夏色キセキ 第9話「旅のソラのさきのさき」 対話感想!
動画ですw
登場人物
酒原(さけはら):誤植から生まれた謎の人物。すっかりこのブログに住み着いて進行を務める。趣味は神酒原いじり。最近の悩みは酒豪だと勘違いされる事らしい。でも少しずつ飲めるようになったらしい。
神酒原(みきはら):このブログの書き手。マックのチキンクリスプが美味い。心なしか、マックチキンの時より肉が大きい気がする。衣のサクサクとレタスのシャキシャキが絶妙なハーモニー。100円。わぉ!
神酒原 「綾奈ゆにこが脚本を書くとどういうわけか凜子が可愛い」
酒原 「ゆにこさんは凜子が好み、と」
神酒原 「いや、好みかもだけど違うかもよ」
酒原 「なんだそれは?」
神酒原 「ゆにこさんの脚本スタイルに凜子が見事に合致しているだけかも」
酒原 「だとしても可愛いのはいいことだ」
神酒原 「だね。いやぁ泣きそう!」
酒原 「唐突になんだね君は」
神酒原 「紗季の転校がいよいよ現実味を帯びてきたよね。それでもう、僕は鼻の奥がつーんとしてならない」
酒原 「感情移入の深いことで」
神酒原 「前回はうっかり考え付かなかったけど、転校する先に旅行に行くって、実はとんでもないことだよね。だってこれから一緒にやっていくみんなと会ってしまうってことだから」
酒原 「いいことじゃないか」
神酒原 「いいことだよ? でもこれは、紗季は普通に転校しちゃうじゃないか! 先に友達作っちゃったら紗季は「残る」という選択肢を選べなくなる!」
酒原 「いいじゃないか。優香の言う通り、中学生は親にくっついていくしかない」
神酒原 「僕は夏海にこそ感情移入しているからね、紗季に転校されるとマジで辛いんよ」
酒原 「ああ、なるほどな。でも夏海は一応納得したじゃないか」
神酒原 「馬鹿を言ってはいけない。あれは納得したんじゃなくて理解したんだ」
酒原 「何が違うんだよ」
神酒原 「優香の言うことはいかにももっともだよ。夏海が言っているのはただのワガママだ。夏海は、自分が言っているのがワガママだということを理解したんだ。実際、メールや電話をすれば友達が終わるわけじゃないし、今回だって来られたんだから、会いたくなったら遊びに行けばいい。でも、理解と納得は違う。理屈ではどうにもならないから、夏海は紗季に残って欲しいんだ。考えてもみろ、「会いたくなったら」って、夏海は紗季が転校した次の日からもう会いたくなるぞ? 窓を開ければそこにいた紗季が、一日かけないと辿り着けないところに行くんだ。この距離はハッキリ遠い」
酒原 「それは確かにな。でも実際に転校してしまったら、最初の数日くらいはメランコリーになるだろうが、じきに納得するものじゃないのか」
神酒原 「それはそうだろうさ。でも人間は今に生きているんだ。今、紗季は夏海の隣にいる。だから辛いんだ。……やべ、また泣きそう」
酒原 「涙腺の弱いことで。しかし優香と凜子はやたらと物分かりがいいな。一番の親友がお互い同士だからかな」
神酒原 「それもあるだろうけどね、でも優香は凜子が、凜子は優香が転校しても夏海ほどおろおろはしないだろうよ。夏海より深いところで「友達」を理解しているから。まぁ、凜子だったらどうにかこうにかしてついて行きそうだけどね」
酒原 「この調子だとお前、最終回とかは泣きそうだな」
神酒原 「たぶん泣くと思う。もうすでにやばいからね。夏海に感情移入すると大変だよ」
酒原 「紗季が好きなんじゃなかったか?」
神酒原 「キャラクターとしてはそうだけど、あれだよ、ミハルが好きだけどミハルを演じる優香が見たいから別の子の役をやってた凜子みたいなものだ」
酒原 「なるへそ。ところで今回、御石様の親戚?の力が働いたっぽいが、それについてはどうよ」
神酒原 「どうもこうもないね、ただの舞台装置だよ」
酒原 「いや、メカニズムとか」
神酒原 「確かにいつものとは違う感じだったけど、それほど気にするところでもないよ。物語上の意味としてはまぁ、紗季を省いて夏海の心情を掘り下げたかったんだろう。それよりも透明人間とはいえ素っ裸で歩ける紗季ちゃんがすげぇ」
酒原 「一介のラブコメならあそこに男子がいたな」
神酒原 「それにしても夏色キセキは、タイトルといい掛け言葉が好きだね」
酒原 「掛け言葉? ……ああ、さきのさき」
神酒原 「まぁ今回は掛け言葉っぽくて掛け言葉になってないけど。「旅の空の先の紗季」、だろうね」
酒原 「次回はまだまだ思い出づくりのようだ」
神酒原 「がんがん作って欲しいね」


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