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ライトノベルなど

『生徒会探偵キリカ 1』/杉井光 感想!

記事内にネタバレなし。ネタバレゾーンには注意書きあり。

 
 
 
ネタバレなし感想
2012年に入って、「今年はラノベをちゃんと読むぜ!」って宣言して、今のところ本当に順調に読めています。やれば出来るじゃん。

しかし2012年になって読んだのは、『中二病でも恋がしたい!』1巻2巻、『おジャ魔女どれみ16』の3冊。
前者は、キャラやストーリーはめちゃくちゃ面白かったのですが、この3冊は駄目駄目でした。『中二病』の方はどちらかというと発行所の京アニが悪いのですが、とにかく3冊とも読めたものではなく、ハズレくじばかりで僕は割と落ち込んでいました。

そんな中、僕が次に手に取った本はこの『生徒会探偵キリカ』
著者は杉井光。杉井光は大好きなので、僕は期待に包まれました。

面白くて涙が出た……!
最初の1ページでもう感動しました。文章がまともだったんです!
まともな文章を久しぶりに読めて僕は満たされました。これだよ、これが小説だよ……!

『おジャ魔女どれみ16』と同じく講談社ラノベ文庫の創刊ラインナップですね。あとがきによると、講談社の方から杉井光に話が行ったそうです。しかも杉井光は最初に出した企画書の内容とはまったく違うものを提出したようで、それがこうやって通っているのですから、もう杉井光すごいですね。名前通りすぎです。

まぁ、さっきはめちゃくちゃ感動しましたけど、さて実際のところどれくらい面白かったのかというと、普通に面白かったくらいでした。
こうやって比べるのはあまりよくないとは思うのだけど、同じ杉井光だと『神様のメモ帳』や『さよならピアノソナタ』の1巻の方が面白いと感じたというか、まぁ好きかなと。キリカはまだ1巻なので印象が固まってないだけかも知れないのですけどね。

そう感じてしまう理由はちゃんとあります。
作家って、ときどきですけど、1作1作は本当に面白いのだけど、別作品なのに似たようなキャラクターが登場する場合があるのですよね。壁井ユカコとかまさにそうで、男主人公がみんな処女作『キーリ』のヒーロー、ハーヴェイにそっくりです。まぁ、著作みんな読んだ訳じゃないですが。

杉井光もそのタイプじゃないかと僕は感じていて、『神様のメモ帳』のナルミと『さよならピアノソナタ』のナオミが、名前関係なく結構キャラが被るんですね。ディテールや性格を抜き出すとそうでもないけど、文章から受ける印象が似ているというか。
文句つけている訳ではないです。これはこれで作家のカラーが見えていい感じに面白い。

という訳で、今回の主人公牧村ひかげもナオミ・ナルミと印象が近くてw
名前がぜんぜん違うからまだ分かりやすいですけどねw

ついでに言うと、ヒロインの一人がこれまた『さよならピアノソナタ』の響子先輩と印象がそっくりで。
ディテールどころかその本質も別モノなのでやっぱり似ていないはずなんですが、その言動・行動からにじみ出る同類感がすごいのです。杉井光はこういうキャラが好きなんだなぁとか思ってみたり。

という訳で同印象のキャラが二人もいるものだから、あまり新鮮な気持ちでは読めず、「衝撃的な出会い」感はなかった。
とはいえやっぱりすごく面白かった訳で、読んでよかった!と読後感は素晴らしかった。

杉井光的にも新しい領域に踏み込んだようですが、杉井光に限らずなかなか新しい内容だったのではないでしょうか。ラノベによくある(あまりよくあって欲しくないけどw)学園ハーレムもの、生徒会もの、というジャンルにも属しますが、あらすじにも書いてるけどそこに札束が絡んでるのでなかなか新鮮。セクハラもたぶんに絡んでますが杉井光の文章が軽快で面白いのでやはり新鮮に感じます。

クライマックスはなかなかのスペクタクルですごかった。剣も魔法もない世界であの壮大な世界を作れるのは本当にすごいと思う。
2巻すげぇ楽しみだなぁ。本当にこのクライマックスが壮大ですごかったので、一体2巻はどういう展開するんだろうとね。単純に言えば1巻より上を目指さなければならない訳で、これはハードルが高いですが、杉井光ならやってくれるって私、信じてる。

ちなみに内容ですが、これ絶対重要だと思うんだけど、かんなーりアニメ向きでしたw
杉井光の他の著作に比べて、キャラクターがキャラキャラしてるんですね。キャラキャラってなんだよって感じですか。なんというか、ディテールに凝ってるっていうんですか?

