Another #02「Blueprint -思惑-」 感想!
存外、感想書くのが難しい。
いちおー考察
ピーエーだし水島務だしガチストーリーだし語るところ多いだろ!
って思ってましたが、ストーリーの性質上なかなか進むの遅いし、それに語るところと言ったら考察部分しかないのですよね。そして僕はこの手の考察をかなり苦手としていて、ミステリーなんてお手上げな訳ですよ。苦手というか、やる事はやるのだけど、やっても大抵は見当外れの方向に進んでいくというw
作劇からの考察は比較的得意だけど、ストーリー進まないのでそれも難しい。
かといって普通に感想書くと、どのブログも書いてるような事しか書けなさそうだから嫌だ。
しょうがないので考察するしかないw
という訳で足りない頭でいろいろと考えてみます。
あ、以下の考察は「刹那的虹色世界」の月詠さんの1話の考察を基にしています。「見崎鳴は幽霊とかじゃなくてクラスからいじめられているのではないか」というやつですね。僕が読んだ限り一番まともな考察だったので、頭がもうその方向を向いていて他の事を基準に考えられなくなっている。いい考察読むとこうなるから困るw
今回気になる描写は、なんといってもクラスメイトたちなど周りの人々の反応でしょう。
取り上げるべきは二つですね。
一つは、みんなどういう訳か鳴を無視している。
一つは、どうやら恒一には隠している事があって、でもどうやらそれを教えるべき時期が過ぎているらしい。
鳴の事は、「見えない」か「無視している」かのどちらかが考えられる訳ですが、ここはホラーテイストの雰囲気に飲まれずに考えるのがいいでしょう。今のところ、超常現象らしきものは何一つ起きていませんから(今回の無人エレベータだって、別にエレベータは人が乗らなくても外から動かせる訳ですし)、2話の時点で仮定するなら「この作品に超常現象はない」が適当でしょう。
つまり、鳴の事はみんな見えている訳です。無視しているだけで。鳴の机だけやたらボロボロだったのはいじめられている根拠になる、ってのが1話の月詠さんの考察でした。
なら、何故無視しているのか?
クラスメイトだけではなく、司書さんやお店のおばさんまで鳴がいないように振る舞うのは不思議です。つまり、ここでは「3年3組のルール」ではなく「夜見山のルール」が働いている事になります。3組にも独自のルールがあるようですが、物語の舞台は病院にまで広がっているので、夜見山の街全体で考えてもいいでしょう。
そうなると、鳴がいじめられていると仮定して、その原因が鳴自身にある可能性はグッと少なくなります。「眼帯をしている」「不気味だ」という理由でいじめられている可能性があったけど、それならばクラス外でも無視されている事に説明がつきませんから。
じゃあ原因はどこにあるのかというと、鳴の出生でしょうかね。1話のアバンはやはり「作品の舞台から数えて26年前」の話で、鳴はその時の「ミサキ」の関係者なのでしょう。たぶん。
看護師の水野さんも「ミサキだかマサキだか」と、わざわざ「実は死んだのはマサキさんだった可能性」というミスリードつきの発言をしてくれました。混乱してしまいますが、「作り手は視聴者を混乱させたい」のだという事を念頭におけば、やはり水野さんの発言はミスリードと取っていいでしょう。つまり、鳴は死者でもないし幽霊でもない。死んだのは「マサキさん」かも知れないし、ただ偶然同じ名前だった別の「ミサキさん」かも知れない。
具体的に何故鳴が無視されているのかは、さすがに考察のしようがありませんが、今のところ幽霊説は限りなく薄いんじゃないでしょうか。
少なくとも、「鳴はただいじめられているだけ」という仮定で視聴してみると、今回のどのキャラクタ―のセリフもつじつまが合ってしまうんです。
……まぁ、これ含めて全部ミスリードって可能性もありますけどねw
原作者はどうやらどんでん返しが好きな人のようだし、そもそも冒頭で書いた通り、僕の考察なんてよく外れるし。
もう一つ、恒一に隠している秘密は一体なんなんでしょうね。
気になるのは、「すでに語る時期を過ぎている」という事です。
