Another #5「Build limbs -拡散-」 キャプ付き感想!
鳴ちゃん可愛いけど、割と真剣に恒一がかっこいい。
謎解きは鳴ちゃんと仲良くなったあとで
2011年売れた本ランキング1位ですって、謎解きはディナーのあとで。
160万部突破でハリポタ最終巻の記録を塗り替えたんだとか。
ドラマの方はちょこちょこ見てたけど、アニメ的な演出をたくさん取り入れた意欲作でした。どうでもいいか。
恒一も鳴ちゃんと同じく「いない者」扱いになってしまった事で、鳴ちゃんの方に遠慮する理由がなくなってしまい、んじゃあもういちいち黙っているの面倒臭いから答え合わせしちゃいましょうか、という事で呪い?の内容がだいぶ判明しました。
だいぶ判明したけど、全部じゃないですね。登場人物の誰も、その全容を把握している訳ではない。まぁそうじゃないとミステリーでもホラーでもないんですけど。
という訳で整理してみます。本当はそこからさらに考察とかしたいんだけど、この情報量を捌き切れるキャパシティが僕にはないw
月詠さんの考察(or推理)待ちです。
えーと、26年前のミサキが死んでしまった事により、次の年からクラスの人数が一人増えるようになった。何故か机と椅子がワンセット足りない事から判明したようですが、そうなると「死者」というのはメタファーかな。本当に鳴ちゃんの言うような存在だとしたらホラーですが、「そうである」という確証がどこにもない。僕は今のところ、「死者」と言っているのは便宜上で、別のシステムが働いているんじゃないかと思っているのですが……
ともかく、一人増えると、そこから毎月人が死に始める。最初の年は、クラスの人間が6人、親族が10人。
いろいろ対策してみたけど、10年前、やっと有用な方法が見つかった。一人増えるなら、誰か一人を「いない者」にして数のつじつまを合わせてしまおう、と。
実際にこれで人死にが起きなくなったようですし、なるほど面白い理屈だとは思いましたが、今年の3組が恒一をさらに「いない者」にしたのは、たぶん効果を発揮しないんじゃないかなぁ。
だって、人死にが起こる年は、例えば最初の年は16人、今年もすでに4人が死んでいますが、最初に増えているのは一人です。最初から数の計算が合っていないのですから、「いない者」を二人に増やしたところで意味があるのかどうか。
まぁ、恒一を鳴ちゃんと同じ扱いにする事によって「いない者がいない者に話しかけているのだから、つまりクラスでは何も起こっていない」という事にしているのかも知れませんが。それだと、無理矢理だけどそこそこ筋の通った考え方だけど、それでもすでに4人が死んでいる以上、数のつじつま合わせにはならない。
うーん。
分からないw
毎回、「どうせ僕程度の頭で推理とか考察とか出来ない」と思っているんだけど、でもやっぱりあれこれと考えてしまいます。
どうでもいい話
呪いという言葉について調べていたら、面白い事が分かったので、書いてみます。
「呪い(のろい)」と「呪い(まじない)」は同じ字を書く、という事が少し前にどこかのブログさんで言われていて、「おお、そういえばそうだ」と思って感心していました。
その時はただ単に不思議な事だなぁ程度に思っていたのですが、きちんと理由がありました。
「のろい」と「まじない」、そもそも言葉の出所が違うのです。どちらも神にまつわる言葉ですが、「まじない」は仏教用語のよう。
相手に不吉な事が起こるように祈るのが「のろい」
邪気や病魔を追い払う文句が「まじない」
この二つの言葉の面白い違いは、「まじない」には動詞形がないところです。「のろい」は「のろう」という動詞形がありますが、「まじなう」という日本語はありません。言葉の出所が違う証拠になりますね。
んで、「のろい」ですが、もとは「祝い」と同じ言葉のようです。
呪いと祝い、漢字が似ていますね。どちらも神前でいのりの文句を唱える事。
のちに、「祝い」は幸いを祈る場合、「呪い」は不幸を祈る場合に使うようになったそうです。
日本語って面白い。
気になるカット
鳴ちゃんが本気を出してきたので可愛すぎてやばいです。この子って最強の萌えキャラなんじゃないかしら。

