輪廻のラグランジェ season2　第2話「鴨川ボーソービーチ」　感想！

2012 / 07 / 16

やっとだ！　やっとまどかが帰ってきた！

　
　
　
ジャージ部復活前に、まどかが復活
底が知れないマイワールドで周りを強引に引っ張ってっちゃうまどからしく、ランとムギナミの関係を元に戻す前に、自分が元のまどかに戻ってみせた。

前回のまどかは、実にらしくなかった。
空元気が見え見えだったし、ランやムギナミのことになると頭がふわふわしたりして、なんとも具合がよくなかった。僕はそんなまどかの姿に、強い寂しさを感じていた。なぜなら僕は一期で、まどかのキャラクターにとことん惚れ込んでいたからだ。

しかし、前回のミドリ復活がトリガーとなっていたらしい。まどかは見事に復活してみせた。
そのことが非常に分かりやすい描写がある。
そう！

まどかがほぼ全編ジャージだった!!

前回はメイド服なんて可愛いは可愛いけど似合いやしないものを着ていたまどかだったが、今回は彼女の復活を示すかのように、ずっとジャージを着ていた。これでこそまどかだ。これでこそ、僕が一期で惚れ込んだまどかだ！

前回の続きであるウォクスシーンは、まぁ当然メイド服のままだ。ここは目をつぶろう。
しかしここでも、約1年ぶりにミドリを動かして腕が鈍っていたか、ランとムギナミの横を通り過ぎて行ってしまうという体を張ったギャグを見せてくれた。この素っ頓狂な行動が実にまどからしい。
そして、喧嘩の止め方もよかった。見事なダブルラリアット！　一期第1話で、アレイだったか、のオービットをジャーマンスープレックスホールドで倒したシーンが思い出される。

ランとムギナミがどこかへ行ってしまって（田所司令の配慮がイケメンすぎる）まどかがショックを受けると、ついでにミドリもお休みモードへ。
そのあと泳いで追い駆けようとしたらしいのが、やはりまどからしい。

ちなみに田所司令と会話していたシーン、だれかから借りたのだろう、サイズの合っていないTシャツとジャージの下を着けていた。普段愛用しているオレンジジャージ以外を着るのは、これが初めてなのではないだろうか。僕は地味に感動した。

どういう思考プロセスを経たのか2人が自分の家に帰ったものだと思ったまどかは鴨川に戻るが（実はほとんど正解に近かったので、まどかは鋭かったのだろう）、ここにいないのなら自分たちの家に帰ったんだろう、という単純すぎる思考回路でそのままデ・メトリオに通信をつないでしまうまどかが最高すぎる！

ここが本当に、真骨頂だった。3バカの機体を借りて無理やり回線を開いたわけだが、少し前まで死闘を繰り広げていた相手に対し「そっちにムギナミ帰ってない？」なんて、あまりにもノリが軽すぎる。ジュビ兄も可笑しくてたまらなかっただろう。
そしてまどかの暴挙に気付いた田所司令が回線に割り込んだシーンもまた素晴らしい。
「京乃、お前なにしてんだ！」
「あ、田所さん。電話してます」
そんなまどかが好きすぎる。田所司令は本気で若ハゲにならないかと心配だ。

このマイワールドっぷりが、一期で僕を魅了してくれたまどかだ。
前回はなりを潜めていたこれらが、今回はこれでもかと発揮されていた。僕は幸せすぎる。

そして、完全復活したまどかにとって、喧嘩しているランとムギナミを元に戻すのなんて容易いこと。まどかはマイペースに見えて割と情緒が不安定なところがあって、一度悩んだりすると一丁前に調子を崩すが、そうではないまどかにはだれも勝てないのだ。

加えて、ランとムギナミは「己の所属する組織の都合で対立していただけ」で本当は喧嘩などしたくない。
こうなると、着地点は視聴者から丸見えだ。
しかしそこへ向けて、今回はかなり丁寧な描写で近付いてくれた。キッスして仲直りなんて、強引すぎるけど確かに効果的だ。

アステリアの「亡命しなさい」があまりにもいい案すぎて、びっくりしてしまったのだけど。
確かにこうすると、レ・ガリテとデ・メトリオ両星はうかつに戦闘行為すら取れなくなる。一期ではレ・ガリテが地球（というよりはファロス）に駐在して地球側が身動きの取れない状態になっていたが、今回は反対に地球側に非常に有利な状態になった。

2人が亡命することによってしばらくはこう着状態が続くだろう。ファロスとしては、その隙になんらかの実験をしようと考えているようだ。
物語的には、ここで日常描写なども復活してくるものだと思われる。彼女らの活躍を、楽しみにしたい。

つぶやき
風呂上りのコーヒー牛乳を、家で実践してみた。
温泉でやる時に比べてやや満足感は減るものの、やはり極上の美味さだ。