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『映画 けいおん!』 対話式感想!

神酒原もけいおんの映画を見てきました。素直な感想を対話形式でつづります。

 
 
登場人物
酒原(さけはら): 誤植から生まれた謎の生物。主にツッコミ役を担当する。どこかのあとがきに生息するアイツに似ているとの噂だが気のせいである。「パクリじゃなくてオマージュだよ!(本人談)」
神酒原(みきはら): このブログの書き手。この映画を見るために久しぶりに映画館に足を踏み入れる。メモリアルフィルムが欲しいのだが、三回目を見に行く軍資金が怪しいので苦悩中。



神酒原 「こんな時くらい僕は一人で感想をやりたい」
  酒原 「俺がいないとお前はろくな感想が書けない」
神酒原 「お前がいると話がいらん方向に進んでなかなか進まない」
  酒原 「己のペースを貫けないお前が悪い」
神酒原 「ひどい」
  酒原 「なんとでもお言い」
神酒原 「くさい!」
  酒原 「何ぃ!?」
神酒原 「もうやめないか」
  酒原 「そうだな。検索で初めて「もす!」を訪れた人がそろそろバックスペースキーを押すところだ」
神酒原 「じゃあ早速行こうぜ」
  酒原 「ずばり。どうだった?」
神酒原 「もう最高だったああああああああああああああああああああ!!」
  酒原 「やかましい!」
神酒原 「ぐほォッ!?」
  酒原 「もっと優雅に感想を言え。放課後ティータイムのアフタヌーンティーみたいに」
神酒原 「結局出来なかったじゃん」
  酒原 「まぁな」
神酒原 「気を取り直して。……いやー、本当に最高だった。けいおんシリーズはずっと追いかけているが、さすがは劇場版というだけあって、今までで最高の出来だったよ」
  酒原 「かなり準備期間があったはずだからそりゃあ作画はテレビシリーズを上回るわな。ハルヒがそうだった」
神酒原 「作画だけじゃねぇよ。シナリオも演出もだ。いや、演出に関しては一瞬の輝きがテレビシリーズにはあるから一概には言えないけど」
  酒原 「今回のお話は、「『天使にふれたよ』誕生秘話」とも言うべき内容だったけど、どうだった?」
神酒原 「神曲がさらなる神曲に、いや天使曲になった」
  酒原 「天使って神より下位じゃなかったか」
神酒原 「気分を崩すなよ……」
  酒原 「すまんすまん。しかし、曲が主体で映画がおまけって事か?」
神酒原 「違うよ。けいおんっていう、長編映画にするには明らかに難しい題材を扱う場合、こういうテーマで話を進めるのは非常にいい手だ。というか感服している。一曲が出来上がるまでを描くだけだったけど、説得力がズバ抜けていた。それに、だいぶ前に発表されていた曲の真価をここまで底上げしたんだから、この映画は本当にすごい」
  酒原 「べた褒めだな」
神酒原 「まだまだ褒めるよ。舞台をロンドンに移す、という「映画らしい」取り組みが行われた事ももちろん面白さの一端を担っているけど、それでもすごいのは、全編通してやっている事は大して普段と変わっていないところだ」
  酒原 「確かに、行動はスケールになったけど、本質は変わっていなかったな」
神酒原 「二度も演奏する事になったけど、一回目は勘違いで、二回目はその勘違いが生んだ成り行き。その他も行き当たりばったりで、お前ら大丈夫かと心配になる。しかしなんだかんだどうにかしちゃう。いつも通りのHTTすぎて、映画を見ている興奮よりも安心感の方が増してしまったよ」
  酒原 「ロンドンでライブして終わるかと思いきや、さらに教室ライブ、そしてあずにゃんライブまであったな」
神酒原 「教室ライブはあれ、たぶん石原立也のアイディアだね。誰が見ても分かる通り第二期後期OPからの着想だけど、こういう発想は石原立也と相場が決まっている」
  酒原 「なんだそれは。それにしても、教室ライブはOPに比べて客が少なかったな」
神酒原 「早朝ライブだったからだろ? それにOPはあくまでイメージ映像、ついでに言えばOPだと唯はギター持ってない」
