Another #11「Makeup -惨劇-」 キャプ付き感想!
(泣)
静かな夜
なんつーか、惨劇というサブタイに見合った内容ですねぇ。
見合いすぎてもう笑いすら出てくるレベル。頬がひくひくしてるけど同時に涙も出てくる感じで。
いや、泣いてないですけどね。
でも泣きそうです。
静かな夜、なんて小見出しをつけましたが、今回は激しい夜でした。
なんでこんな小見出しをつけたのかとういと、見ている時、Fiction Junctionの「時の向こう 幻の空」が頭の中をループしてならなかったのです。
「時の向こう 幻の空」は、アニメ『おおかみかくし』の主題歌でした。おおかみかくしもAnotherと雰囲気の似ている作品で、閉鎖感のある町で惨劇の起こる内容ですね。
「時の向こう 幻の空」の歌詞にこんなものがあります。
「その惨劇の行方がただ 静かな夜であればいい」
おおかみかくしの頃はこの曲が大好きでよく聞いていたのですが、全体的に素晴らしい歌詞なのですが、特にこの部分が大好きでした。Fiction Junctionの厳かな歌い方も相まって心に染み入りまくりです。
Anotherを見ていても、この歌詞が頭に思い出されてしまってね。
この惨劇の行方が、静かな夜に向かっていればいいなと。
最後には、死んだクラスメイトたちを弔いながらも、生き残った仲間たちで生きている実感をかみしめあって、卒業する。
そんな、静かな夜。
見たいなぁ。
見たいなぁ。
でもほのぼのした気分で楽しめるAnotherは0巻しかないような気がしている。
死者は誰?
頭を使うのが面倒くさくて(オイ)、ここしばらく考察らしい考察をしていませんでしたが、考察をはいかないまでも、少し考えを書いてみようと思います。
あとからこんな事書くのはルール違反だとは思うのだけど、前回の感想ブログを回った時、死者は三神先生説が有力候補になっていたのですね。
しかし僕はそうは思っていませんでした。数々の三神先生説を見ても、「やっぱり弱い」と思っていたのです。
理由は、現象の始まった四月。
4月は椅子の数がそろっていて、5月に恒一が転入してきたから椅子の数が足りなくなって現象が始まった……と思われていたけど、未咲ちゃんが鳴ちゃんの双子だと判明した事で、実は現象は4月から始まっていた事が分かった。
そこから、「なら、椅子の必要のない三神先生が死者だ」という推理はなるほど的を射ていますが、この推理には重大な欠陥があります。
恒一が転校したのは、「4月」なのです。
そして、恒一が気胸で入院していたのは一ヶ月間。5月に登校を開始したという事は、4月の1日には3年3組の一員だったという事。
そもそも、4月の途中に転校するというのはおかしな話です。
それこそ、身内の不幸があって転校を余儀なくされるような事例を除いては。そして恒一の転校理由はそうではない。父がインドへ出張するから、その間母の実家のある夜見山に住む……というのが、転校理由。当然、転校は4月1日には完了するようになっているはずです。
だから、椅子は最初から足りていなかったのです。
何故クラスメイトたちに転入生の存在が知らされていなかったのかは不思議ですけどね。校長が無能だったという事にしておきましょう。
つまり、三神先生が死者だというのはあり得ない。
……まぁ、今回死んじゃったので、今さら言ってもあまり説得力ないですけどね。前回の感想でこれ書いてたらかっこよかったんですけどね。
じゃあ死者は誰なのかというと、……分かんないw
僕の頭で考えられるのはここまで。恒一ではなく、鳴ちゃんでもないのは状況証拠的に分かるのですが、あとはさっぱりです。
現時点で生きている人間の中、という事になりますが……
とりあえず赤沢さんだと予想しておこう。
赤沢さんなら、二年前で死んでいる可能性がありますからね。兄貴が死んだあと、二親等の赤沢さんが死んで……と。恒一との握手の感触も、まぁその時にどうこうしたんでしょう(アバウト
確証はない。ただまぁ、とりあえず予想しておこうという事でね。外れても構わないのです。
気になるカット
今回はあまり楽しくなかった。可愛い鳴ちゃんがあまり見られなかったから(オイ
そりゃそうだよね、ここまで大変な事になったらね。ラブコメなんてしてらんないよね。

松永さんの罪の告白リベンジ。
1話を彷彿とさせる、あまりにも効果的じゃないフィックス演出。ここではセリフに集中させる効果がありますね。おかげで、松永さんのテープの内容を復習できました。

同じく、赤沢さんのフィックス。
対策係が現象の事を話すのはいいのだけど、杉浦さんのせいで話がおかしな方向に。鳴ちゃんそっくりの未咲ちゃんの存在がこんなところで仇になるなんて……

不謹慎だけど、一度は押してみたい上位5位に入るボタン。
小学校・中学校の頃は好奇心で押してみたかったけど、今は経験値として積んでおきたい意味で押したい。一度押すと状況に慣れて、次非常事態が起きた時に冷静に動けそうな気がします。
愚者は経験に学ぶとは言いますが、やっぱり経験ってのは大事ですよね。
という訳で火事だと聞いてすぐさまこのボタンを押す赤沢さんがかっこよすぎてたまらない。その判断力を鳴ちゃんにも向けていたら……

三神先生に知らせなきゃ!とドヤ顔混じりの望月くん。
いや、正しいですけどね? こういう非常事態の場合、責任者である先生に知らせるのは大事な事です。
ただまぁ、望月くんからはそれ以上、というかそれ以外の感情が見て取れちゃったり取れなかったり。
しかし、勅使河原を引きずって逃げる姿には男を見た。

