とある科学の超電磁砲S #9「能力追跡(AIMストーカー)」 感想!
アバンの布束さんかっこよすぎ濡れた。
感想
VSアイテム、面白すぎるッッ!
やばすぎます。興奮しっ放しです。
今回の絵コンテ・演出は紺野直幸でした。
作画詳しくないので具体的な話はできませんが、なにやらすごいアニメーターだということは知ってます。『ダンス・イン・ザ・ヴァンパイアバンド』のOPは思わず笑ってしまうほどの神作画でした。
その彼の作画センスが爆発したのかどうなのかは分からないけど、今回のバトルは今まででも最高レベルでした。
2期が始まってから今まで、基本的には原作漫画のカット割りを大事にしてきてるんですよね。アニメ組にはどうでもいい話だと思うけども。
その中でもアニメなりのタイミングを取ったりと工夫はしっかりしていて、ものすごく面白かったのですが、今回は原作のアレンジがかなりありました。そしてそれがかっこよすぎるのなんの!
基本的には、美琴の立体移動が素晴らしかったです。縦に横に動き回る様子がこれでもかと描写されてて、突っ立って戦っているアイテムとの対比がバッチリでした。
特に最後のところ、美琴が麦野のビームを曲げるところは「うおおおおおおお」って叫びたくなりましたよ。フレンダの爆弾で一気に追い込んで避けられないタイミングでビームを叩き込む、しかし美琴がビームを曲げる……、原作より描写が厚くなってて感動しました。
麦野の「バイバイ」の絶望感とかね。原作読んでるからビーム曲げるって分かってるのに、「うわ、美琴やられる!」とか思ってしまいました。
これは何度見ても飽きません。BD買ったらこの辺だけループしてそうです。いやマジで。
でも買えるかな……そこ心配だな……
まぁそんなことは置いといて。
アイテム戦が続くのでストーリーはほとんど進みませんね。でもこれで満足ですというか、これこそが面白いというか。
そして美琴が奮闘している裏では、布束さんもまた動いておりました。
アバンの布束さんはアニメオリジナル。
最後に白衣をバサッて羽織るところがかっこよすぎてクラクラしました。ああいうの、アクションカットつなぎって言うんでしたっけね、斜め前から後ろのカメラにつなげるところが痺れます。私もじっとしていられない、という決意の表れですね。
そして研究所にてシスターズに感情データを埋め込む作業を。
……これが成功すれば、確かに素晴らしい効果が得られたかもしれませんね。クローンが生きていけるのか、という問題はさておき、少なくともレベル6シフト計画はかなり難しくなるでしょう。
しかし、絹旗の妨害はどうにかくぐり抜けたものの、謎のブロックに遭ってしまう……。
ここでまさかのラストオーダーの登場でしたw
登場、と言っていいかは微妙ですけど。
ラストオーダーはシスターズ2万体の上位に位置していて、外部からこういった干渉があった場合に対処できるようになっているのですね。そしてシスターズをどうにでもできる最強個体なので、反逆を防止するために幼児のままで成長を止めた……と。
布束のプログラムはラストオーダーの信号によって遮断されてしまったのでした。
能力者の絹旗の前では拳銃も役に立たず。
布束さんは連行されてしまいましたが……、彼女はどうなるんだろう。
とまぁ布束さんが失敗しても美琴の方の戦いは終わらないわけで。
滝壺とフレンダが撤退し、美琴と麦野のサシになるようです。VSアイテム、ラウンド3ですね。本当に虫の息すぎる美琴が心配です。
そして滝壺とフレンダには優しい顔をしておいて、一人になったら本性を現した麦野w
アイテムのキャラ付けも本当に上手いですなぁ。
フレンダは相変わらずアホ可愛いし。……んまぁ滝壺と絹旗は今のところ怖いだけだけどw
なんかもう、前回からそうだけど、動くアイテムを見られるのはすごく幸せです。何度も何度も言うけど禁書3期まだかなー。
補完情報
補完情報
超電磁砲2期を見る上で知っているとより楽しい情報を毎回補完していこうと思います。禁書目録1期2期、超電磁砲1期を視聴していることを前提にしてます。
※ネタバレはしませんが、そういう情報を見たくない人は飛ばして下さい!