  酒原 「それもそうだな。唯が机を飛び下りたところは興奮したな」
神酒原 「した! あのライブ行きたいと思った!」
  酒原 「姫子が和に「あとで一枚ちょうだい」って言ってるところとか微笑ましかった」
神酒原 「それを言うなら、僕のしずかちゃんがしっかりライブに来ていた。というか最初の方でしゃべってた。もう最高すぎる」
  酒原 「モブと言えばいちごちゃんがやたら出てたな」
神酒原 「あれはさらに人気が上昇するな」
  酒原 「どないやねん」
神酒原 「どないやねん」
  酒原 「あずにゃんライブはどうだった? まさに今回のテーマの集大成、アニメ二期でもあったライブの裏話を完全映像化した形になったが」
神酒原 「感動で涙が止まらなかったよ。二期の時も感動したけど、唯たちが一生懸命考えて曲を作った過程が丁寧すぎるくらいに描かれてたから、感情移入で心がどうにかなりそうだった」
  酒原 「その他、ストーリー面で何か言いたい事は?」
神酒原 「映画という長い尺を活かしまくった日常パートが本当によかった。いろんな事をするHTTを見ているだけで幸せ」
  酒原 「日常パートって、それ全部じゃねぇの?」
神酒原 「うん、そうだよ」
  酒原 「感想になってない気がする」
神酒原 「なんで!」
  酒原 「読書感想文で「ぜんぶ面白かったです!」って書いたら先生に再提出を命じられる」
神酒原 「なるほど」
  酒原 「一番好きなシーンは?」
神酒原 「今一番を選ぶなんて出来ないけど、あえて言うなら、ホテルでの唯とあずにゃん珍道中。単純にくるくる回ってしまう状況がたまらなく面白かったのもあるし、寝ぼけあずにゃんがとてつもなく可愛かったのもあるし、ドア穴から覗こうとして高くて頑張って背伸びするりっちゃんが愛しすぎたのもある」
  酒原 「今はって事は、いずれは選べるのか」
神酒原 「あと一回は見に行く予定だからね。さらに一回は……ガチで軍資金が……」
  酒原 「そこはお前あれだろう、かなり無理してでも行くべきだろう」
神酒原 「うー、考えておく」
  酒原 「その他、演出面とかは」
神酒原 「もっと見てから語りたいな。濃密すぎて、一回見ただけじゃとてもじゃないが語り切れない。一つ言えるとしたら、山田尚子・石原立也ダブルコンテ最強」
  酒原 「内海紘子が演出に入ってくるんじゃっていうお前の予想は、半分だけ当たったな」
神酒原 「絵コンテは書いてなかったね。しかし他の演出陣がいなくて内海紘子が演出やるとは、本当にこの人出世株だね」
  酒原 「けいおんは女性監督ってところもウリだし、単純に女性演出家を使いたかっただけじゃね。今は高雄統子いないし、それに単純に監督と仲良しだからってのもあるかも知れん」
神酒原 「その辺の事情はさすがに分からんね。ディスクにコメンタリーはつくんだろうか」
  酒原 「つくといいな」
神酒原 「買いたいなぁ」
  酒原 「他には?」
神酒原 「木上益治のレイアウト監修はさすがすぎる」
  酒原 「ああ。今回ダイナミックなカメラ演出もあったけど、バッチリ決まっていたな」
神酒原 「やっぱこの人すごい人なんだよ。この人の監督作がまた見たい」
  酒原 「「誰?」「ムントの人」「京アニのオリジナルはクソ」って流れになるぞ」
神酒原 「ムントがクソとかあり得ない」
  酒原 「まぁムントの話は置いといて。他にはないか? EDとか、気合い入ってたぞ。きっと山田尚子だ」
神酒原 「クレジット見るのに夢中でほとんど頭に入ってません」
  酒原 「そいつは残念」
神酒原 「でもいいもん、もう一回は見るつもりだったから」
  酒原 「そうか。それじゃあ、他に言い残した事はないか」
神酒原 「ある! ……気がする! なんだっけ……!」
  酒原 「五秒以内。三、二、一……」
神酒原 「りっちゃん!」
  酒原 「ありがとうございました」
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