ココロコネクト #6「気づいた時にはまた始まっていたという話」 感想!
またこれは嫌らしい……
ラウンダバウト
なんでキズがランダムなのでしょうね。まぁこの状態が続くとみんな傷だらけになりそうですけど。
というわけでこのまま黙っているフウセンカズラではないのでした。
この5人が面白いのは激しく同意しますけどね、本当に嫌らしいですねこの人(人たち?)のすることは。
上遠野浩平の有名なラノベ『ブギーポップ』シリーズに、ラウンダバウトというキャラクターが登場します。どっちかというと外伝のキャラですけど。
彼の能力は、人間が普段無意識にコントロールしている「注意力」を操る、というものでした。彼が能力を使うと、使われた人間は目の前にゆっくり飛来する小石もよけられなくなります。小石を危険だと判断するための注意力が削られているからです。またこの能力は普段は無意識にセーブしている欲求のセーブ力にも影響できて、彼がちょちょいと性的欲求に対する注意力を削ってやると途端に男女がセックスを始める……というシーンもありました。
ちょっと今回の件と似てますね。欲求を解放してしまうということは、欲求以外のところに注意が向かなくなってしまうということで。
さらに簡単に言うと、本能が理性を上回ってしまう。人間というのは本能より理性の方が強いから他の動物と区別されるのであって、これが逆転してしまうとなると、人間としてのアイデンティティが危うい。
これは本当にまずいですな。
ヒトランダムの時は、例えば太一と青木が女性陣の姿で告白する様子を演じて動画を録る、なんておふざけができるくらいには余裕がありましたが、今回は一瞬一瞬が修羅場。事情を知る残り4人のうちだれかがそばにいなければ、本能……欲求解放に従っていかなる愚昧な行動もとりかねない。
太一が藤島を殴ろうとした時の稲葉はファインプレーでしたね。この時すでに、現象の仮説は立っていたのでしょう。だから太一の異変にすぐ気付いたし、「今なにをしようとした?」というセリフも的確すぎるフォローです。
しかし一番深刻に悩んでしまうのは今回も稲葉w
いや、気持ちは痛いほど分かりますけどね。今回の現象は冗談抜きで絶望的です。雰囲気まで絶望的にならないように明るく振る舞う稲葉が健気すぎる。しかも新EDを見るに、前回は最終的に伊織にスポットが当たったように、今回は稲葉にこそ焦点が当たりそうです。
しかしまぁ、太一を押し倒した件については遠慮なくニヤニヤさせてもらいましょうw
いやぁ本当にエロかった。作画もかなり回復してたし、眼福も眼福でしたよ。1話の時に伊織が「脱ぐなら稲葉」とかそんなことを言ってたけど、まさにその通りや。
でもしょうがないよね、太一をオカズにしたことがあるんだもんね。
太一に言われて、よせばいいのにいちいち伊織に説明してあたふたと釈明も入れるところは可愛くて仕方ありませんでした。一言「言いたくないんだ」で済ませればよかったのにねw
変わるED
ここで変わるのは予想外でした。しかしよく考えてみたら前のEDは「入れ替わる」演出が入っていて、なるほどヒトランダム専用のEDだったのですね。
今回は稲葉がフィーチャーされた、白くて淡い映像。全体的に見れば前の方がいいんだけど、前のは「いつもの長井」だったので、僕は今回のが好きかもしれない。なかなか美しいじゃないですか。
ココロコネクトは、1クールでしょうか。だとすればあと1回は変わるかもしれないね。
ただちょっと残念なのは、次回予告→EDの流れが少し劣化してしまったことw
いや、変わらず面白い流れなのだけど、イントロの質の問題よね。前のは「ジャジャーン!」って感じでブレイクも入ってたから最高の盛り上がりだったけど、今回の曲は少し大人しいからちょっと勢いダウンだ。
でもやっぱりテンション上がります。アニメってドラマと違って、次回予告で「次回のセリフ」を入れることがほとんどないけど、これを入れているココロコネクトはかなりの唯一感があります。現象に振り回されるみんなの激しいセリフがこちらの心をワクワクさせるぅ!
つぶやき
ローソンで見かけて気になって今度飲もうと思っていた炭酸が、ファミマになかった。別にまたローソン行きゃいいことなんだけど、なんとなく意気消沈。


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