そして、赤沢さんは「すでに語る時期を過ぎてしまった」事情を知らず、恒一に話そうとした。つまり、赤沢さんが休んでいる間に、その時期が過ぎるポイントがあったという事ですね。
余談ですが、赤沢さんが「たった一日休んだだけでこのザマか!」って言ってましたが、たぶん二日休んでますよね?w ただの脚本のミスか、それともこれも伏線なのか。いや、さすがにミスかな。
そのポイントはどこだったかというと、まぁ、普通に考えれば「鳴との接触」でしょう。初日の時点で、恒一が屋上で鳴と話した事がバレているんだと思います。
今回図書室に恒一が入ろうとした時、クラスメイト二人は「ちょっとそれは……!」と言っています。これは「鳴は二人にも見えている」という事にもなり、また、「鳴と接触する事が(なんらかの理由で)まずい」、という事になりますね。
今回僕は「この作品には超常現象は存在しない」と仮定してしまっているので、「鳴と接触してはいけない理由」が思いつきません。
パッと思いついたのは「鳴と話したら、話したやつも一緒にいじめられる」というものでしたが、赤沢さんらクラスメイトたちはどうやら恒一を「守る」方向にいるようなので(「このザマか!」って声を荒げるという事は、このザマにならないようになって欲しかった訳で)、それはないかな。
考えられるとしたら、ジンクスでしょうか。「ミサキ」という名前の人物は不幸の象徴なので近付いてはいけない、とか。
今のところ特に無理のある予想でもないですが、根拠もまた少ない。この辺はおいおい見ていくしかないですかね。
追記
いくつかブログ回ったけど、すでに考察で負けてる感がすごいw
やっぱり僕に考察は無理だ。次からはもう少し別のベクトルから書こう。
鳴が可愛く見えてきた
なーかなか萌えるスキを与えてくれないw作品ですが、今回やっとスキを見せてくれたぜ!
鳴「知りたい?」
恒一「ああ、嫌なら別に」
鳴「じゃあ言わない」
あらやだ可愛い。
これはあれですよね、ユーモアを見せてくれたんですよね?
この一幕で鳴の事がグッと人間らしく見えてきました。眼帯少女に萌えたい僕としてはこれはいい兆候! 今後もさりげないところでこういう会話が見たい!
ここから深読みします。妄想とも言います。
今回のラストで、鳴は恒一の前で眼帯を外してくれました。ミステリアスに笑みながら外して、しかも目を見せずに次回へ続くものだから「うおおおおお何これええええええ」ってよく分からない叫びをしてしまうところですが、これって単に「恒一に心を許した」という事なんじゃないですかね?
みんなに無視されているけど、榊原くんだけは話しかけてくれる。鳴がいっちょ前に人の心を持った少女であれば、ある程度心を許すのは自然な流れです。さらに恒一は、あの店の人形たちを「気味が悪い」とは思っていないので、鳴は心を少しアンロックしたのでしょう。だから恒一が気になっていた眼帯の下を見せた。誰が見ても眼帯の下は「鳴のもっとも秘めたる部分」で、その下を見せる事は、鳴にとっても裸を見られるようなものなのではないでしょうか。
いちいち怖い雰囲気しか出さない鳴ですが、ようは「榊原くんっていい人だよね……ちょっとくらい秘密を見せてもいいよね……恥ずかしいけど……」という事です。萌えるじゃないですか!
さぁぁぁけぇべぇぇぇぇぇぇ! うをおおおおお!(うをおおおお!)
って言ってもまぁ、それは眼帯の下が「怪我をしている」「失明している」とかフツーの状態である場合の話ですけどねw
眼球がなくて眼窩の中が見えてるとかそういうのナシでお願いします。マジで怖いからw
- 関連記事
-
- Another #5「Build limbs -拡散-」 キャプ付き感想! (2012/02/08)
- Another #04「Put flesh -輪郭-」 キャプ付き感想! (2012/02/01)
- Another #03「Bone work -骨組-」 感想! (2012/01/25)
- Another #02「Blueprint -思惑-」 感想! (2012/01/18)
- Another #1「Rough sketch -素描-」 感想! (2012/01/11)