Another #12(最終回)「Stand by oneself -死者-」 キャプ付き感想!
ふぅ、終わった終わった。(いろんな意味で)
どうでもいい話
前回の推理が綺麗に外れたw
というか面白いぐらいに滑稽な推理を披露していましたよ。自分でもびっくりだよ。いやぁ、前回はにほんブログ村にしかTB送ってないんだよねぇ。怪我の功名だよ。でも普通にアクセス来てるよ。普段から記事に力入れているのがこんなところで裏目に……
まぁいいや。こういう推理・考察系で考えすぎると僕はいらない方向へ転がってしまうというのが学習できただけでも重畳というもの。次からはもっと自分に合った感想の書き方をするとします。
といってもAnotherは今回で終わりなのですけどね。
さらにどうでもいい話
マジでどうでもいいから読み飛ばしてもいいよ。
第1話の時点から、「たぶんこの作品のタイトル、間違った英語の使い方をしているんだろうなぁ」とは思っていましたが、ビンゴでした。
いや、これくらい間違っていてもさしたる問題ではないのですけどね。前回赤恥かいているのでせめてもの名誉挽回、豆知識でございます。
anotherは「もう一つ」という意味ですね。これは確か中学校レベルの単語なので、まぁほとんどの人は知っているかと思います。意味もそんな難しくないし、otherと字面も意味も似てるしで覚えやすい単語ですね。
ここで、another、なぜanotherなのかというと、otherに冠詞のaがくっついた形になっているのです。
次の単語が母音から始まればaはanになりますよね。それで、another
aは冠詞の一つですが、その中でも不定冠詞と呼ばれます(ちなみにtheは定冠詞)。
aを訳すとしたら「一つの」と学校では習うと思いますが、数を数えるための役割よりは、どちらかというと別の役割が強いです。
その役割は、合計数のあいまいさの表現。
例えば、an appleと言った場合、「一つのリンゴ」と訳せますが、ここではリンゴが合計いくつあるのかが分かりません。いくつあるのかが分からない、つまり、一つしかない内の一つなのか、それとも二つある内の一つなのか、それとも100あるうちの一つなのかが分かりません。
また、指で指してan appleと言う事もありますが、an appleはその場にリンゴがなくても概念的なリンゴを指す事もできます(反対に、the appleと言うとどのリンゴを指しているのかを特定するので、概念的な意味では使えません)。例を出すと、「好きな食べ物は?」「リンゴだよ」と言う場合のリンゴはan appleと言えますが、the appleとは言えません。
意味が分からないかも知れませんが、とにかくaはあいまいなのです。だから不定冠詞、定まらない冠詞と呼ばれます。
ここでanotherに戻ってきますが、意味は「もう一つ」ですよね。
上のaの意味をかんがみると、anotherはもう一つを指しますが、その合計数は分からないのです。
この事から、anotherは「最後の一つ」には使われません。
例えば、リンゴが4個ある場合。
人間も4人いて、それぞれが一つのリンゴを食べるとしましょう。
Koichi eats an apple.
Mei eats another apple.
Teshigawara eats another apple.
Mochiduki eats the other apple.
こんな感じになります。最後はthe otherを使うのですね。otherは「他の」という意味ですが、theと組み合わせる事によって「残り全部」という意味になります。
ちなみにこの時、リンゴがいくつあるかが分からなくて(でも実際には4つある)、そして4人で食べていく場合は、4人目でもanotherを使います。結果的には最後の一つですが、食べるまでその合計数が分からないのなら、もしかしたらまだあるかも知れないですからね。
この事を踏まえると、作品タイトルの『Another』は間違っている事になります。作中で解明すべきだった「もう一人」は、絶対にあと一人であると分かっていましたからね。
だから正しい英語を使うならThe otherでしたが、まぁ、意味的にそれほど違いがある訳でもないし、創作物のタイトルですからね、耳になじみの深いAnotherを使うのが正解でしょう。
という訳で、どうでもいい話でした。
感想
ここから読み飛ばしたら泣くからねw
という訳で終わってしまいました、Another。アニメも現象も。
なんつーか、アニメが最終回を迎える瞬間って、どうしても寂しい気持ちになるし、「終わって欲しくない」と思う事もしばしばある訳ですが、Anotherに関してはびっくりするぐらいスッキリしているというw
こんなにも大満足で見終わったのに、もうこれ以上は見たくないと思えるアニメも珍しい。グロいだけならそうはならないのだけど、現象の理不尽さ、悲惨さ、クラスメイトたちの死んでいく過程がとてもよく描けているので、精神的にとんでもない負荷がかかるのですよね。思わずこっちも気胸になってしまいそう。気胸って調べたけど、症状は喘息と少し似ているそうですね。それは苦しい……
そんな中、鳴ちゃんの癒しパワーは異常でした。鳴ちゃんがいたからこのアニメ見続けられたと言っても過言ではない。
前も何話かの感想記事で書きましたが、やはり鳴ちゃんの存在があったからアニメ化されたんだと思います。偶然か作者の故意かは分からないけど、鳴ちゃんはどう見てもアニメ向きのキャラですね。
これも前に書いたけど、実写映画版はどうしてもアニメ版に勝てないと思う。ホラー演出で上回っても鳴ちゃんがいる限りアニメが最強。
今回も前回に引き続きどんどん人が死んでいきましたが、最終回だからか、死んだかと思いきや助かったクラスメイトたちもいっぱいいました。ちょっと心に光が差したよ。この2話、鳴ちゃんの可愛いところがあまりないからね……
死者は三神怜子。アニメではEDクレジット、ビジュアルというヒントがあったとはいえ、事前に推理してみせた月詠さんマジぱねぇ。一生ついていきます。
死者は一度死んでいて、結局一年が終わったら死に帰る訳ですが、それでもネックなのは「死者にも自分が死者である自覚がない」という点。恒一につるはしを振りかぶられた時の怜子さんの気持ちを考えたら鬱になりそうです。なぜ甥っ子に殺されないといけないのか。生きているのに。ここにこうして生きているのに、なぜ死者だと決めつけられるのか。
恒一も辛かったでしょうね。鳴ちゃんが人を殺そうとしている、という状況も手伝ったのでしょうが、やはり恒一は強い男だ。強すぎるとこういう時に損です。
なんか、今回の感想のつもりが総評っぽくもなっていますね。面倒くさいので別に総評書くのはやめましょう。Anotherはとてもいいアニメでした。
0巻の予約締切が迫るよー! でもお金がないので諦めます。ひょっこりレンタルにも並んでくれるって、私信じてる。
気になるカット
ずっと「気になるカット」っていう小見出しで書いてきたけど、この小見出しどうにかならんかね。なんだよ気になるカットって。

