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ギルティクラウン phase14「攪乱 election」 感想!

胸糞悪いけどちょっとドキドキしちゃう背徳感

 
 
 
桜満集
今回は各キャラごとに書いてみる事にします。

という訳で最初は主人公の集ですが、今回は「彼は王になれるのか」というところが論点でしたね。
そういえば名前も「おう」から始まりますね。「集」は友達が集まってくる、という意味の名前だそうです。

さて、『神様のメモ帳』によれば、指揮官には4種類いるそうです。
有能な働き者と、有能な怠け者と、無能な怠け者と、無能な働き者。
有能な働き者は、参謀に向いているそうです。あれこれ一生懸命考えるから。
有能な怠け者は、現場指揮官に向いているそうです。死にたくないから楽して勝とうとして自軍の被害が最小限に留まるから。
無能な怠け者は、将軍に向いているそうです。何もせずにどーんと構えているのが仕事だから。
無能な働き者は、いらないそうです。しっちゃかめっちゃかに場を混乱させるから。

まぁ組織論の一つという事なのでしょうが、試しにこれに集を当てはめてみるとどうなるでしょうか。
有能な怠け者ですね。
ヴォイドという戦う力があるので有能、あまり自分で苦労しようとしないから怠け者。
つまり、現場指揮官に向いていると言えるでしょう。

集は涯と違い「みんなの中心にいて一緒に戦う」という本質が描かれてきたので、なるほど現場指揮官と言えるでしょう。涯も前線に出て戦ってはいますが、どちらかというと戦国時代の武将のような感じで、実質将軍でしょう。まぁ涯は有能な働き者なので、参謀も兼ねていましたが。シブンギさんの存在意義……今回だって生存確認されてないし……

今この学校に求められているのは即戦力、高いところから命令する人はいらないのです。その点、今回集が生徒会長へ就任した流れはなかなか納得のいくもの。

アリサさんは、普段は有能な働き者なのでしょうが、今回は上手く立ち回れていませんでした。有能な働き者とは言っても、それは平時の生徒会での話で、有事となると一高校生に「上手く立ち回れ」と言う方が酷。「助けは必ず来るから、デマなどに惑わされずに待て」は一応正しい対応ですが(実際、供俸院家は葬儀社の残党を拾って救助の準備をしている)、どちらかというと戦場ではなく作戦本部からの言い分に近い。事件は会議室で起きている訳ではないのです。可哀想ですが、下ろされてしょうがないところでしょう。自分でもその事が分かっているから、複雑な表情をしてはいましたが、集に拍手を送っていました。

という訳で集の生徒会長就任はなるほど面白い訳ですが、少し気になるのはハレの「集は王様になれるよ」というセリフ。
まぁ作品タイトルが『ギルティクラウン』ですし、クラウン(冠)を戴くのは王様ですから、このワードが出てくる事自体は何もおかしくはないのですが、僕は集の事を「現場指揮官」だと言ったのですけど、「王様」には果たしてなれるでしょうか。

もちろん王にもいろんな解釈があるので、一概には言えないのですが、どうも集は王様の器には見えない。上で述べた指揮官どうこうの話を無視すると、集はどちらかというと命令を受けて前線で戦う戦士ですよね。んでもってそこで中心になるので、戦隊モノで言うところのレッドです。
果たして集は王の器たるのか、またみんなの王たれるのか。その辺も今後の論点になっていくでしょうか。

まぁ、デマを信じている生徒たちを納得させ、沈静化させる事に成功した壇上の集はなるほど王様のようでしたけどねw
ロン毛くんのヴォイドを瞬時に抜いて銃を無効化するところとか、死ぬほどかっこよくて痺れましたよ。彼のヴォイド知ってたん?という疑問は出てきますが、まぁここはそういうのあまり気にしなくていいでしょう。ちなみに彼は気絶しましたが、これは僕の予想が当たりました。わお。集はコントロールして相手を気絶させる事も出来るのですね。もしくは、お互いが友達だと、仲間だと思っている時だけ気絶しない、とか。
ヘタレヘタレ言われながらも、一応葬儀社での任務で胆力だけは揉まれているので、今回の壇上での一幕は納得のいく流れです。こんな感じで、王たる事に関しても描写が増えてくれるといいですね。

