ゆるゆり♪♪ 第11話「時をかけるあかり」 対話感想!
ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇ!!
登場人物
酒原(さけはら):タイプミスから生まれた謎の人物。話下手な神酒原のアシスタントを務める。最近、このブログを乗っ取ろうという計画を立てているらしい。
神酒原(みきはら):このブログの書き手。こないだ初めて黒霧島を飲んだ。飲み方の分かる人が近くにいなかったせいか、薄めすぎちゃって味がよく分かんなかった。
神酒原 「これどうなの? ねぇどうなの?」
酒原 「夢オチのことか」
神酒原 「夢オチじゃねぇよ! 紙芝居オチだよ!」
酒原 「こういうのを総じて夢オチって言うんじゃねぇの」
神酒原 「……じゃあ夢オチでいいよ! こういうのってさ、だいぶ賛否両論になるんじゃない?」
酒原 「なるかもな。夢オチは最もやってはいけない作劇の1つだしな」
神酒原 「だよね。どうなんだろうね」
酒原 「判断を世間様に任せた風にして客観視を装うのはカッコ悪いぞ。ちゃんと自分の意見を言え」
神酒原 「……なんか感動を奪われたようでガッカリしたよ」
酒原 「ほう。もっと詳しく」
神酒原 「いやね、僕は悔しかったんだよ。あかりが元の時間に戻ってきた時、みんなが張り紙を大量に作ってたじゃん。そして涙浮かべてあかりの生還を喜んでたじゃん。思わず感動しちゃって、僕は泣いてしまったんだよ」
酒原 「ああ、それは悔しいな。まさかゆるゆりに泣かされるとは思ってなかっただろう」
神酒原 「そうそう。テーマはとてもありきたりだけど、日常のシーンを積み重ねてきたゆるゆりにはぴったりでもあったんだよね。作劇もよかった。お姉ちゃんに説得されて未来を変えるのを躊躇ったあかりと、突然消えてしまったあかりを本気で心配していたみんなの友情が本当に心に染みたんだ」
酒原 「綾乃に飛びかかろうとして飛びかかれなかったところは情緒たっぷりだったな」
神酒原 「そう! あかりの眼前を通り過ぎていく2人、のカットが神がかっててすげぇよかった! しかもこうやって感動させたあとに、西垣先生の爆発オチで決めるのもとても面白かった」
酒原 「上手かったよな。一本のエピソードとしての完成度が高い」
神酒原 「そう。そうなんだよ! そのあとにあの夢オチだよ? 最後だけいらねぇよほんとに! 久しぶりに感動を台無しにされたよ!」
酒原 「あれじゃないのか、ゆるゆりにはタイムマシンみたいなオーバーテクノロジーが存在しない設定だから整合性を考えたとか」
神酒原 「待てよ、ゆるゆりってコメディ作品だろ? ギャグだろ? そういうトンデモマシーンが許される世界観だろう! でないと西崎先生の爆発ネタが全部おかしいということになる!」
酒原 「あ、そうか」
神酒原 「コメディってのはこういうのを許していいんだよ。クレヨンしんちゃんの劇場版を見て「これ日常アニメなのになんでタイムスリップしてんの?」とかつっこむやつなんていねぇよ!」
酒原 「言われてみればそうだ、なんでタイムマシンがあったのかという納得のいく説明とやらはゆるゆりにはいらないな」
神酒原 「もし整合性を保つために夢オチにしたのだとしたら、これは酷い脚本だよ。夢オチというタブーを使ったのもそうだけど、爆発オチ→夢オチという、オチを2回使ったのも駄目だ。普通なら間違いなく再提出だよ」
酒原 「他に理由が考えられるとしたら、「主人公なのに主人公させてもらえないあかり」を演出したかったか」
神酒原 「それはまぁ納得できる理由だけど、それにしたってせっかくの感動を台無しにしてまでやることじゃないと思う。あかりいじりは普段散々やってるじゃないか。真の最終回と銘打つくらいなら、真面目に主人公させたってどこからも文句は来ないよ」
酒原 「総じて今回、お前にとっては残念だったということだな」
神酒原 「紙芝居に映るまでが最高の出来だっただけに、本当に残念でならないよ……。僕は今回、視聴しながら「どんな言葉を使って褒めちぎってやろう」とか考えていたんだ……」
酒原 「これ、原作にあるお話なのかな」
神酒原 「雰囲気的にはオリジナルっぽかったけど、どうなんだろう」
酒原 「脚本は、太田監督のようだな」
神酒原 「さすがに、脚本というクレジットだけで戦犯がだれとかは言えないよ」
酒原 「まぁ、次回に期待ということで」
神酒原 「うん」
酒原 「元気ないな」
神酒原 「うん……」


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