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アクセル・ワールド 第11話「Obligation;宿命」 感想!

これは熱い!

 
 
 
レベル9の圧倒的強さ
僕は常々、「強さの描写」を最も注目すべきものの一つとしてアニメを視聴しています。
やっぱり男の子ですから、強いキャラクターには惹かれるわけですよ。
そしてときどき、アニメでは秀逸な強さの描写が現れるのですよね。そのたびに、その部分をフィーチャーして紹介しています。

強さの描写の種類の一つに、「設定による強さ」があります。これが最もスタンダードですね。バトルアニメ(マンガ、ラノベ)はその設定に凝り、強いキャラクターを作ろうとします。
このタイプで僕が一番印象に残っているのは、『とある魔術の禁書目録』のアクセラレータ(初期)。あらゆるベクトルの方向と力量を操作するというチート能力は心が踊ったものです。
そして、こいつを能力の相性で圧倒する上条さんがさらに燃えたのですけどね。

もう一つタイプを挙げたいと思います。「脚本による強さ」です。これはなかなか見ることができないもので、1クールに1回見られたらラッキーという感じですかね。
設定やパラメータ、その時の状況よりも、脚本上の演出により、一時的にそのキャラの強さがうなぎ上りに上昇するものです。ぬ~べ~じゃないよw

一番最近で印象に残っているのは、『Fate/Zero』の聖杯問答の時。ライダーはもともと強い英霊ですが、この時の貫録は普段の比にならず、アイオニオン・ヘタイロイの初披露は圧倒的なスペクタクルでした。
このタイプの特徴は、バトルの決着前に結果が見えてしまう点。アサシンがちょっかいを出してきた時点で、視聴者からはライダーが勝つ未来しか見えなくなっていました。

このタイプで至高だと思っているのが、『バンブーブレード』の珠姫。
後半の話数で、卑怯な手を使う相手校がいましたよね。そのせいで珠ちゃんは足に怪我をした状態で大将戦に臨まなければならなくなったわけですが、試合が始まってすぐの気合い一つで勝負を決めてしまいました。
怪我をしているから勝てる確率は低いはずが、珠ちゃんが負ける未来が見えなくなる一発の咆哮。あれは見事でした。

『アクセル・ワールド』は、基本的にはこのどちらのタイプでもないですが、今回に限っては、前者の亜種ですかね。
設定による強さ。
その中でも、レベル(階層)を分けることによる強さの演出でした。このタイプは滅多に見られません。他だと、うーん、ぱっと思いつくのは『ハリー・ポッター』かなぁ。第5章「不死鳥の騎士団」の終盤、大人たちが駆け付けたところは、大人たちの圧倒的強さに痺れたものです。ここでは、「子ども」「大人」という階層で分けられています。

設定の中に、普段戦っているフィールドより上の階層を用意する。
AWだと、レベル9という設定がそうです。レベル8との差がどの程度なのかは描写されていませんが、描写されていませんので、ハルたちよりも強さの段階が一つ上であると視聴者に感じさせますね。

ブラック・ロータスでさえ、今まで本気を出したことなんてなかった。
それなのに、3人もレベル9が集まり、その3人ともが全力を出すとなると、これは燃えられずにはいられません。

最初に本気を出したのはスカーレット・レイン。まぁレインはシルバー・クロウ相手にわりかし本気を出していたっぽいですが、あの時はクロウの素早さが対空砲火の火力を上回っていたので、強いは強いけどレベルは分けられていませんでした。

今回はその点、本当にすごかった。圧倒的火力で有象無象を蹴散らしていく様はものすごく気持ちよかったです。顔芸もいい味出していますね。

そして、ロータスが復活してからの活躍!
こちらは圧倒的スピードと一発の威力により次々と敵を切り捨てていきます。この速さは惚れる。そうだよ! 僕は『アクセル・ワールド』というタイトルを見た時からこういう戦闘を期待してたんだよ!
そしてニコも言っていた通りの、加速世界始まって以来のレベル9同士のガチバトル。こう言われると、もう血がたぎっちゃいますよね。
散々小物っぷりを呈していたイエロー・レディオも、腐ってもレベル9、ロータスに引けを取らない圧倒的なバトルを見せてくれました。
互角の戦いに見えて、何気に一発目でレディオの角を一つ切り落としているロータス。きちんと接近戦における力量差を見せているあたり、派手であると同時に細かくていいですね。

今のハルなどでは、到底及べそうもない高次元の戦い。
いやぁ熱かった。
願わくば決着までを見たかったけど、自分でバラ撒いた種に後ろからサックリやられるレディオさんが面白かったのでよしとします。時臣さんアゲイン。

絵コンテも非常に素晴らしかった。この絵作りがあってこその今回のバトルでした。
と思っていたら絵コンテ・演出は博史池畠。池畠博史の変名。最近は『咲』で大活躍ですね。

次回はクロム・ディザスター戦ですか。
レディオさんを後ろからあっさり刺したり、予告を見てもみんな苦戦していたりで、相当強いご様子。こちらが本番ということで(前哨戦のイエロー・レディオw)、楽しみであります。前半の一番の山場になりますかね。

つぶやき
テイルズオブエクシリア2、すげぇ楽しみだけど不安もある。とにかく続報を待ちたいです。
問題はパーティメンバーだよね。僕はわりと、前作キャラはパーティじゃなくてもいいと思ってるけど。

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4 Comments
㌧ ""
>時臣さんアゲイン。

に笑いましたw
たしかに!!
2012.06.25 19:17 | URL | #- [edit]
神酒原(みきはら) ">㌧さん"
4月ぶりです!

後ろから刺されるレディオを見て、真っ先に思い浮かびましたw
自らが仕上げたもの(時臣は弟子、レディオは罠)に後ろからズブリなんて境遇が似すぎですw
2012.06.25 21:41 | URL | #- [edit]
tara ""
レベル9の本気、熱かったですね~
初の本格的な集団戦ということもあり、かなり燃えました(^^)
スカーレット・レインのド迫力な弾幕、ブラック・ロータスの超スピード剣舞…3Dゲームでこのカタルシスを再現できたら、さぞや爽快でしょうねw

搦め手主体の戦闘スタイルかと思っていたイエロー・レディオが正攻法でも強いことに驚いてる間も無く、ラストの引き。
最初から最後まで一気!という感じで、非常に面白かったです(^^)
2012.06.26 22:59 | URL | #0I.hwxmE [edit]
神酒原(みきはら) ">taraさん"
うんうん、熱かった。
基本的には1対1のゲームですから、集団戦はそもそもが規格外なのでしょうね。しかも今回は多勢で少数を囲い込む卑怯な手口w
相手が汚い分、こちらのレベル9たちの無双がとても気持ちよかったですね。

>搦め手主体の戦闘スタイルかと思っていたイエロー・レディオが正攻法でも強いことに驚いてる間も無く、ラストの引き。
これもあるけど、むしろ僕は、記事でも書いたけどロータスの一撃がレディオに届いていた点かなぁ。ロータスと打ち合っているように見えて、最初の一撃でレディオの角を切り落としているところが本当にかっこいいと感じました。
なんにせよ、バトル!バトル!バトル!の息をつかせない展開は見事でしたね。
2012.06.27 01:35 | URL | #- [edit]
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