楪いのり
他のキャラに焦点が当たったりしているので最近どうも影の薄い感があって寂しいですが……

恐らくあれは殺してますよねぇ。いのりは前線で敵を普通に殺していて、集が「そんなあっさり……!」みたいに驚愕するところが以前ありましたが、命のやり取りをする戦場ではいのりの方が正しくて集がついていけてないだけ、みたいに思ってたけどむしろいのりの命に対する意識の低さが焦点だったのですね。

ケイドウさんたちが作ったというのですから、いのりの実年齢は高くて10歳ほどでしょう。『テイルズオブジアビス』のルークじゃないですが、人の命に対する意識が育っていないのはしょうがないところです。
ちなみにいのりは集に嘘言ってましたが、これは集が「こういう現場」を好かない(苦手?)というのが分かっているから、集を想っての嘘でしょう。その辺の配慮は出来るようになったという、中途半端な成長ですね。
今回思わせぶりに描いたという事は、今後こういった場面を集が目撃するのでしょうね。その時どういった事が起こり、集が何を思い、何を言うのかが楽しみです。

篠宮綾瀬
なんでこの人こういう役回りばかりなの?w

葬儀社を差し出せば環七の外に出してもらえる、という冷静に考えればあり得ないデマ(セガイ局長マジ鬼畜)を信じてしまった生徒たちに捉えられてしまったのですが、なんというか、まぁ車椅子だからこういう役回りにはなっちゃいますよね。
どうしたって車椅子はハンデになってしまう。狙われやすいし、今回のように明確に狙われる理由が出来た時、一番弱いのが綾瀬です。

作り手もそれが分かってるんでしょうね。
衆目の中服を引っぺがそうとするという胸糞悪い展開なのに、ちょっとドキドキしてしまった。男はどうしても、「勝てない女性」に嗜虐の感情を抱いてしまうのです。ほら、『あの夏で待ってる』の柑菜ちゃんを見てみなよ。敗戦濃厚なのがかえって大人気につながってるじゃない。『ギアスR2』の時も神楽耶がルルーシュの横暴に耐え兼ねて泣きをこらえる姿が逆に人気を呼んで、「民主主義」というささやかな流行りスラングが生まれたほど。
ああ背徳感よ。

ちなみに前回、「綾瀬の心の流れが分からなかった」という意見をちらほら見たのですが、どうも綾瀬の言った「車椅子は個性よ!」を拡大解釈している人が多いようです。
車椅子は個性と言いはしたものの、個性=ハンデではない、個性=何か自慢出来るもの、という事ではありません。ヘタレなのも個性ですし、臆病なのも個性ですし、目が見えないのも個性ですし、歩けないのも個性です。

ハンデを「個性」として捉えるのは、単なる意識の問題。
自分のハンデを個性として認識出来れば、ハンデから生まれる様々な問題にも向き合えるものです。だから綾瀬はエンドレイヴに乗り、車椅子には自分でよじ登るのでしょう。

しかしそれは個性を全肯定している事にはなりません。
エンドレイヴのない前回の綾瀬には戦う力などなかった。敵が乗り込んで来た時、無様に逃げるしかない。涯を亡くしたショックも手伝って、綾瀬は情緒不安定になっていたのですね。
そこで新たな戦う力(ヴォイド)を与えられた展開は、納得のいくものです。そしてそのあとの綾瀬のセリフも素晴らしくて、「自分に出来る事を探す」と言っていました。与えられるばかりではなく、自分からも何かをする。そのためにきっかけが必要だった訳ですが、助け合うのが友達でしょう。