嘘だッ!!
とか言ってみたかったけど、よく見たらこれ鉈じゃねぇな。
しかし怖いおばさんである。

いってぇ!
男に対する護身としては非常に正しいけどいてぇ!
どうでもいい話を一つ。
僕は空手の有段者ですが、空手って知られているイメージよりもえげつなかったりするんですね。
空手は組織図が複雑すぎてほとんど空中分解していますが、伝統空手と呼ばれる分野においては、目つぶしだの関節だの金的攻撃だの、とにかく人間の弱点を狙う攻撃が多いのです。
僕も普段から、どうすれば上手く金的を決められるかを考えていたりします。
反面、組手を中心とする流派・会派では、組手はスポーツなので、逆にこういう卑怯な攻撃は嫌われますね。
直接打撃系(フルコンタクト空手)でも、あれはボクシングみたいなものなので、基本的には肉体にダメージを与える事が主眼だから急所攻撃はない。
普段はそこそこ安全を考慮して稽古する伝統空手が一番えげつないという、不思議な空手の世界でした。

まともに金的攻撃を食らっても、しっかり武器を取り上げて鳴ちゃんを守るナイトな恒一くん。
かっこいいわ……

杉浦さんが放送している間、とある部屋にて。
まぁ夜ですし、飯も終わってますし、部屋着に着替える人がいてもおかしくないですけどね。
なんとなく眼福な光景。短パンにキャミソールにハイソってなかなかいい。

だからってリラックスモードの男バージョンを見せなくてもいいじゃんよ……
トランクスって誰得だよ……
どうせなら恒一か望月くん辺りのが見たかったよ……

口直し。

Chelさんの気になっていた松井さん(右)がチラッと。
このあとの惨劇に、とりあえず今回は不参加。二人で連れション(お下品)していたところだったのでしょうが、こうやって向き合っている図はどこかしら違和感を覚えさせる面白いレイアウトですね。

小椋さーん!
ああ、こんなに可愛いのに。クラスメイトの中では断トツで可愛いのに。
引きこもりの兄貴を甲斐甲斐しく世話する健気な妹なのに。

殺せぇぇぇぇぇぇぇぇって叫びがすげぇ。福圓美里はさすがっすなぁ。
でもこの顔は怖いよ。彼氏が死んで苦しいのは分かるけど、対策係ならもっと理性を保ってほしかったぜ……

口直し。

男子の方はちゃんとズボンをはいてきます。これが男と女の違いか。女の子は部屋着のまま出てきてもまぁ許される。キャミソールって一応下着の分類に入るんだよね!
とか言っている場合ではないのですけどね。

自然と手と手をつないじゃう恒一と鳴ちゃん。こんなところでキュンキュンさせてくれるからAnother大好き。

可愛かった小椋さんはどこへ行ってしまったんだい……
このあと恒一に跳ね飛ばされますが、一応「ごめん!」と謝る恒一が紳士。

ギリギリセェェェェェェェェェェェェェフ!
恒一くん本当にナイト。旧校舎を探検した時といい、恒一はよく鳴ちゃんを引っ張って助けていますね。

これが亜城木夢叶の求めたシリアスな笑い……!
まぁそんな冗談は置いといて。
なんつーか、死に様がその人の生き様を決めると言われる事もあるけど、どうせ死ぬならもう少しマシな死に方にはならなかったのかな……となってしまった小椋さんの最期。
別の意味で悲しくなってきました。

いってぇ!
杉浦さん容赦なさすぎっす。
マジ怖いわぁ。

杉浦さんの攻撃をわりと普通にかわす鳴ちゃん。
これは鳴ちゃんがすごいんじゃなくて、杉浦さんの動きが見え見えなんでしょうね。こんなに錯乱していては動きが大きくなりすぎる、と。


自らケーブルに引っかかって死んでしまう杉浦さんを見て、どんどん表情を暗くする鳴ちゃん。
鳴ちゃんそんな顔しないで……!

何かを決意したかのような、悲しそうな鳴ちゃんの顔。
「死者を死に帰せばこんな悲しい事は起こらなくなるんだよね」といった事を言っていましたが……
鳴ちゃんはすでに死者が誰かを分かっている。
誰にせよ、あまりいい結果は想像できないですね……

なんだか、これっきり会えなくなるんじゃないかと思ってしまった鳴ちゃんの去り際。
二人がいない者だった時、いろいろな事を話して「いつかね」を繰り返していたのを思い出しました。「いつかね」を連呼していたら、その「いつか」が来ないんじゃないかと思ってしまったものですが……
え?
フトモモに気を取られた訳じゃないですよ。断じてないですって。

次回予告より。
落雷は大変な事だけど、それを無視すればすげぇ綺麗な映像です。

そういやずっと逃げていたのでした。
がんばれ望月くん! と勅使河原!
望月くんの首がピンチだけど大丈夫だよね!

二人して階段から落ちる鳴ちゃんと赤沢さん。
赤沢さんは武器を持ったまま。
いったい何してんのー! 鳴ちゃんに傷負わせたらいかな赤沢さんとも許さないんだからねー!

思わせぶりな鳴ちゃんの後ろ姿。
いったいどんな結末が待っているのでしょうか。
次回サブタイは「Stand by oneself -死者-」
英題の意味は、「自らに寄り添う」でしょうか。
ついに死者が判明する……のでしょうけど、次って最終回だよね?
静かな夜を見たいぜ。
- 関連記事