TARI TARI 第5話「捨てたり 捨てられなかったり」 感想!
オモイデコネクト。
簡易感想
過去の思い出と現在がカットのつなぎ目で交差する演出が印象的でした。同じ構図のカットでつなげるこの方法は、最近だと『ココロコネクト』が第1話で使っていましたね。あちらはタイトルに則した演出でしたが、こちらでは、まだ過去を過去と割り切れていない和奏の気持ちが表れているでしょうか。
ついにピアノを捨ててしまいました。思い出の品を整理すれば、忘れられると思ったのでしょうか。捨てたはいいけど、結局残ったのは虚無感だった……というED直前のカットが物悲しすぎます。
行ってきますすら言えずにお別れになってしまったお母さん。ほとんど喧嘩別れ。結局、合格した音楽科に最後まで在籍することができず、普通科に転科……と。
面接の最中に悲報を聞くことになるとは、悲しすぎる。病室を飛び出した和奏は、もしかしたら死を看取っていないんじゃないでしょうか。
和奏の胸には、ぽっかりと大きな穴が空いていたのですね。今までのふらふらした態度も、どうすればいいのか分からない、という感じでしょうか。来夏との出会いが、いい意味でも悪い意味でも和奏の気持ちを加速させている。
気遣おうにも上手く気遣えない不器用な男親がまた切ない。
「ピアノ、取りに来てもらうからな」なんて、それ和奏は「うん」って言うしかないじゃんよー! もっとなにか言葉はないのかよー!
「寿司取っていいからな」なんて気遣いも少しズレてます。お父さんマジがんばれ。
にしても仲のいい親子ですね。学校では浮かない表情ばかりしている和奏だけど、家に帰って見せる笑顔が眩しいぜ。
次回予告を見ると、どうやら紗羽が和奏をサブレに乗せるよう?
足しか見えなかったけど、たぶんあれ和奏だよね。
僕は1話で「馬は人の気持ちが分かる動物で、乗馬療法なんてものもある」ということを紹介したのですが、マジでそういうことになるのか。サブレに揺られることで和奏の抱えていた気持ちが流れ出すかもしれない。これは期待したいです。
つぶやき
『潮風のハーモニー』はやっぱりいい曲だ。でもいい曲である分、肝心のハーモニーがないのがやはり残念。和奏の参戦はまだかー!


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