恋と選挙とチョコレート 第11話「捜索！」 対話感想！
やべぇぇぇぇぇ面白ぇぇぇぇぇぇぇ！
登場人物
酒原（さけはら）：タイプミスから生まれた謎の人物。話下手な神酒原のアシスタントを務める。最近、このブログを乗っ取ろうという計画を立てているらしい。
神酒原（みきはら）：このブログの書き手。最近お菓子食べたくてたまらなくて、「これは欲望解放か……？」とか言って遊んでるんだけど、よくよく考えたら恋チョコの影響の方が強いかもしれない。
神酒原 「今回激動すぎる！ 楽しい！」
酒原 「それならなによりだ」
神酒原 「今回は本当に紙面が足りない、無駄なお話はなしでいくぞ」
酒原 「それは俺じゃなくて自分に言えよ。まぁ進行役としてはその方がありがたいけどな」
神酒原 「そうこなくっちゃ！」
酒原 「ではさっそく始めるが、お前が最初に言いたいことはもう分かってる」
神酒原 「香奈ちゃん目覚めたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
酒原 「うんうん、よかったな。お前の第1話からの悲願だったものな」
神酒原 「酒原、僕は嬉しいんだよ。もうね、香奈ちゃんの目覚めが嬉しくてたまらないんだよ！」
酒原 「あまりにもこいつが喜びすぎてよく分かってない読者のために説明すると、こいつは第1話のアバンで片平派のスキャンダルを激写した香奈ちゃんが轢かれたシーンにプリウス、」
神酒原 「低速時には音が出ないプリウス！」
酒原 「……はいはい、低速時には音が出ないプリウスが使われていた件をネタに「やっぱプリウスは駄目だ！」とか言っているうちに轢かれた香奈ちゃんに感情移入してしまい、少しでも香奈ちゃん要素があると必ず記事で言及していたんだ」
神酒原 「そうそう！ でも第1話後ほとんど言及なかったし、夜雲会長もどちらかというと脇役で、僕は「彼女が目覚めるといいな」と何度か言いつつも、ほとんど期待していなかったんだ。それが今回、とうとう目覚めた！ もう嬉しすぎて眠れない！」
酒原 「朝だぞ、バイト行けよ」
神酒原 「順を追っていこうか」
酒原 「まぁそれがいいな。まずは前回に引き続き、大島への夜雲会長のネタバラシ大会だが」
神酒原 「内容はともかく、彼は大島に「住吉さんに酷いことをした」なんて言いやがったけど、あれは違うね。とんだ言いがかりだったよ」
酒原 「いくらかは大島の図星を突いたようだが、あれは「千里に強くあって欲しい」と願う行為だものな。そもそも状況からして比較のしようのないのに、「僕からすれば贅沢」などという夜雲会長が悪い」
神酒原 「そしてあのシーンは全体的に、夜雲会長側が「体制側」として描かれていたね。話の内容もそうだけど、シーンそれ自体にその意味を含む意図が見えた」
酒原 「それで、未散への電話か」
神酒原 「そのシーンでは「大島よくやった！」と思ったね。あんたらの思い通りにはならない、体制へ強く反発する意志が見られて大島がすげぇかっこよく見えた。もちろん、第一には未散のことを考えてのことだろうけどね」
酒原 「わりと真面目に潜入している未散に吹いた」
神酒原 「あれは吹いた。でもこれはシリアスな笑いってやつだね」
酒原 「ああ、妙な感動があったな」
神酒原 「マジで外に連れ出した時は「おいおい大丈夫か……」とも思ったけど、そこでハーモニカだよ！」
酒原 「あの目覚めには説得力があったな。前回の夜雲会長のリアクションを見ても、あの曲が香奈ちゃんにとってとても大事なものだということが分かる。それを親友の未散が吹いたんだ、目覚めないわけがない」
神酒原 「ああ、嬉しかった。本当に嬉しかった」
酒原 「夜雲会長の一礼も印象深かったな」
神酒原 「香奈ちゃん今後は出番あるのだろうか」
酒原 「うーん、目覚めたことで役目は終えたからほとんどないんじゃね」
神酒原 「だよなぁ。まぁ高望みはすまい」
酒原 「それよりお前、メインヒロインの千里についても話さないと」
神酒原 「結婚前にウェディングドレスを着ると……」
酒原 「お前それ以上言ったらさすがに殴るからな」
神酒原 「じょじょじょ冗談だって。みーちゃんのファインプレイはすごくよかった。お互いをよく知る親友同士だからこそ、相手のトラウマもよく分かっていて、だから千里はみーちゃんの行動に耐えられなかったんだね。ああやって外に出ることでみーちゃん自身が傷ついてしまうのが分かってて、それが悲しかったから」
酒原 「そして、自らのトラウマを克服するための勇気ももらった。もともと、チョコ自体は好きなんだろうな」
神酒原 「ああ。翌日に普通にポッキー食ってて笑った」
酒原 「しかしルートは千里ルートにほぼ確定した直後に……」
神酒原 「片平派やっちまったね。僕の怒りを買ったね。もうあとに戻れないね」
酒原 「お前さっきまで香奈ちゃん香奈ちゃんって」
神酒原 「それは言わない約束だろう？」
酒原 「……まぁいいや。しかし大沢事件の内容といい、片平派はけっこう馬鹿なんじゃないかと思えるな。こんなに大っぴらに動いて、潰して下さいと言っているようなものじゃないか」
神酒原 「唯一握っている夜雲会長の弱みについても、香奈ちゃん一度目覚めた以上は別の病院でもどうにかなるだろうしね」
酒原 「香奈ちゃんは治安部のS特だから特殊なケースだとしても、千里は選対本部長とはいえ一般生徒だからな。安否の心配はしなくてよさそうだ」
神酒原 「その言い方はなんだかしっくりこないけど納得だ。しかし危惧すべきは千里がさらわれることによる影響だね」
酒原 「その辺は次回を見なければなんとも言えないなぁ。とうとう投票だってよ」
神酒原 「僕には少し不満があってね」
酒原 「おや？」
神酒原 「選挙を扱っているアニメだけど、選挙で一番大事な「演説シーン」は、放送開始時はあまり期待してなかったんだ。しかし僕の予想に反して、予備選挙の時は大島の見事な演説が聞けた！」
酒原 「……ああ。今回なかったな」
神酒原 「そう、僕はこの公開討論会を一番楽しみにしてたんだよ。候補者同士が直接意見を戦わせる、こんなに楽しいことはない。でも流されちゃった」
酒原 「投票前に最後の演説があるようだから、それに期待しようぜ」
神酒原 「期待しすぎずに期待しよう」
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