たぶん講談社の方からそういう希望があったんじゃないかと僕は邪推してますw
創刊ですからね。やっぱり勝負出来るところはとことん勝負したい訳で、おジャ魔女呼んだり(おジャ魔女の方から来たかもですが)、杉井光呼んだり、竹井10日呼んだり、他の作家さんも僕は存じ上げないけどもしかしたら著名な方かも知れない、その上アニメ化を想定するくらいはしたいですよね。

杉井光の方も、『神様のメモ帳』はアニメ化しましたが(評判悪いみたいだけど僕はすげぇ大満足だった!)、ヨークさんに教えてもらったところによると『さよならピアノソナタ』の方こそアニメ化して欲しいみたいで。
僕も神メモよりピアノソナタの方がアニメ向きだし面白そうだと思うのだけど、何やら権利の関係で電波に乗せて放送出来ないそうなのですね。ビートルズはやはり敷居が高かったかぁ。

映画『アイアムサム』ではビートルズの曲がたくさん使われていて、でも原曲使うと金がかかりすぎたのでいろんな歌手でカヴァーした、という経緯があるのですが、あれは映画だから出来たのかなぁ。テレビだとその辺きつくなるのかな。それとも国が違うからかな。
ピアノソナタで外す事の出来ないビートルズの「ブラックバード」、『アイアムサム』でも使われています。実現すると嬉しいんだけどねぇ。

という訳で杉井光も、アニメ化してくれるならしてくれるに越した事はない訳で、講談社の希望通り、まぁ内容は剣と魔法のファンタジーから学園モノに変わっていますが、アニメ化を見越した内容にしたのでしょう。いやまぁ僕の邪推ですけどね。
実際にそうだったとして、それでも面白さは衰えないのですから、やはり彼はすごい。
僕は何気に、電撃文庫刊のものしか読めてません。他のも読まなきゃ。



























ネタバレあり感想
好きなキャラが出来ました。

生徒会長:天王寺狐徹がいい!

いやぁなんというか、上では『さよならピアノソナタ』の響子先輩と印象がかぶるなんて書きましたが、会長が本当にいい!
僕の好みど真ん中です!
いや違うな、僕の好みアウトローだけど、それでも好き! 何それ自分で言ってて意味わかんねぇ!

あのアホみたいに、いや、みたいじゃなくて実際にアホらしいくらい豪快でハチャメチャな性格がもう面白すぎます。
メインヒロインのキリカももちろん可愛いのだけど、やっぱり僕は会長がいいです。

なんて感想を持ったのは、実はイラストの力が大きいw
あんな傲岸不遜で自分勝手で猪突猛進な、本当に響子先輩のような人ですが、イラストがやたら可愛い。
あのツインテールはギャップ萌えの極致ですよ。やたら可愛いくせに、キャラを崩す事のない肉食獣的な要素もしっかりあって、もう神デザインです。

冗談じゃなくアニメで見たい。早く2巻お願いします。

というかこの物語、展開はキリカがメインヒロインだけど構成上は会長がメインヒロインみたいな事になっている気がするw
キリカが仕事以外特に何もしなくて、会長がやたらめったら騒ぎまわっていると、そういう印象をどうしても抱いてしまうところですけどね。でも会長私室の奥の扉とか、明らかにクライマックスに向けての布石ですよねぇ。少なくとも会長がメイン張るエピソードはありそうだ。

あと百合さんがやたら多いのも眼福。文章だけどw
お腹いっぱいですよええ。会長は今後も思う存分キリカをセクハラしたらいいと思います。
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