもなんでもなく強いていえば上層部が罪みたいなもので、その点ではシンは罪悪感など感じる必要はないというのは正しいと思います。
ただし、キラ達は当初どの国の軍にも属しておらず完全に自由に行動していました。
このような状態では国として認められていない以上、キラ達はシン達とは違いテロリストに過ぎないんです。
テロリストならばその行動の責任はその当人にあり、その責任を自覚しなければただの悪です。
つまり、戦った責任を背負わなければいけない。
ところがキラ達は最後まで責任を背負おうとはせず、世界を大混乱に落としてしまった。
この責任をとろうとしないことが悪だということです。

>果たして、キラは無差別殺人を行っていたのでしょうか?

前文では書きませんでしたが直接手を下した者もかなりいますよ。
宇宙要塞を宇宙で爆破陥落させて犠牲者がゼロってのはいくらなんでもないでしょう・・・

>ザフトを離脱する事に彼の非はありません

その原因を作ったのは他ならぬアスランでしょう。
いくら議長に特別権限を持たされたからといって

・軍の敵対勢力(キラ達)を撃墜する事でシンやレイを責める(シンは命令通りに行動しただけ)
・戦闘で獅子奮迅の活躍をみせたシンがただ敵基地を破壊して民間人を解放したのに殴る
・自分が撃墜されて新機体(レジェンド)をもらったにも関わらず議長にキラ達の件に不平をいい調整にも参加しない

など議長の恩を仇で返すような行動をしまくってます。
これでよく脱走時まで見逃してくれたってレベルだと思いますよ。
ちなみに石田さん曰く「アスランはボクの演じたキャラで31位。ちなみに30位は「犬」です」だそうですね。

>キラにおいては、これはむしろシンの逆恨みの方が酷い部分があったように思います

まずスペシャルエディションやゲームなどではカラミテイがやった事に変更されているんですが、元々シンの家族を殺してしまったのはキラが撃ったビームです。まあこれはどっちにしろあのオーブ戦で生き残るのは難しかったから仕方ないことなのかもしれませんがその戦争に参加していたキラを憎むのは無理もないことだと思います。

>キラ達はしっかり理念に基づいて行動していた

この理念というのはオーブとザフトの戦いを止める、というものでいいですかね?
してたのなら最初からオーブの国内から変えようとするなり努力すべきです。
少なくともオーブとザフトの戦いで戦いを止めろと言いながら双方を攻撃し続ける方法は理念に沿ったやり方ではないはずです。

>最初に手を出したのはデュランダル

ラクスは当時禁止条約であった核動力のフリーダムを隠してましたよね?
何に使うのかわからない危険なものが前大戦で敵味方関係なく攻撃してきた者の手にあるとすれば、大国の首脳としては不安要素は取り除いておくべきという考えは至極当然のものだと思います。(アメリカのイラク侵攻と似てますが対国ではなく対元武装グループという点で異なります)

>シンが間違っている

まあシンもほとんど成長しない奴だったんですけどねw
それでも悩みながら戦争を無くすデスティニープランに賛成したことは私は間違っていない評価すべき点だと思います。
自由は制限されても戦争のない世界というのは間違いではないと思うのですよ。
事実公式設定でラクスがプラントの最高議長になった後およそ50年近く経っても今まで以上に世界各地で紛争が頻発し続けていて、シンのような境遇の子供が多く存在する、と聞くとどんな形であれ戦争は無くすべきだと感じるのですよね。
デスティニープランが実現しても実際戦争がなくなるかは未知数ですが、可能性は試すべきだったと思うのです。(ガンダム0080ポケットの中の戦争を見た後は特にそう思います)

熱くなってすみませんw
長文失礼しました。
2011.06.30 11:10 | URL | #- [edit]
神酒原(みきはら) ">yuさん"
熱いですねぇ。もうSEED DESTINYの議論は出尽くされて久しいはずなので、今さら語れるのは嬉しいです。

>世界を大混乱に落としてしまった。
まぁ僕も一度見ただけですので、作劇の全てを把握している訳ではないのですが、アークエンジェルがそこまで大混乱に加担しましたっけ?
国家元首の拉致、各戦場への武力介入、など一見かき乱してばかりですが、例えばカガリの拉致、多分あれはアークエンジェルが拉致しなくてもオーブの動きは変わらなかったはず(カガリがセイランに抑え続けられる)なので、悪だとは思えません。武力介入については後ほど。

