Another #03「Bone work -骨組-」 感想!
昔、傘を振りまわして遊んでいた小学生たちを注意した事を思い出しました。
感想
心臓に悪いぜ。
アニメ好きの友達に先端恐怖症のやつがいて、注射が怖くてガチでブルブルするようなやつですが、こいつがこれ見たらどうなるんだろう。見てない事を祈る……
今回、いろんな事が分かったり分からなかったりしました。「分からなかった」事すら明確に分かるところがミステリーらしさなんでしょうね。
その結果いろいろと推理も出来てしまったので、前回あまりいい考察が出来なかったのだけど、今回もやってみようかなと。少し軽めにね。
分かった事
・1話冒頭の話は物語世界から26年前で確定
・病院で死んだのは藤岡未咲、鳴のいとこらしい。昔は仲がよかった。もっとつながってた。つまり半身?
・26年前の話には続きがあり、それは年数をまたぐらしい
・3組のルールは、「鳴の事に触れてはいけない」 その結果何が起こり、起こらないのかは不明
・恒一の母ちゃんも3年3組出身
・鳴の眼帯の下は義眼
・勅使河原は、来月になったら秘密を教えてくれるらしい
分からなかった(分からなくなった)事
・26年前の話のあと、3組に何が起こったのか
・それはどういう現象、あるいは伝統として今の3組に受け継がれているのか
・周りの鳴に対する扱い
・赤沢さん全般
あまりこういうの得意じゃないので整理出来てる自信ないですが、主なものはこれくらいでしょうか。
前回僕は、「鳴は司書さんや店のおばあさんにも無視されている」と書きましたが、あちこちのブログを回ると、「「客は他に誰もいない」というのは叙述トリックで、鳴はおばあさんの身内」という見方が多く、なるほどと納得しました。
しかしそれも怪しくなってきましたよオイ。
「家はこの近くなの?」と聞かれて頷いているので、この店が家である可能性はほぼ潰れました。でもこの建物自体居住スペースがないっぽいので、おばあさんの身内という事もまだ十分に考えられます。
なんというか、上手く目線をずらされた感じ?
推測しか出来ませんね。シナリオのマジックに見事に引っ掛かっているぜ。
周りの鳴に対する扱いが分からないと書きましたが、3組の面々に関しては「無視している」というのが分かりましたね。前回の時点で、見えている上で無視している事が分かっていましたが、今回勅使河原などが認めました。
んでもって、勅使河原は「やばいんだよそれ」と、「それ」という言葉を使っていました。前回恒一が図書館に入り込んだ時も「それ」という言葉を使っていて、どうも見崎鳴本人を指しているようには聞こえません。極端にいじめている訳でなければ、「やばいんだよそいつ」となるでしょう。
「それ」を使っているという事は、彼が言っているのは鳴を中心に(もしくはトリガーとして)引き起こるなんらかの現象の事。鳴に関わる事で、守っていた何かが瓦解するのだという事は今回で分かったのですが……
26年前は死んだ「ミサキ」をいるものと扱ったらいろいろやばい事が起きた訳で、それを繰り返さないために、誰かを「ミサキ」に置き替えて無視している、という事は確定でいいでしょう。見崎鳴は本名でない可能性あり、と。
さて、実際何が起こっているのでしょうか。
桜木さんが階段から足を滑らせ、傘に喉元を突き破られるというとんでもないショッキングな出来事が起こりましたが、これはそもそも「起こる何か」ではない可能性があります。桜木さんが足を滑らせた直接的な原因は「恒一と鳴が接触している事を見た」せいであり、傘が喉に突き刺さったのは、超常現象的な何かではなく、ただの偶然ではないかと。
それ以前に、桜木さんは慌てていたようでした。これは二人の接触と直結する出来事でしょうか。これも怪しいですが、鳴や勅使河原のセリフを鵜呑みにするなら「絶対に何かが起こる」はずなので、直結しているような気もしてきます。
うーん、分からないw
一つ言えるのは、今のところ「これは超常現象だ」と言える確固たるものがまったくない事ですかね。鳴の言った「見えてるのは榊原くん、あなただけ、だとしたら?」に恒一はガチで幽霊なんじゃないかと疑ったようですが、視聴者にはそうではない事が分かっていますし、26年前のその後の事がまだ分かっていない以上、桜木さんの事故が偶然なのか必然なのかも判断できない。
まぁ僕は今のところ「超常現象はない」という仮定を変えていないので、偶然だと思っているんですけど、どうだろうねぇ。
にしても傘貫通は嫌だ。本当にショッキングすぎて、メシ食いながら見なくてよかったと本気で思いました。
ちなみに、人形屋で会話しているシーンで、鳴が「聞きたい事、他にもあるんでしょ?」って言った時、足の位置を若干ずらしましたね。
直前に恒一は(決して下心が働いたのではなく、目線に耐えかねて視線を落としただけですが)鳴の足の方を見ているので、もしかしてこれ、恥ずかしがった?
だとするととんでもなく可愛い訳ですが。思わせぶりに公開した眼帯の下も義眼という、まぁ言うほど驚くものでもなかったし、やはり見崎鳴は「なんらかの役割を負っている」だけで普通の少女なんじゃ。
前回も書いたんだけど、鳴はやっぱり恒一に話しかけてもらえて嬉しいじゃないだろうか。人形屋で恒一のケータイが鳴った時も、心なしか残念そうだったような。
- 関連記事
-
- Another #5「Build limbs -拡散-」 キャプ付き感想! (2012/02/08)
- Another #04「Put flesh -輪郭-」 キャプ付き感想! (2012/02/01)
- Another #03「Bone work -骨組-」 感想! (2012/01/25)
- Another #02「Blueprint -思惑-」 感想! (2012/01/18)
- Another #1「Rough sketch -素描-」 感想! (2012/01/11)