ココロコネクト #7「バラバラと崩れる」 感想!
嘘でないのが怖い。
簡易感想
知らぬが仏、とはよく言ったもので、人ってのは「嘘をつかれる」のは怖くないんですよね。嘘をつかれている間は、それが嘘だなんて分かりませんから、知らない以上は怖がろうにも怖がれない。
人が恐れるのは、「嘘をつかれたと判明すること」。本当のことを知るのが怖いのが人間。
まぁこれは極論ですが、この状況にはぴったり当てはまるんじゃないでしょうか。
欲望解放の一番怖いところは、それらは嘘ではないということ。もともと思っている欲望が解放されるわけだから、例えその人の意志で言おうと思ったわけではないことも、いやその人の意志ではないからこそ、それらはすべて本当のことで、だから怖い。
ゾッとします。例え心にふっと芽生えた小さな感情だったとしても、その時に欲望解放が起これば、その感情に従ってしまう。
おまけに、タイトルには「ランダム」とついていますが、これは太一たちから見た場合であって、たぶんフウセンカズラがタイミングを決めてますよね。おっ感情が芽生えた、この感情は面白そうだ、ちょっと解放してやろう。そんな手軽さで、面白いものを見たいがために、彼らをわざとぶつけさせる。もう菓子折りってレベルじゃねーぞ!
自己犠牲野郎の太一と、普段からブラックなことを言ったり思ったりしている稲葉は余計ターゲットにされやすいわけで、見事にフウセンカズラの術中にハマってしまいました。
痛々しくて見てらんないよ!
ここは実は青木の出番だったりして、なんて思ってみたりもします。稲葉が青木に言った「桐山唯のいいところを5つ挙げろ!」はとても効果的でしたが、これが効果的ということは青木のなによりも優先される感情は「唯への想い」なわけで。失礼な言い方をすれば、青木は思考回路が単純。光明が見出せそうな気がします。
つぶやき


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