前回もそうだったけど、アニメでは得てしてこういうシーンはアバンで繰り返されるものですね。次回のアバンは比較的平和な始まりになりそうだ。

かつてこれほどまで、窓際の席から窓の外を眺めるポーズが似合うキャラクターがいただろうか?
鳴さんハマりすぎです。アンニュイな表情がとてつもなく様になっています。
この日の鳴ちゃんは朝のHRの最中に教室に入ってくるという、数分程度の遅刻。数分くらいならちゃんとした時間に登校すればいいのに、前回「適当に、ね」と言っていた通り、本当に適当にやってるんですね。どうせ無視されるなら真面目になる事もないし別にいっか、という感じでしょうか。そのアバウト感がステキ。

本気でビビったカット。目を凝らしましたよ。かすかに鳴ちゃんの足らしきものが見えています。
こういう、文字では到底出来ない表現をアニメは出来てしまうから、すごいですよね。

普段は目が大きいデザインなだけに、ムスッとしている恒一は細目になってかっこいいです。最初は戸惑いの表情が多かったけど、最近は怒ってる事が多いよね。

周りの傷と違って、ペンか何かで書かれていますね。
小説の煽り文句をそのまま書いたような文なところが気になりますが、ちっともすり減っていないところを見ると、これを書いたのは鳴ちゃん?
どうやら「死者」とやらが増えて勝手にクラスメイトになってしまう事が「のろい」の発端らしいので、今後その「死者」を特定する展開が来るのかも知れません。

「赤沢さんのやり方はフェアじゃない」と、真相を全て話そうとしてくれた高林くん。めちゃくちゃいい人やーん!って人間の良心に触れてほっこりしていたらご覧のありさまだよ!
いい人は損するっていうけど、損ってレベルじゃないよ!
一瞬で高林くんの株が急上昇だったのにこの仕打ちはないよ!
「見崎鳴は……」と言いかけてから死にましたね。名前をここまで言っているので、やはりクラス全員が意図的に鳴ちゃんを無視しているのでしょう。って、そんな事はもうだいぶ前から分かっていますが、「意図的に無視している」という事をクラスメイトが初めて自分の意志で暴露した瞬間でした。
前回僕は「一連の人死にを人為的に起こせないか」という事を考察してみて、全ての件において一応の説明がつきましたが、今回はどうだろう。心臓麻痺はさすがに事故というか、ただの病気だよなぁ……とも思うけど、電磁波を浴びせれば誘発出来るんじゃ。って、それはペースメーカーか。高林くんがペースメーカーつけてたら、殺人は可能ですね。そうなると望月くんなんか一番怪しい容疑者になりますが、まぁ、彼が犯人と考えるのは苦しいよなぁ。性格的に。

「すまねぇ」と、勅使河原。
すまねぇの一言でも言ったらまずいんじゃないの?とは思うけど、完全には無視出来ない彼の人のよさが出ていますね。いい人だ。さっきいい人が死んだばかりだから、素直に喜べないんですけどね……

これは本当にどうでもいい話なんですけどね。
中学・高校(もしかしたら小学校でも)で習う比喩、面白いですよね。日本語の、というか言語の不思議です。
ちなみに比喩は英語で「メタファー metaphor」ではないので注意。直喩が「シミリ simile」で暗喩が「メタファー metaphor」です。直喩と隠喩をまとめて比喩って言うのは日本語独特で、英語に明確な比喩の訳語がありません。comparison(比較)なんかが、近い意味として比喩と訳される事がありますけどね。
たぶん高校では習わないと思うんだけど(少なくとも僕は習わなかった)、比喩には↑の三つ以外にもあって、面白いのが換喩です。一発変換で出てこないぜ……
換喩とは、ある事物を表すのに、それと深い関係のある事物で置き換える法。(『デジタル大辞泉』より)
「鳥居」と言って「神社」を表したり、「サイレン」と言って「パトカー」や「救急車」を表したり。「サイレンの音が近付く」はまさに換喩表現ですね。「羽田に行く」なんてのも換喩です。
僕らに馴染みのあるもので表現すると、「東京ビッグサイト」もしくは「ビッグサイト」がそうですね。正式名称は「東京国際展示場」なのに、企業名の「東京ビッグサイト」を言うと「東京国際展示場」の事を言っている事になる。これも換喩です。
英語だと、「Tokyo says...」という言い回しが換喩の有名な例です。「東京は~と言いました」という直訳になりますが、これで「日本政府は~と発表しました」の意味になります。
言語って面白い。
もう一つ提喩というものもあるのですが、こいつはややこしいのでパス。