でも、キラ達がテロリストである、という意見には納得です。今作は群像劇の要素が強くなっているので、客観的な観点で見ると確かにテロリストですね。

>宇宙要塞を宇宙で爆破陥落させて犠牲者がゼロってのはいくらなんでもないでしょう・・・
これはさすがに、キラの非殺傷主義を曲解しすぎでは?w
キラは極力殺さないようにしていますが、ステラの件など、殺すべきと思ったところは殺していますし、それにyuさんのコメントの通りなら、キラ達は宇宙要塞を爆破した時オーブの軍人です。まぁそれでも自分たちの意志で動いてはいましたが、軍属である以上、この件で「テロリストだ」とは言えないでしょう。それに、宇宙要塞メサイアは完全に破壊する以外止める手立てなどなかったのでは?

さらに、アークエンジェルがオーブ所属になってからは、戦闘の全ては「軍人vs軍人」となっており、敵は殺されても文句は言えません。上の命令に従っていただけとはいえ、民間人を大多数巻き込む攻撃をした(しようとした)ロゴスやデュランダル側の陣営に非があるので、正義か悪かの議論をするならば、終盤の宇宙戦に関してはキラ側にも正義がありそうです。

また、オーブ所属前の武力介入の件ですが、これについてはキラ側にも非はありますね。それでも僕は「悪である」と断定出来るほど悪かったとは思えませんが、キラ達が介入した事により散った命がある事も事実(しかもこれみよがしに強調する作劇でした)。
しかし、キラ達が介入した事により散らずに済んだ命がある事も事実では? キラが撃墜していったパイロットたちは少なくとも助かっていると思いますし(先のレスの通り)、戦闘中の両軍が思いっきりぶつかるという事態も確か回避出来ていたはずです。ちょっと記憶が曖昧。
ただやっぱり、戦場が混乱してしまった事は事実。そこはアスランに責められた通り、キラ達が悪いと言えるでしょう。

>・軍の敵対勢力(キラ達)を撃墜する事でシンやレイを責める(シンは命令通りに行動しただけ)
>・戦闘で獅子奮迅の活躍をみせたシンがただ敵基地を破壊して民間人を解放したのに殴る
>・自分が撃墜されて新機体(レジェンド)をもらったにも関わらず議長にキラ達の件に不平をいい調整にも参加しない

1番目についてはその通りですw
むしろ1番目についてはアスランの精神状態の混乱を描くためのシーンであり、作劇としては特に間違ってはいないと思います。結果、アスランが嫌われ者になるかも知れませんが、このシーンに至るまでのアスランの心理描写は十分すぎるほどあったので、僕は普通に納得出来ます。

2番目については、これは完全にシンが悪いじゃないですかw
アスランが言っているのは、「敵基地を発見したならまずはミネルヴァ、もしくは俺に報告をするべきだ」という事で、民間人を救った事にどうこう言っている訳ではありません。今回はよかったけど、今後もこのような独断行動をするようでは、軍としては困りますからね。だから「戦争はヒーローごっこじゃない」と言ったのです。

3番目については、これは今までの作劇を見た上で判断するのが正しいと思います。
アスランはキラと話してデュランダルへの不信を抱いており、またキラ達が平和のために戦っている事を知っているので当然感情としては彼らを殺す事は駄目だと思う訳で、アスランがデュランダルに進言するのは当然と言えるはず。ただ、進言してしまったのにはアスランの弱さが見え隠れしているので、その点を責めるのなら、まぁアスランが悪いとも言えるでしょう。

アスランもこれまでにそうとうもみくちゃにされており、むしろ彼に正常な判断を求める方が酷というものです。理屈以前に、親友と見知ったクルーを殺されては誰だって憤慨するし動揺するでしょう。

>その戦争に参加していたキラを憎むのは無理もないことだと思います。
んー、シンは家族を殺された時のオーブ戦にフリーダム(この時はストライクでしたっけ?記憶が曖昧だ)がいたから憎んでいた訳ではないのでは? だからこそスペシャルエディションなどでは変更されたのでしょう。別にキラが撃ったビームである必要はなく、であれば余計なブラフは消した方がいいですから。