車椅子は弱い。だからこそ車椅子でも出来る事を綾瀬は実践していたし(初めて会った時に集を転がしたのは本当にいい流れだった)、弱い事を理解しているからこそ戦う力を求める。別に一生車椅子に乗って生活したい訳ではないのです。

ツグミ
人形を作るヴォイドですか。リモートコントロール可能って、何そのチート!って思ったけど、ヴォイドって基本チートだったw
一度出してしまえば、その用途に合った場面では今までずっと最強でしたからね。

毎回そうなんでしょうが、今回は特に「デマは偽情報でしかない」という事を証明するために、逆算してヴォイドが設定されている感じがしました。まぁこういうコンセプトだとどうしてもそうなるでしょう。
恐らく、小さい頃は自分で人形を作って遊んでいたんでしょうね。でも母親や父親の代わりにはならなかった。そういうところがコンプレックスになり、ヴォイドになった、と。

ヴォイドを抜かれようとした時のツグミが大変可愛かったです。
一度抜かれてしまえばもう怖くないでしょうが、あんな思わせぶりに抜かれたらそりゃあ怖いですよねw 自分の胸に手が入り込んでいく訳ですから。気絶しないという事は、ヴォイドがむきむき出てくるところも見える訳で。
あとハレさん紛らわしい事言わないで下さい。まぁ、みんな抜かれる時に「うわぁ」とか「あふん」とか言っているので、実際最初はちょっと痛いんでしょうけど。

寒川谷尋
何言っちゃってんの谷尋ー!

って思ったけど、よく考えてみたらヴォイドランク制って結構理にかなってますね。
今後生き残るためにアンチボディズと戦っていくに当たり、大事なのは即戦力ですので、強いヴォイドを持つ者を前線に送り込むのは当然の考えです。集がいのりのヴォイドを使うとして、谷尋、綾瀬、アリサさんは前線メンバーでしょう。

また、ヴォイドの強さにランクをつけて識別する事により、また全員のヴォイドを把握しておく事により、行動の優先順位を決める事が出来ます。弱い者を先に逃がし、強い者はヴォイドを手にして戦う、みたいな。手当たり次第にやるよりは、遥かに生存率が上がるでしょう。

しかしこれは、「軍隊」だったらの話でw
戦う事が仕事であればこれでいいんでしょうが、生徒は生徒でしかありません。全員助かりたいのであり、全員素人であり、全員自分が可愛い。こうやってランク分けされてしまっては、もし谷尋にそんな意図がなかったのだとしても、ランクの低い者は「俺は真っ先に見捨てられるかも知れない」とか思ってしまう。
平民をこんな事でランク付けしてはいけません。

そういう倫理的な事が分かってしまったので、集は「え、何言ってるの……?」という顔をしました。谷尋はどういうつもりなんでしょうね。

ちなみに、何故あの装置が紛れ込んだのでしょう。
まごころ青年団のトラックが壁にぶつかった時に落ちましたが、あまりにも思わせぶりです。彼らがこんな装置を持っているはずもないので、セガイが持たせたのでしょうね。誰かがランク付けを始める事を予期していたのでしょうか。だとしたらすごいですが、どちらかというと「そうなったら面白いのになぁ」くらいの意識で送り込んだのかな。

でもヴォイドの力を数値で表すのはちょっと面白いですね。
ツグミのヴォイドは、みんなの中では下なのか。颯太が一番低そうです。
集のが測定出来ないのはいいとして、いのりのヴォイドが限界振り切ってたのは吹いた。

次回予告
サブタイは「告白 sacrifice」

なななななななんかハレちゃんが告白するみたいな?
何それ怖い! 誰かの死亡フラグが立ちそうなんですけど!
そして英語副題はsacrifice、「犠牲」という事ですが、うわぁ嫌なタイトルだなぁ。
しかし楽しみです。お風呂!お風呂!
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