・麦野の能力
BBAの方です。おや? 目の前の壁が赤く融解しているようだ。
本伝『禁書目録』の方ではいろいろと説明がされてますが、有り体に言ってしまえば「超強力で超便利なビーム」です。そう覚えてしまって問題ないというか、正直僕もこれしか覚えてません。これで十分です。
フレンダが言っていた通り、学園都市第4位のレベル5ですね。美琴の1つ下です。
まぁ学園都市の序列が単に腕っぷしの強さを並べただけではない、ということは僕もこのコーナーで説明したことですが、見て分かる通り、なんだか腕っぷしだけなら美琴より強そうな雰囲気ですねw
まぁ実際のところは美琴の火力も(普段は出さないだけで)相当なものですし、応用性だけなら美琴の圧勝なので(だから美琴の方が順位が上)、どっちが強いのかは微妙なところですね。
次回、どちらが勝つにせよ、美琴が最初からボロボロなので、判断はできません。
・滝壺の能力
ピンクジャージの方です。
AIMストーカー、と説明されて、サブタイにもなってますが、これはなんなのかというと、簡単に言うと「どんな能力者の居場所も分かる」です。NARUTO風に言うと感知タイプです。しかも最高レベルの。
AIM拡散力場とは、どんな能力者も無意識に周りへ放出している力場。美琴の場合は電磁波になりますね。風系能力者、例えば婚后光子なんかは微弱な風が吹いてそうなイメージですが、残念ながらそのような描写はなし。
まぁ、どんな能力者も出しているので、これを捕捉できる滝壺はものすごい、というわけですね。フレンダは「地球の裏側に行っても」と言ってましたが、原作の説明では確か「冥王星の裏側に行っても」とかそんな感じだった気がする。
どんな障害物でもお構いなしに突破する麦野のメルトダウナーとは相性抜群なわけです。
・絹旗の能力
フードの方です。一番可愛いです(ぇー
オフェンスアーマー、と言ってましたが、簡単に言うと「窒素を使った装甲」で、自分の周りの数センチを常に覆って絹旗を守っています。絹旗はレベル4、この装甲は強力で、劇中の通り拳銃のゼロ距離射撃が効かないばかりか、防御力を活かした攻撃力も相当なもの。『絶園のテンペスト』の防御魔法と同じ論理ですね。
他にも絹旗の能力はいろいろと説明したい面白いことがあるのですが、長くなるのでやめときます。禁書3期まだかなー。
・滝壺が口にした白いやつ
これは「体晶」と呼ばれるやつです。超電磁砲では、アニメ1期の後半でテレスティーナが行っていた能力暴走の研究で「能力体結晶」が出てきましたね。これと同種のものです。
基本的に体晶は能力を暴走させるだけなので百害あって一利なしなのですが、滝壺は素面の状態では能力が覚醒しておらず、暴走させないと能力が使えないのですね。だから必要なのでした。しかし体に負担がかかるのはまぬがれず、長時間の使用はできない……ということで今回は撤退してましたね。
・「サイコメトラーかクレアボイアンスか、とにかくあたしの動きを特定する能力者が……」
美琴のセリフ。本筋とはあまり関係ないですがきっと未読者は意味が分からないと思うので。
サイコメトラーはなんとなく字面で分かるとして、クレアボイアンスはあれです、透視能力のことです。超電磁砲では固法先輩がこれですね。2期ではこの能力使ってくれるのだろうか。
・クローンは生きていけるのか
布束さんがこの命題を出していましたが。
実際のこのあとのお話を考えると、シスターズたちはどうにかこうにか生きてますね。布束さんが考えている以上に、世界は優しいということなんでしょう。1万体近いクローンが生きていけるように、カエル医者を始めとしていろんな人が尽力してくれているということなのだから。


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