それにシンのキラ(正確にはフリーダム、ですね)への憎しみは、ステラを殺された事で急激に増大したものを指します。それ以前は「戦場に介入してくる嫌なやつ」くらいにしか思っていなかったはず。
そしてステラがフリーダムに殺された件は、別にキラに非はありません。フリーダムがレオンを落とす→ステラ発狂→シンのおかげで鎮静化→フリーダムを見てステラ再び発狂、という流れを見ればフリーダムが悪いように見えますが、この時レオンは無差別殺戮を行う敵の指揮官でしたので、キラは悪くないでしょう。

>この理念というのはオーブとザフトの戦いを止める、というものでいいですかね?
いいえ、世界中の戦争を止める、というものですw
オーブを中から変えるべき、とはいいますが、キラ達はそうしていますよ。オーブを中から変えられるのはカガリであり、そのカガリはユウナに抑えつけられていて使い物にならなくて、だから一度拉致って頭を冷やさせました。ストライクルージュに乗って出撃した時も、カガリはその務めを果たしていたと言えます。ユウナがアホンダラすぎてその努力は実を結びませんでしたが、トダカ一佐にはカガリの言葉が届いていました。
さっさとオーブ国内に戻るべき、とも作中で散々言われましたが(主にアスランに)、頭を冷やした直後に戻ったところで何が出来た訳でもないでしょう。であれば、戦場に直接赴いて止めよう、という思考に不思議はありません。

>ラクスは当時禁止条約であった核動力のフリーダムを隠してましたよね?
ちょっ、待っ、デュランダルに「ラクスがフリーダムを隠している」という事実を確認する手段はありませんよ?w
キラがフリーダムを持っている→じゃあラクスも近くにいるだろう、という推理は出来るでしょうが、デュランダルがラクスを殺そうとした理由は単純に偽ラクスを使って民衆の扇動をしたいからです。それに、フリーダムを脅威と見るなら、キラを殺すべきですよね。しかし暗殺者たちの狙いはラクスだった。完全にデュランダルが悪いですよ。まぁ偽ラクス作戦は結果的に多くの民衆の心を落ちつけましたが、そのせいで殺される本物ラクスはたまったものじゃありません。

>それでも悩みながら戦争を無くすデスティニープランに賛成したことは私は間違っていない評価すべき点だと思います。
ええ、その点に関しては完全に同意です。「シンが間違っている」という意見は多くあるようですが、僕もそうは思いません。
シンがアスランの言葉とデュランダルの言葉の間で揺れ、レイの言葉により決意を固めた経緯の描写がとても丁寧だったので、とても評価出来る部分です。
2011.06.30 13:29 | URL | #- [edit]
GGG ""
久しぶりにコメントします。
うーん、神酒原さんは作品をほめるのがうまいですね。見習いたいと思います。

主に種系が批判される理由は3つあります。
シナリオ、アニメーションとしての質、一部ファンのマナーの悪さです。今回3は関係ないですが、1・2は避けて通れません。

色々と語るべき点はありますが、僕が個人的に絶対に外せないと思うのは、「クライン派が明確なビジョンを示さなかった」ことです。
議長というプラントの実質トップ(地球にも影響力大)と敵対しながら、何も政治的方針を示していない。キラの「覚悟はある」とは一体なんなのか、視聴者には全く分かりません。ラクスはいつも抽象的な言葉ではぐらかし、相手を否定するばかりで自分の考えは言いません。シンやレイのほうがよほど人間的で、共感できると思います。
監督的にはあの後ラクスがプラントの実権を握ってめでたしめでたしのようですが。当時の僕が感じたのは「結局力で従わせただけでは?」という一点のみです。

アニメとしての質の低さは、残念ながらどれだけ好意的に見ても擁護できません。回想・バンク・総集編と三拍子そろった低レベルぶりは歴史に残るでしょう。劇場版も潰れてしまいましたし、バンダイも見限ったのでしょうね。