試しにガタッと立ち上がって教室を出てみる恒一。これにより、自分も鳴と同じ扱いを受けているのだと確信します。
ちなみに、鳴ちゃんが何をしてもまったく動じないクラスメイトたち、恒一が立ち上がるとみんな少し反応していますね。音にビックリしただけとも取れますが、自分たちの敷いた態勢にまだ慣れていないといったところでしょうか。みんな本当はこうしたくはないんでしょう。

「どう? いない者になった感想は」
お茶目な鳴ちゃんが可愛い……!
この時、組んでいた腕を後ろ手に回して首を少し傾げていますね。こういう細かい動きが本当に素晴らしいです。くああ、鳴ちゃん可愛いなぁ。可愛いなぁ。
ここは鳴ちゃんが可愛いシーンですが、恒一がかっこいいシーンでもありました。
クラスから総スカンを食らっても「あんまりいい気分じゃない」とかわせるところがまずすごい。いじめではないと分かっているから、そこまで気負う必要がないだけかも知れないですけどね。
それでも、この総スカンに対して、恒一は「気持ちの悪さ」や「悲しみ」「寂しさ」などよりも「怒り」を感じているようです。理不尽なものに素直に怒れる人は強い人です。
それに、恒一は「ちょっとスッキリした」と言います。
何故なら、見崎鳴はいると分かったから。
かっこいいいいいいいいいッッ! 惚れちゃいそうだぜアクセラレータァァァァァッッ!!
最初の頃はヘタレだと思っていて、でもそれにしてはいろいろと首を突っ込んでいるから変だなぁと思っていましたが、なるほどこういう懐の広い持ち主だったのね。恒一の事が好きになりました。

可愛い……!
クラスの決めごとのために、自らもミステリアスな雰囲気を演じてきたのでしょうが、存在をしっかり認めてもらえた事が嬉しかったんでしょうね。今回の鳴ちゃんは本当にいい表情をします。
高林くんが死んだ事を聞かされた時も少し眉根を寄せていたようで、やはり突きつめるとただの女の子なんでしょうね。

今エレベーターを見ると……

コンクリートがむき出しで少し無機質な家。でも普通の家ですね。とことん今回は鳴ちゃんの普通っぷりを演出しています。
そして私服もまたまた可愛い!
この日は学校ちゃんとあったのに登校する気ゼロなところもフリーダムすぎて面白いですが、女の子っぽい落ち着いたブラウスに少年らしさがある半ズボンとハイソックスの組み合わせがとてもいい。なかなか冒険しているコーデですよね。お洒落さんな鳴ちゃんがまた可愛い。

「今日は特別に認めます」
胸を反らしながらお茶目な鳴ちゃん。ああもういちいち可愛いなオイ……!
ちなみに、体を恒一の方に寄せましたが、さらにひざも向けていますね。話す体勢を作ったという事ですが、心の接近も意味していそうです。恒一にだいぶ気を許していますね。

おまじな「い」
わざわざ最後の「い」を強調する面白い画面演出。基本的にゆったりゆっくりなアニメですが、ときどきこういうところでメリハリつけてくるからあなどれません。

次回予告より。
サブタイは「Face to face -二人-」ですね。ただ単に「二人」というだけではなく、「面と向かって」という英語タイトルがついているので、まさしく恒一と鳴ちゃん二人の事について描かれるのでしょう。
楽しみすぎる!
どうせ二人とも「いない者」なので一緒に登校しちゃいます。一気にラブコメってくる……こないだろうな、さすがに。

ななななななななめめめめ(落ち着け

ふむ、なるほど、二人で屋上でベン・トー食ってたんですね。本当にラブコメってくるんじゃ……

美しい夜の川をバックに。
次回も楽しみすぎます。今回ほどいろいろな事が判明する事はないだろうけど、どういう動きがあるのでしょう。たぶんそんなに動きはなくて、比較的静かな回になるんじゃないかと思うのですが、さて。
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