うさぎドロップ 第1話「りんどうの女の子」 感想!
ハートフルの匂いがぷんぷんするぜ!
一文字感想
責
MVC -Most Valuable Character-
大吉ですね。変な男だが、甲斐性あるじゃないか。
感想
責任のたらい回し。愛人さんも親の責任を放棄するし、世の中は仕事や生活が一番なのです。だから日本は子どもが生まれない、と。由々しき事です。みなさん結婚しましょう。
そんな訳で、汚れきった心を癒してくれそうなうさぎドロップ第1話です。
りんは本当に可愛いなぁ……なんて思えるのは、りんが出来た子だからなんでしょうね。
NIMBY(ニンビー)
という言葉があります。
Not In My BackYardを略したものです。
意味は、そうですね、「私のところは駄目です」となりますかね。
普天間基地は沖縄県民を苦しめてきた! 撤去すべきだ! あ、でもうちの県は駄目ですよ。
おじいちゃんが死んで愛人が逃げた! この子が可哀想だ! 当面の間誰かが面倒を見なければ! あ、でもうちは駄目ですよ。
こんな感じ。
問題提起などは正義面してやるくせに、実際には何のアクションもしない、自分の身を削る事はしない事をNIMBYといいます。「口だけ立派」とも言う。
今回の親戚会議ではまさにこのような状態でしたね。りんちゃんの面倒を見ないといけないけど、僕のところは、私のところは無理ですよ。誰も立候補いないん? じゃあ施設探すか。
大吉の妹さんなんて、大吉は一番もっともらしい意見を言っただけだというのに「何もする気なんてないくせに」なんて、よく言えたものですよね。「自分の事は棚に上げる」とはこの事のために作られたことわざみたいだ。
母親も母親で、現実問題不可能であればその理由を言えばいいのに、「子どもを育てるのはうんぬんかんぬん」って、それが分かっているから大吉は「自分を育ててくれた」実績のある母ちゃんに話を振った訳で。
でも現実問題、現代の日本社会に生きていると、やはり「余裕」というものなどないのでしょうね。お金や時間の余裕ではなく、心の余裕がね。
大吉は見たところ、仕事に行って帰ってメシ食ってテレビ見て寝る、みたいな生活をしてそうなので、その辺の余裕はありそうです。加えて親戚たちのたらい回しっぷりにカチンと来て、りんを引き取る事に。
直前にりんと心の交流をしていたので、この展開は説得力がありますね。心から応援したくなります。
監督は亀井幹太さん、テレビアニメでは初監督ですね。アニメ初監督は劇場版の『テイルズオブヴェスペリア The First Strike』。細部まで行きとどいた丁寧な映像作りと大胆なバトルシーンが大変魅力の映画でした。
『うさぎドロップ』はテイルズとはまったく色の違う作品ですが、どう仕上げてくるのでしょうね。今のところ、キャラの演技はテイルズの時と似通っているところがあります。
そういや、『うさぎドロップ』は8月に実写劇場版が公開されますね。りん役は今最もホットな女優、芦田愛菜ちゃん。大吉役は松山ケンイチ。『デスノート』や『デトロイトメタルシティ』で有名なのかな?
なんとなく見てみたい。普段こういう映画はまったくノータッチなのだけど。
つぶやき
カルビー「ヒーハー!!」美味しかった。
言うほど辛くないので、家族や友人達で開いて食べるのに向いていそうです。「からー!これ辛い!」って盛り上がるんではなく、つまみながらテレビ見て談笑する感じ?


- 関連記事
-
- うさぎドロップ 第4話「てがみ」 感想! (2011/07/29)
- うさぎドロップ 第3話「ダイキチの決めたこと」 感想! (2011/07/23)
- うさぎドロップ 第2話「ゆび切りげんまん」 感想! (2011/07/15)
- うさぎドロップ 第1話「りんどうの女の子」 感想! (2011/07/08)