神酒原さんがSEEDを見て面白かったと思うなら、ぜひとも小説版とジエッジ・ボンボン版のコミカライズ2種を読んでください。各作者が力の限り解釈し、補完しているので感じ方がかなり変わってくると思います。
2011.07.09 00:49 | URL | #8/1nbZ7k [edit]
神酒原(みきはら) ">GGGさん"
いいとこ探しは大得意であります。

>一部ファンのマナー
これは「種系が叩かれる理由」にはなりえないのでは?w
まぁ関係ないのでどうでもいいのですけどね。

まずはこれを言っておきたいのですが、「どう悪かったか」の議論は好きではありません。それが作品を理解するのに有益ならいいですが、放送から何年も経った今だとそう有益だとも思えず。
僕は楽しさを語りたい、みんなは駄目っぷりを語りたい。これではお話になりません。

おっしゃっているクライン派についてですが、セリフや主張の話になると、さすがにしっかりと覚えているはずもないので、一度見返す必要があります。なので反論も同意もありません。
一つ言えるのは、僕が見ている時、違和感はなかったという事です。ラクスの主張もキラの覚悟も普通に受け入れていたように思います。

>アニメとしての質の低さ
これについては反論しましょうw
回想・バンク・総集編と言いましたね。回想についてはさすがにどれだけの尺が費やされたかなんて覚えていないので考慮から外しますが、これらは「質が低い」と言われる要因にはなりませんよ。
バンクも総集編も、十分なクオリティの作画が間に合わないと判断した時に挿入するものです。つまり、SEEDシリーズは、致命的な作画崩壊を避けるためにこれらの処置を施していると言えます。プラス要素にはなりませんが、マイナス要素にもなりません。真に質の低い作画とは、このような回避行動を取らずにへっぽこな作画を放送してしまう事にあります。この程度で歴史に残るようなら、程度の知れた歴史です。
それにSEEDシリーズ、特に二期は、目を見張るような素晴らしい作画がたくさんありましたよ。こっちを見なきゃ。

劇場版は確かに潰れましたが、これはどう見たって制作過程の問題でしょう。SEED、及びSEED DESTINYがよくない出来だったからじゃない。よくない出来と判断されればそもそも企画すら持ち上がりません。批判するポイントを間違えない事です。

メディアミックス作品は、んー勧めてくれるなら読んでみたいですが、読むかなぁ。時間が取れないと思うし、恐らく手を出さないでしょう。
気を悪くしないで下さい。読みそうにないものを「読んでみます!」とか言う方が失礼だと思うので。
2011.07.09 02:02 | URL | #- [edit]
GGG ""
良い所を見つけて評価するのは大事で、難しいことです。僕も常々思っています。

種系に悪い所しかなかったかといわれれば、そんなはずはありません。それならどれだけ宣伝を打とうと話題にすらなれずに終わったはずですから。
ですが悪い所を見過ごせなかったのは、理解していただけると思います。
戦闘の数がそもそも多くないのに、毎回ほとんど同じか、以前見たことのある映像を見せられればシナリオと関係なく嫌になりますよ。その分新規の戦闘シーンには目を見張るものもあったわけで、そこは同意します。特にインパルス対フリーダムは今見ても燃えますからね。

小説とコミカライズ版ですが、余裕があればですが重ねてお勧めしておきます。僕の経験から言って確実に、もう一段階作品を好きになれると思いますので。
2011.07.09 19:17 | URL | #8/1nbZ7k [edit]
神酒原(みきはら) ">GGGさん"
>ですが悪い所を見過ごせなかったのは、理解していただけると思います。
ええ、それは理解しております。
作品を評価する際、よいところばかりに固執し、悪いところを無視すればそれは作品を見誤る結果になりますから。
SEEDシリーズに関しては、悪いところをわざわざ取り上げてまで議論するには、時が経ちすぎたと判断しただけです。昔のアニメを語るのはいいところ語りが圧倒的に楽しい。放送中や最近の作品であれば、悪いところを議論するのも楽しいのですけど。

>戦闘の数がそもそも多くないのに、毎回ほとんど同じか、以前見たことのある映像を見せられれば
これは一期の記事でもおっしゃっていましたね。そして、僕も同意するところです。
しかし、戦闘の数って多かったような気がしますが?w
二期では確かに減りましたが、それでも「多くない」とは言えないような。
あと、これは僕の感想なのですが、二期に関しては使い回しがほとんど気になりませんでした。基本的にかっこいいカットばかりが使い回されていたので、むしろ得した気分というか。フリーダムが敵機を切り落としていくカットとかね。

