TARI TARI 第7話「空回ったり 見失ったり」 感想!
ナイスバディがまさかネックになるとは……
動き出した合唱部
各パート練習してくるように! → 結局斉唱
なんて強引すぎる来夏とは違い、和奏が仕切ると途端に引き締まりますねぇ。丁寧に音を指定したあとのハモリ……うーん、耳にとても心地よい。
やはりというか、どちらかというとお家での和奏が本当の和奏だったようで、今までは大人しかった和奏がはっちゃけるとすげぇ面白いw
白サイの話にすぐさま乗ったり、体重の話に口を挟んでくる太一に来夏と一緒にマシンガン罵声を浴びせたり。猫カフェ推しには笑ったw もう和奏がいちいち可愛すぎてやばいです。
人がいるっていいね! ということで、合唱部は次なる舞台、白祭に向けて活動を開始しました。
オペラは確かにいい案だったけど、さすがに身の丈を無視しすぎですね。「自分たちの音楽をやればいい」という太一が確かにもっともでよかったですが(女ってほんと怖いw)、そのあと声楽部の御一行様が挑発したあとに「やっぱり負けたくない」という流れになるのは燃えた。いいぞやったれ! 最高のステージを見せてやれ!
ミュージカルを見に行くシーンもよかったなぁ。浮かない紗羽が終始心ここにあらずなのは胸が痛かったけど、途中ちょっと寝ちゃう来夏が「あるある」すぎて面白いと同時にちょっと耳が痛いw 僕も似たような経験が……
そしてさすがは和奏、しっかり最後まで堪能して、そしてちょっと目尻に涙浮かべちゃうところが可愛い。
しかし上の方ではなにやらよくない流れが。
校長の様子がおかしいです。こんな人だけど一応合唱部には期待してくれているはずなのに、合唱部の処遇を教頭に丸投げ。そして理事長の怪しげな発言。いったいなにが始まるというのです……?
相変わらずズレる来夏
教頭のモノマネには笑ったw 割と真面目に似てたしw
一生懸命さが可愛くて、いろんなものにいちいちビビりながらも全力で前に進もうとするところがいいところの来夏ですが、この子は本当に気持ちばかり先行して実力が伴わないねw
いや、実力と言うとちょっと違うかもしれないけど、紗羽の様子がおかしいのが恋煩いのせいだと勘違いしてしまったのは手痛い失態。ところで恋煩いなんて言葉どこで覚えたんだい?ちょっとお兄ちゃんとじっくり話し合おう(水島ボイス)
今回はコミカル気味に描かれていたので「また来夏はw」と楽しめましたが、これもしかして次回のシリアス展開につながるのでは。今回のラストにあんなことになってしまったので、親友の悩みを勘違いしてしまったことに来夏はショックを受けるのではないでしょうか。こんな子だけど友達想いは一級品、ついでにメンタル弱いからあっさり崩れてしまいそう。
でも次回予告で「私を抱きしめてもいいよ!」って言ってたな。意外に平気か?w
騎手への道は遠い紗羽
前回まいてくれた伏線の通り、今回は紗羽のお話となりました。
騎手になりたいけどお父さんには反対されている。現在仲たがい中。
競馬学校への入学案内を巡って、喧嘩してしまいました。
……とりあえず、お父さんの言い方が非常によくないですね、これは。
いや、言い方じゃないな。考え方が酷い。
親として、子には安定した職に就いて欲しい、と願うのは当然のことです。子どもに就いて欲しい職種の1位が公務員なんでしたっけ?
お父さんは騎手なんて努力してもなれないものだとして一蹴しましたが、「競馬なんてギャンブルじゃないか」と一方的な見方しかできていないところを見ると、倍率とかまったく知らないんじゃないでしょうか。それに、その言い方をするなら、公務員だって努力したところでなれるとは限らない。公務員に限らず安定した職に就くことがどれだけ大変かは大人なら分かっているだろうに、騎手は駄目で他の職はOKというのはちゃんちゃらおかしい。
そしてそのあとがもっと酷い。
服も飯も仕事で稼いで買ったもの? 家族を養うのが仕事?
この言い方はとても卑怯だ。確かにその通りなのだろうが、これを子どもに言ってはいけない。それにこれは、「仕事」の一面に過ぎないでしょう。
「売って金に換えてくれば!?」と服を脱ぎ始めた紗羽の抗議が正しい。
でもお母さんの「勝負の世界はあんたが考えてるほど甘くないよ」という言葉は、残酷なほどに的確でした。
「あんたが考えてるほど」ほど子どもが親に言われたくないセリフはそうそうないですが(お前はエスパーかって言いたいよね)、入学案内を開いてみた紗羽の表情がいきなり凍りつきました。
そう、騎手になるには体重制限があるのですよね。
僕は詳しくないので具体的にどれくらいの体重がいいというのは知りませんが、まぁ、身長もそこそこあってナイスバディでもある紗羽は、女の子の中ではそれなりに体重がある方だよね……。
無理なダイエットを行って、合唱の練習中に立ちくらみを起こしてしまいます。
今回はそんな紗羽を見るのがほんと辛かった……。
お父さんが悪役すぎて、「紗羽がんばれー!」って気持ちになるのに、当の紗羽は現実の壁の高さに立ち向かえないでいる。
いや、紗羽は今まで壁の高さをほとんど確認していませんでした。大舞台を夢見るもよし、有名選手と競えるなら本気でやりたいのもよし、でも紗羽は、言い方は悪いけど「口だけ」だったんですね。騎手の体重制限すら知らなかった。お父さんに反論できるだけのことを、紗羽はしていないのです。
簡単だと思っていたわけではない。でも思ったよりも世界はシビアだった。
そんな、思春期の子どもの多くがぶち当たってしまう問題。
紗羽は前に進めないのに加え、後ろにはお父さんがいるのでどこにも行けなくなってしまっています。
今までの紗羽がハイスペックで通してきただけに、本当に見るのが辛いです。
そしてそんな中で起きた、流鏑馬中の落馬事故。心臓が止まるかと思いました。
次回予告を見るとあまり大事にはならなかったように見えますが、太一の「騎手になれないってことか」というセリフが気になる。
どうする紗羽! どうなるんだ紗羽!
おい来夏のちんちくりん! きっとお前の出番だから是非とも頑張れくださいお願いします!
つぶやき
部屋のクーラーがあまり効いてない気がする。フィルター掃除するか……


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