THE IDOLM@STER 第二話「“準備”をはじめた少女たち」 感想!
写真撮るだけなのにこの面白さ。
一文字感想
表
MVC -Most Valuable Character-
分かりやすい構成で面白いですね。伊織で。
感想
写真は芸術の一つ。芸術とそうじゃないものの違いって、表現しているか否かだと思うんです。自分を表現するのに四苦八苦する伊織たちでしたが、無事自分らしさを表す事が出来ました。
そんな訳で、これは本格的に楽しくなってきたアイマス第2話。
まだ2話ですが、脚本とシリーズ構成がとんでもない出来である気がしてきました。
前回、アイドル達全員をインタビュー形式を交えて紹介しましたが、今回は伊織・やよい・双海姉妹をフィーチャー。
恐らく、毎回誰かしら数人を選んで展開していくのでしょうね。
アイマスは有名作品ですが、完全に初見の人も当然います。これは非常に効果的な戦略です。たくさんが一気に出たら把握が難しいですが、数人ならすんなり頭に入ってきますね。この戦略で成功を収めたのが『ストライクウィッチーズ』です。
余談ですが、ストパンの高村監督と今作の錦織監督は状況がすごく似ていますね。どちらも作画上がりの初監督です。
今回恐ろしいところは、上記の4人をフィーチャーしつつも、他のメンバーもしっかり出ていたというところ。
写真撮影という事で「当然だろ」と思われるかも知れませんが、写真撮影以外のところで全員が何かしら出ています。
しかもその際も何人かを1グループにして、あまりカメラがあちこちにいかないように配慮されている。とんでもない技量です。これは恐らく、脚本の待田堂子さんの仕事でしょう。さすがは同じく大量の登場人物がいる『らき☆すた』を成功に導いた一人と言えそうです。
待田堂子と言えば、その『らき☆すた』で共闘経験のある高雄統子。
今作のシリーズディレクターに入っています。作画上がりの錦織監督の補佐としての役目、もしくはガチでシリーズディレクターをするのでしょう。『ハルヒ』のヤマカンみたいに。高雄統子さんは京アニ出身、京アニは社員を他社へ送らない事から、退社したものと思われます。
今回の絵コンテ・演出はその高雄統子さん、彼女は京アニの中でも評価の高い演出家でありました。『消失』においては、石原総監督・武本監督と連名で絵コンテを担当。
僕の見解だと、彼女の演出の持ち味はそのポージングにあると思っています。彼女の演出回はどれもポージングがとても面白かった印象。
そのおかげか、今回のアイマス、大変ポージングが素晴らしかったですね!
無論撮影シーンの事ですが、それぞれのキャラの特性を見事に表したカッコ可愛い綺麗可憐なカットの数々でした。お気に入りは美希のシーンです。
その他、大変レベルの高い脚本を支える映像表現。見事としか言いようがありません。
追記:
見逃していましたが、作画監督は松尾祐輔さんでした。彼も京アニ出身、ヤマカンの退社とほぼ同時に退社しています。『ブラック★ロックシューター』のキャラデザ・作監(PILOT版では一人原画)等、Orbetを中心に活躍。
OPが2話から追加されました。
これは非常にいいですね!
絵コンテ・演出・作画監督を錦織監督が担当。なんだか梅津さん(『それ町』OP等)みたいですw
サビのカメラを右に振るところは、Angel Beats!を彷彿とさせます。常に全員が画面に収まっているのではなく、カメラの移動とともにフェードアウト・インを繰り返す大胆な構成。
EDは、各回のストーリーに応じて変わるようです。
歌は伊織とやよい、絵コンテ・演出・レイアウトを高雄統子さん。毎回彼女が作るのかしら。それとも別の人?
つぶやき
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』DVD2枚組と、
『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1』BD・DVD4枚組を初回限定版(密林マジ便利)で購入しました。
生フィルムはどこかの森を映しただけ。まぁこんなもんだよねw


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