>特にインパルス対フリーダムは今見ても燃えますからね。
そうそう!
このシーンは映像の迫力、作画のやばさもさることながら、シンのフリーダムに対する憎しみが十分すぎるほどに描写された上での戦闘だったので、SEEDシリーズ屈指の名バトルだと思います。

>余裕があればですが重ねてお勧めしておきます。
ふむ。
前述のように、約束する事は出来ませんが、頭に入れておきましょう。コミック版は、今はTSUTAYAがコミックレンタルをやっているので、見かけたら借りるかも知れません。
2011.07.10 00:30 | URL | #- [edit]
通りすがり ""
ガンダムSEEDって好き嫌い別れるのって仕方ないとおもいますよ

監督と脚本やって福田夫妻の作品の特徴として…キャラクターに自己投影して作品をつくるってのがあって(というか公言してる)
主要キャラクターがメアリー・スー的(二次創作なら間違いなく典型的メアリー・スー)になっています。
才能、能力、家柄、血筋(や遺伝子)に恵まれていて裕福
理由はないが人望、人気があり嫌われないかつまわりはイエスマンがいて主人公の望むように動く
シンやレイ、ルナらは当てはまらないが、元々スポンサー(バンダイ)の意向で新主人公になっただけで、福田夫妻(の嗜好で)は前作の主要キャラクターをそのまま使ってやりたかったためDESTINYはああなったらシンたちは庶民や孤児なわけです

メアリー・スーでは作り手の願望が投影されるためどうしても主人公や自己投影されたキャラクターに都合よく物語が進行してしまう
とくにガンダムは、富野監督とその弟子筋がかかってるため SEED以外で自己投影型の主人公の出るガンダムってのは皆無に近い…
特に富野さんは主人公に自己投影しないですから…

元々メアリー・スー型の物語は願望が反映されるため受け入れられない人間が相当数でます
2011.08.01 04:15 | URL | #cxP90.16 [edit]
神酒原(みきはら) ">通りすがりさん"
>ガンダムSEEDって好き嫌い別れるのって仕方ないとおもいますよ
それは十分に理解していますし、現状もたくさん見ています。その上で僕は「好きだ」という記事を書いたまでですよ。「みんな好きになれよ!」という気持ちで書きましたが、「絶対好きになるべきだ、じゃないと駄目だ」と言っている訳ではありません。その事を分かっていただけたら嬉しいです。yuさんやGGGさんへのレスを見てもらえば分かると思いますが、記事では絶賛していても、SEEDシリーズで僕が嫌いなところもいくつかあります。

さて、メアリー・スーという言葉を知らなかったので調べました。二次創作において、いわゆる「俺TUEEEEEEE」的なキャラの事を指すそうですね。それが転じて、そのような要素のある通常の創作物においても適用される場合がある、と。

その上で、今作がメアリー・スー的であったかどうかですが、僕はまったくそう思いません。

>才能、能力、家柄、血筋(や遺伝子)に恵まれていて裕福
>理由はないが人望、人気があり嫌われないかつまわりはイエスマンがいて主人公の望むように動く

設定を見れば、例えばキラは一期ではナチュラルに囲まれていたせいで「才能に溢れている」ように描写されており、またガンダムの操縦に天性の能力を発揮し、遺伝子上は人類初のスーパーコーディネーター。軍での活躍で貯蓄がたんまりあるでしょうから、金銭的にも裕福ですね。
しかし、これらは作中で、所詮「設定」でしかなかったと思います。キラはナチュラルよりいろいろな事が出来る事を自慢にしていませんでしたし、むしろフレイに糾弾され、傷ついてもいました。ガンダムの操縦が上手いのは、これは多くの作品に見られる事ですので、SEEDシリーズを叩く理由にはなりません。人類初のスーパーコーディネーターではあるもののキラはその事に関して何かしら言った事はないですし、むしろその出生は悲劇でした(メアリー・スーの条件に、悲劇的な過去があるというものがあるそうですが、SEEDに関しては十分な作劇の上で成されているので、メアリー・スー的であるとは言えません)。貯蓄があって裕福なのも、言うまでもなくただの設定です。