あ、生きてた……
って思ってしまった。僕の前回の推理が瓦解した瞬間。いや、瓦解どころか最初から出来上がってもいなかったですけど。
どんな推理だったかって? anotherの解説よりどうでもいいよw

嘘だろー!
ってなった瞬間。そういやOPにこんなシーンありましたね。
めちゃくちゃハラハラしたけど、結局シャンデリアに押しつぶされた子たちはほとんどが助かりました。

もっと嘘だろー!ってなった瞬間。
部屋着っ子まで死んだら僕はいったい今後何を糧に生きていけばいいんだい?(大袈裟
キャミソールに短パンにハイソ。やっぱいいねこの組み合わせ。わざわざハイソなところが狙ってるよね。普通部屋でくつろぐ時靴下脱ぐよね。特にハイソは蒸れるだろうからね。

千曳先生超かっけぇ。
これはあれかな、おばさんを殺しちゃったのかな?
でもまぁ、殺さないとずっと暴れ続けそうな感じだったし、正当防衛ですかね。

一足先にシャンデリアから抜け出した彼は柱につぶされてしまいましたという悲劇。
あまりにも理不尽すぎる。部屋でトランクス一丁だったのがそんなに悪かったのか……

死んだと思ったら生きていた部屋着っ子。今名前調べた、有田さん。あれ、有田さんって何話か前にアバンで恒一に「話しかけなければ……」って恨み言言ってなかったっけ……?と思ったら渡辺さんと佐藤さんでした。二人は合宿へは参加してないようです。
しかし有田さんは生き残って川堀くんは死亡。せっかくの部屋着コンビだったのに。これが女尊男卑か……

再びかっけぇ千曳先生。
確かに千曳先生は命が惜しくて逃げたのかも知れませんが、そんなの責められませんよね。命がかかってんだ、逃げられる立場にいれば逃げたらええねん。
それに今は、逃げて傍観者になったおかげで現象による死を恐れずに3組の子たちを引率できる。何人かは千曳先生のおかげで生き残っています。

火のついた木材が直撃していますが、雨で濡れているのでそう簡単には引火しません。
とはいえ、この業火の中に素人が入っていくのは無謀としか言いようがない。恒一はその辺の判断ができない子ではないので、それほど鳴ちゃんが大事なのでしょうね。
「怜子さんは恒一にとって特別な存在だった」という事が今回言われていましたが、聞かなかった事にします。

