C3 -シーキューブ- 総評!
結局1話の感想しか書いてないので、最後にせめて総評でも。
登場人物
酒原(さけはら): 誤植から生まれた謎の生物。主にツッコミ役を担当する。どこかのあとがきに生息するアイツに似ているとの噂だが気のせいである。「パクリじゃなくてオマージュだよ!(本人談)」
神酒原(みきはら): このブログの書き手。ワインよりビールの方が好きなのだが、母がときどきワイン買ってくるので、結果的にワイン飲む方が頻度多い。
神酒原 「総評でも対話感想だ」
酒原 「総評なのにな」
神酒原 「こんなところで告白しちゃうが、対話感想は今年までだ。だから今年中は対話感想で通す」
酒原 「俺もお払い箱か」
神酒原 「いや、来年以降もアニメによっては対話感想するつもり」
酒原 「よかった。では総評に行こう。この記事をわざわざ読んでくれる人たちのために解説すると、神酒原は1話の時点では、このアニメにそこそこの期待を抱いていた」
神酒原 「ああ。しかし僕は原作者:水瀬葉月の大ファンだが、デビュー作『結界師のフーガ』と二作目『ぼくと魔女式アポカリプス』が大好きなだけで、三作目となるこのシーキューブに関しては第1巻で絶望していたんだ。びっくりするほどつまらなかったから」
酒原 「それで2巻以降を買っていなかったら、11巻を数えるヒット作になってしまって、アニメ化もされておったまげた」
神酒原 「そうそう。それで、せっかくアニメになるのなら、2巻以降が面白いかも知れないので、期待をかけたという訳だ」
酒原 「んで? 1クール見てきた訳だが、どうだったよ?」
神酒原 「面白かった」
酒原 「叫ばないんだな」
神酒原 「叫ぶほどではなかった」
酒原 「面白かったけど、普通ぐらいって事か」
神酒原 「そうなるね。大沼心流の演出はものすごく面白かったのだけど。ただそれも、1話がピークだった気がする」
酒原 「1話が一番スゲーってのは、まぁ特におかしな事はない。演出は大変お気に召したようだが、肝心のストーリーは?」
神酒原 「いや、普通に面白かったよ。特に文句はない」
酒原 「反応が微妙すぎてどう返せばいいのか分かんないんだぞ」
神酒原 「そいつはすまない。一番面白かったのはサヴェレンティの話だね。作品のテーマである「呪い」をしっかりプロットに取り込み、独自のスタイルで愛を描いていた。素直に感動したよ。クライマックスは本気で燃えたね。実際のところフィアがめちゃくちゃ強い事を利用して、サヴェレンティをギタギタにして、無理矢理呪いを発動させて刃を破壊した。サヴェレンティの悲痛の表情も素晴らしかった。シラホが「彼氏いるわよ」みたいに言うところは2828しすぎて口裂き男になるところだったよ」
酒原 「なるほど」
神酒原 「ただ一つ残念なのは、この事件が終わってからサヴェレンティがずっと女スタイルのままでいる事だ。百合スキーとしてはまぁ眼福なんだけど、少しくらい男の姿を取ってもいいと思うんだ。『我が家のお稲荷さま。』といい、こういう場合女の姿を優先しちゃうのはOTAKU文化の宿命なのか」
酒原 「萌えは大事だぜ」
神酒原 「いいんだけどね。その分というか、後期OPではサビの後半でシラホとサヴェレンティがくるくる回るところがすげぇ好き。あそこのサヴェレンティ可愛すぎる」
酒原 「ほうほう。他のストーリーは?」
神酒原 「最初のストーリーは、まぁ普通に面白かったとして、対アリス戦はなるほど水瀬葉月らしい展開だった。巻数が進んで、自分色を出せるようになったんだろうね。アリスのあの性格はまんま水瀬葉月を表していると言っていい」
酒原 「ほう。原作未読者からすれば面白い情報だな」
神酒原 「でも、やはりというか、水瀬葉月の世界はシーキューブの世界とは合わないとも思った。アリスのあの狂気はやりすぎに映る」
酒原 「お前だけかも知れないぞ」
神酒原 「『ぼくと魔女式アポカリプス』が大好きすぎる僕なりの見方かもね。本来の水瀬葉月ワールドだと、対アリス戦なら味方の一人が死んでる」
酒原 「わお」
神酒原 「しかしまぁ、苦言を呈している感じになってしまったけど、面白かったよ。原作1巻を読んだ時の絶望に比べれば、遥かに満足感が得られた」
酒原 「あわよくば二期やりたいエンドだったが」
神酒原 「まぁそうするだろう。原作は10巻以上出てる」
酒原 「しかしお前の望みは?」
神酒原 「『結界師のフーガ』アニメ化」
酒原 「無理だろ」
神酒原 「三巻で打ち切りだもんねー。でも水瀬葉月をアニメ化するなら絶対フーガが一番なんだよ。ストーリーもバトルもアニメ映えする」
酒原 「そうなんだろうけど、その願いは叶わないな。まずは電撃で刊行が再開されないと」
神酒原 「ぬぅぅ。金に都合がつけば原作を買うとしよう。水瀬葉月ファンとしてこのままではいけない」
酒原 「そうしてくれ」
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