>理由はないが人望、人気があり
理由ないですか?w
一期においてキラには技術があり、アークエンジェルクルーからの人望がある事にちゃんとした理由となっています。そして、人気ではありませんでした。フレイからは嫌われた上に利用され、その事で仲良しだったサイと険悪な仲になり、カズイからはしょっちゅう陰口を叩かれています。
二期では、最初から最後まで謎のカリスマを発揮していましたが、アークエンジェルクルーに関しては一期においてキラの思想に賛同しているので不思議はなく、ラクスは恋人。理由はしっかりしています。また、二期においてキラはめちゃくちゃ強くて、しかもそれはスーパーコーディネーターだからというのが理由の一つですが(一見メアリー・スー的です)、この強さは一期での描写にしっかり裏打ちされたものです。「ぼくのかんがえたさいきょうのキャラクター」ではありません。メアリー・スーは多くの場合キャラ崩壊を伴うものだそうですが、キラは(そして詳細な説明は省きますがアスランも)一期から二期までしっかり芯の通ったキャラです。多少の変化はありますが、それは物語において必要不可欠のものですし。逆にキラは二期での変化が少なすぎて、ここだけを見たらメアリー・スー的と言えそうですけどね。

>まわりはイエスマンがいて主人公の望むように動く
イエスマンとは、場に波が立つ(特に自分に非が向けられる)事を嫌い、思考を放棄して意見を発信する人間に従う人の事です。SEEDシリーズにそのような人間がいたでしょうか。カズイは当てはまりますが、カズイはそういうキャラクターとして描写されており、しかし最後は「自分の意志で除隊する」という成長を見せています。この点については再考をお願いしたい。
また、主人公の望むように動く、とおっしゃいますが、SEEDシリーズでは「主人公が望むように動かした」ように見えます。受動的か能動的かの違いですが、これはメアリー・スー的とは言えません。

確かにキラやアスランは、シンやレイなどと比べて設定にいいところが多いですが、いいディテールを持っているというだけではメアリー・スーとは言わないはずです。

そして、自己投影の話をされていますが、作り手が作品に自己投影をしているかしていないかは、受け手である我々が作品を語る際にあまり重要ではないと思います。我々は出来上がった作品を鑑賞して評価するだけであり、その制作過程に口を出す権限はないと僕は考えます。何ヶ月も何年も構想して練りに練ったストーリーでも、ふとその場で思いついたストーリーでも、出来がよければ対等ですよね。自分の望むものを作っても(これが「自己投影」でしょうか?)、大衆に受け入れられるように作っても、その真価は出来上がった作品のみから評されるべきです。

「自己投影」が、その自己投影されたキャラがとにかく作り手に愛されており作中で優遇されるという事を指すのだとしても(非常に曖昧な言葉なので代替表現が欲しいです)、「メアリー・スー的だ」と言って批判されるのは、優遇のされ方に通りすがりさんの言う通り理由がなかったり、キャラ崩壊が起こっていたりする場合です。そして上記の通り、僕はしっかり理由があったものと考えます。それでも「いいやSEEDシリーズに納得のいく理由はなかった」と思われるなら、そう思う根拠を提示してくれると助かります。僕の意見を打破するようなものであれば、僕は考えを改めるでしょう。

>元々メアリー・スー型の物語は願望が反映されるため受け入れられない人間が相当数でます
SEEDシリーズが、好き嫌いの激しく分かれやすい構造をしていた事は、最初に言った通り理解しております。しかしそれは、メアリー・スー的だからではありません。
また、僕はSEEDシリーズを多くの人に好きになって欲しいですが、嫌いな人に無理矢理「好きになれ」と言うつもりもありません。なので通りすがりさんが「嫌いだ」とおっしゃるならばその感情は否定しません。
しかしSEEDシリーズに対する批判を述べられ、それが不当な批判であると感じた時、僕はその批判を潰すためにあれこれ言葉を尽くすでしょう。これは作品が好きだからであり、この点は理解してくれるものと信じております。
2011.08.02 01:02 | URL | #- [edit]
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