凶器を持っている方の肘を押さえて武器を無効化する恒一。護身の視点で見るとこの姿勢はまずいですが(赤沢さんの左手が生きている+一方恒一の両手は埋まっている)、相手の武器を押さえる描写としては十分すぎる演技。風見と取っ組み合いしている時もそうでしたが、今回は細かいアクションが上手いですね。コンテ・演出は監督の水島務。さすがです。

鳴ちゃんに何しやがる赤沢さん!
決して赤沢さんに殺されそうになって怖がってる鳴ちゃんがちょっと可愛いからキャプ取った訳ではありませんよ?
そんな不謹慎な事する訳ないじゃないですか。これは鳴ちゃんが死ぬか死なないかの真面目なシーンなんです。
決して鳴ちゃんの悲鳴可愛いとか思ってないです。高森奈津美グッジョブなんて思ってないです。
赤沢さんが鳴ちゃんを押し倒す百合妄想なんて神に誓ってしていません。ええしていませんとも。

ナイスヒーロー恒一!
肝心なところでは必ず間に合う恒一くん。こんなアニメですけど、真面目にヒーローしてるんですね。

やはり前回の赤沢さんの夢には脚色が混じっていました。あの時はまだ恒一に会っていた記憶はほとんどなかったのでしょうね。
怜子さんが死に帰る前に記憶改竄が緩くなっていますが、これは死者が死に近づいているからでしょうか。
本当の記憶では恒一は制服だった、と。怜子さんの葬儀ですね。
赤沢さんは兄貴の葬儀。というか兄貴ではなくいとこだったのですね。これじゃあ赤沢さんは二年前に死ぬ可能性はなく、死者である可能性もなかったという訳か。鳴ちゃんと未咲ちゃんと逆ですね。

いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
第10話からは調子が狂ってあまりいい赤沢さんじゃなかったけど、それでも死んでしまうのは悲しい。生き残って鳴ちゃんと仲直りしてほしかった……

生き残ったクラスメイトたち。
管理人夫妻を除くと、合宿だけで8人も死んだのですね……。現象を止めるための代償はあまりにも大きすぎる。
喘息の和久井くんは無事だったようです。というか喘息って、まぁ死に至る病気ではありますが、発作のレベルによっては放っておいても自然回復したりするのですよね。千曳先生も、呼吸が落ち着いてきたのを確認してから戻ったのでしょう。

びっくりするほど明るい画面。ここまで明るいのは初めてなんじゃないでしょうか。水着回だってもう少し暗かったぜ。分かりやすすぎる演出ですが、これくらいやってくれる方が気持ちいい。
そして最後は恒一と鳴ちゃんのツーショット。結局観覧車は振られてしまった恒一ですが、まぁ脈ありですかね。というか脈しかないですね。二人がいない者だった回は忘れられないぜ。このアニメはもう見たくないけど、この二人の今後はもっと見てみたい。

最後の鳴ちゃんの笑顔。
可愛らしい笑顔は見せてくれませんでした。ニヤリという感じ。ここにきてミステリアスな顔を見せたのは、現象が終わってかえって心に余裕ができたからでしょうか。表には出さなかったけど、鳴ちゃんもいっぱいいっぱいだったようだし。
結論:鳴ちゃんの可愛らしい笑顔を見たかったら0巻を買えという事ですね。予約締切まであと少しですね。でも僕は買えないんです。この気持ちはどうしたらいいの?

今年もやはり残す事にした後輩へのメッセージ。呪いの根本から解決するんじゃ、という僕の予想は外れましたが、まぁこうするしかないですか。
メディアは、時代に即してMD。
15年後の3組「どうしようMDプレイヤーねぇよ……」
耐久性を考えたらCDを選ぶ訳にもいきませんからね。勅使河原たちもまさか数年後にはMDが化石になっているとは思いもしないでしょうから仕方がない。

MDを用意したのは、勅使河原と望月くん。本当は死者を死に帰した恒一がやるべきなのかもですが、恒一はこういうのあまり率先してやりたがらなさそうだし、勅使河原は率先して立候補しそうだから、まぁ不思議はない。
「みんなと相談して、後悔しないように」という言葉を付け足しているのがいいですね。恒一たちの年は、いろいろ不幸が重なってみんなでろくに話し合わず、合宿では死ななくていい犠牲者も出ましたから。
このまま終わると記事としてパッとしないので、最後に鳴ちゃんの超絶可愛い画像でも貼って終わるとしますか。

では、Another、1クール大変楽しめました。鳴ちゃんフォーエヴァー。
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