リトルバスターズ! 第9話「学食を救え!」 感想!
リトバスのお話は基本的に温かくて、心が安らぎます。
温かく出迎えてくれる仲間たち
今のところ終了しているルートは小毬ルートだけですが、小毬ルートはすげぇシリアスだったけど、結局はとても温かいところに着地してくれたんですよね。
陽だまりのような彼女の性格が反映されているのかもしれませんが、リトバスは全体的に見ても温かいなぁと、今回見て改めて感じました。
基本的には騒がしいんですよねw
恭介を中心にして、みんなでワイワイ騒ぐ。いつまでもこうしてはいられないからこそ、騒げる時に思いっ切り楽しむ。そんな理想とも言えるような学園生活を送っている彼らが眩しくて、普段はこの騒がしさが心地よいです。たぶん、この騒がしさを逆のアプローチで描いたのが、『Angel Beats!』なのだろうなぁ、と思います。
そしてそんな楽しそうな彼らだからこそ、ふと見せてくれる仲間の温かさがとても心地いい。こんな仲間に出会えたらなぁ……なんて、思ってしまいます。大学ではこんな感じの仲間に恵まれた僕だけど、中学・高校で出会いたかったね。高校でできた友達は一生続くとか言うし。高校時代の友達で連絡取ってるのは、……かろうじて1人いるかな。
次回予告を見た時、第9話はドタバタ中心の箸休め回なのかな?と思っていました。こういうドタバタが大事な基盤になっている作品だから、あり得るなぁと。
でもよく考えてみたら、箸休めしている尺なんてないのですよねw
というわけで、ドタバタはしつつも物語の核心に少しだけ近付く内容でした。どのヒロインのルートに行こうとしてもぶつかるような共通イベントなのかなぁ……なんて妄想してみます。
みんなで学食のご飯を作るシーンは本当によかった!
野球をしたりしている時のいつもの楽しげな雰囲気はそのままに、みんなで1つの目標に向かって頑張る「ミッション感」がとてもよく出ていたし、鈴が中心になってみんなの原動力になっているというのもベタながらよかった。みんながみんな完璧に仕事しているように見えて、配膳するシーンでは野次が飛んでいたりと、仕事ぶりに微妙に粗が出ているのが学生の挑戦らしくてリアルですねw
しかしそこへ、思い出したように襲い掛かるナルコレプシー。わざわざ言うのは野暮かもしれないけど、こういう偶発的な発作のある病ってタイミングは作り手の裁量でいくらでも都合がついちゃうよね、って、別にディズってるわけじゃないですよ!
そういう、フィクションとしてはとても扱いやすい(そしてズルい)病であるナルコレプシーですが、リトバスはズルい使い方をしていないからいいですね。ナルコレプシーを悲劇の象徴としては描いていない。
世界との接点が消える、という少々重い表現がなされ、起きたあとの理樹の不安な様子は胸を打ちますが、恭介や鈴、仲間たちが温かく出迎えてくれる。強引に接点を断ち切られても、またつなぎ直してくれる。
そういう優しい世界を描くための、ナルコレプシーなのでしょう。こういう使い方をしてくれると、突然の発作もご都合主義には見えなくていいですね。
もちろん、今後の展開次第ではナルコレプシーがもっと重要な意味を持っているのだろうとは思うのですが、それは今後の話。
今後と言えば、今回の課題は理樹に不信感を抱かせていました。不信と言うと少し違うかもだけど。
手紙の主は、おばさんたちが急に出られなくなることをなぜか知っていた。あるいは、おばさんたちを出られなくなるようにした、という見方もできますが……
いずれにせよ、今のところは「なにか超自然的な力が働いている」という風にしか見えませんが、これも今後の話ですね。今あれこれと考えることじゃない。
次回は西園さんのお話になるよう。
原作ファンのブロガーたちがこぞって楽しみにしているような発言をしていたので、楽しみにしようと思います。僕的には、はるちんルートが気になっているのだけどw


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