アクセル・ワールド 第23話「Consolidation;絆」 感想!
熱い!
地に伏したシアン・パイル
攻撃威力拡張、でしたっけ? タクが習得しようとしたものは。
スカーレット・レイン曰く「まだまだ」だそうですが、形にすることはできたようです。
その結果が、剣。
これはいいですね。近接型の青の特性に合った武器で、トラウマを乗り越えられたのだなぁと感じさせます。まぁでも能美に突きのフェイントをかけられた時はあっさり引っかかったので、完全には払拭できていないようですが……
自分の能力の容量がかなり大きいことを見越してダスク・テイカーのデモニック・コマンディアを正面から受けて反撃に転ずる……という思いきりのよさは燃える戦い方でした。
……が、ちょっとこれは叙述にミスがないか?w タクの言い方だと、レインでもデモニック・コマンディアを正確に把握できているわけではないのに、「デモニック・コマンディアはポテンシャルに制限がある」という方に賭けてつっこむのはさすがに危険牌すぎないかい。「デモニック・コマンディアは数に制限がある」方だったら、あっさりやられてたはずだ。
って思ってたんだけど、そういやライム・ベルの能力を吸い取ってない時点でポテンシャルの方だという推理ができますね。あぶねぇあぶねぇ、恥ずかしいところだったw
パイルとテイカーの切り結びは作画もすごくて超かっこよかった! 池畠博史の絵コンテはさすがすぎます。ブラック・ロータスとイエロー石田の戦いを思い出すね。
でもエフェクトが多すぎてなにやってるのかがよく分かんなかったw 瓦礫が砕ける作画まで手が回っているほどの気合いの入りようだったのだから、もう少し作画任せでもよかったんでないかなと思います。
しかしここで勝てるというところで、チユを人質に取られてしまった! 能美の野郎、もともと許さないけどもっと許さないんだから!
ここの押し問答は圧巻でした。
タクが「ちーちゃんは人質にならないぞ!」と言ったのは、たとえベルのHPがゼロになってもマーキングを残して1時間消えてるだけだから、ですよね。ポイントを全損するわけじゃない。
でもタクは動けなかった。
「勝負」にこだわるなら、能美の言う通り、ベルごと斬るべきでした。片手がベルで埋まっている以上、そうすればパイルの勝ちは決まっていたでしょう。
ハルは能美の「本当に信頼というものがあるなら~」というセリフに「違う」と言っていましたが、僕はこれ、能美の方が正しいと不覚にも思ってしまいました。
例えば、ベルがクロウだったら。クロウがサドンデスに参加していなくて、テイカーに捕らわれたとしたら。
タクは斬れたでしょう。少しの逡巡はするかもしれませんが、頭の回るクロウが「僕ごと斬れ!」と言って、斬るでしょう。
でもそれは、シアン・パイルが彼を「シルバー・クロウ」として見ることができているから。
ベルを斬れなかったのは、彼女を「倉島千百合」としてしか見ることができないから。
ひとたびリアルに戻れば、タクは本当にチユのことをきちんと想う紳士な男なのでしょう。
しかしここはブレイン・バースト。タクは彼女のことをちーちゃんとしてしか見られず、「ライム・ベル」として見ることができていない。
それはとても優しい感情です。彼女のことを想い、本当に助けたいと願うからこそ、痛覚2倍に苦しむ彼女を斬ることができない。
でもそれは、信頼とは少し違う。「一緒に戦う仲間」だという認識がないのだから。
でもだからと言って、タクを責めることはできません。この状況下でベルを「仲間」だと考えるのは無理があるし、タクが動けなかったのは間違いなく優しさからなのだから。
しかし運悪く、その優しさがテイカーに流れを向けてしまった。
両腕をもがれ、ポイント全損のピンチに陥ったパイルの姿は痛々しくて……。
クロウとロータスのファインプレイに心が踊りましたよ。
こうなってはパイルはもう戦えない、クロウの活躍に期待したい!
……まぁ、ベルが回復させれば戦えはするでしょうけどね。
その他
やっぱりロータス来たw
沖縄編は原作ではあとから刊行されたエピソードのようですが、上手い具合に伏線を撒いていたことになりますね。
イエロー石田の時と違って、ここでロータスが来るとパワーバランスがまずいことになるんじゃ……とも思ったのですが、ブラック・バイスはけっこう強そうだ。レベルはどうか分からないけど、同じブラックカラーであればロータスが負けることはなさそうにも、撃破に時間はかかりそう。
でもこのタイミングで駆けつけることができたということは……
タクがメール送ったんかな。
ブラック・バイスさんはなんとなく気に入ってしまった。彼面白いね。
能美と組んでるということはあまりよろしくない人物ということなのだろうけど、性格がいい。客観的に戦況を見れてるのが、自分ばかりの能美と違って心地いいというか。
前回「きっとこれだ」と思ったチユの真意は、今回は触れられず。でも彼女の行動を見る限り、僕の考えに矛盾はないように見えます。
やっぱりネタバレレベルな気がするので書かない。こうすると、次回どんな結果になっても「俺はこう思ってた」と言える、という危険があるけど、まぁ僕はタクみたいに誠実な男なので大丈夫(オイ
伏字にしないのは、ちょいと今『ソードアート・オンライン』の方で2回ほどネタバレを食らったばかりなので、原作既読者のネタバレコメントを回避するためです。
外れてるなら外れてるでいいけど、それを言われるのは嫌ですからね。
つぶやき
前のパソコンがご臨終なされた。
すでに買い替えたあとなので、特にダメージということはない。4年間どうもありがとう……


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