はたらく魔王さま! 第11話「勇者、己の信念を貫く」 対話感想!
魔王の人間性は。
登場人物
酒原(さけはら):もう長いことこのブログに寄生している謎の人物。誤植から生まれた設定とかもうたぶんだれも覚えてない。最近は神酒原の方が頭が上がらないので酒原の方が本体なのではないかという噂が。
神酒原(みきはら):このブログの書き手。KH3をとても楽しみにしているけど、ナンバリング以外はまったくやっていない状態。1.5HDリマスターと3Dは一応持ってるので3出る前にはやっておきたい。
神酒原 「次回のサブタイを見ても思うけど、今回のお話は魔王の人間性にさらに踏み込んでいくようだね」
酒原 「人間じゃないけどな」
神酒原 「うっ。でも言ってたじゃん第1話で、もしかしたら人間の姿が悪魔にとってもベースなのかもって」
酒原 「まぁそうだな」
神酒原 「というわけで人間性。ちーちゃんと鈴乃の丁々発止が超面白かった!」
酒原 「お互いの主張が真っ向からぶつかり合う、オードソックスだけど見入ってしまう喧嘩だったな」
神酒原 「ああ。こういうところから話が動いていくのはすごく好印象だ」
酒原 「じゃあ悪印象ってどんなの?」
神酒原 「……うーん、堕天使さんの襲撃で話が動く感じの?」
酒原 「まさにそうじゃん」
神酒原 「いや、そればかりじゃないってことだよ。2方向から動いたじゃん」
酒原 「まぁそうだけど」
神酒原 「で、丁々発止だよ。この作品が好きな我々としてはちーちゃんの意見に味方したいところだけど、そう簡単に頷けるわけではないところが素晴らしいね」
酒原 「具体的には?」
神酒原 「ちーちゃんは日本に来てからの魔王しか知らない。逆に鈴乃はエンテ・イスラ時代の魔王しか知らない。まぁ鈴乃は今の魔王も見て前回とかけっこう戸惑ってたけどね。ともかく、主張としては「日本の魔王vsエンテ・イスラの魔王」という様相を呈しているわけだ」
酒原 「真っ向勝負だな」
神酒原 「ああ。そして、どちらも「片方の魔王」しか認識できていないことは同じなんだよね。どちらも足りないんだ。だからちーちゃんの意見に簡単に頷くことができない」
酒原 「完全に客観的に見るなら、魔王が大量の人間を殺したのは事実なんだから、鈴乃の言う通り殺すべきなんだろうけどな。恵美もそう言ってたし」
神酒原 「でもその辺少し考え直すべき余地があるから今恵美は静観しているわけだ。まぁ静観ってオブラートな単語使ったけど、実情はストーカーなんだけどね」
酒原 「言ってやるな」
神酒原 「で、そこでエンテ・イスラの魔王も日本の魔王も知っている恵美だよ。芦屋を除けば、魔王のことをきちんと理解している、いや、理解しようとしているのは恵美だ」
酒原 「裏を返せば芦屋が最強ということだな」
神酒原 「そこ返さなくていいよ」
酒原 「すまん」
神酒原 「目指した平和は、みんなが笑顔でいられる世界。恵美はこう言ったけど、これは説得力があるよね。ただの理想論なんかじゃない。だから恵美は魔王に、「このまま日本に骨を埋める」ことを勧めたんだ。魔王がそうしてくれるなら、それは一番の解決策だから。そしてその返答が芳しいものじゃなかったから、今も監視を続けてしっかり見極めている」
酒原 「でもその時魔王、必ずエンテ・イスラに戻るって言ったんだよな。今もそう思ってるかどうかは分からないが」
神酒原 「いやぁ、今も思ってるんじゃないかなぁ。だからその辺なんだよね。そのシーンがあるから、視聴者にも魔王の本質が見えていない。……思えばこれ、魔王視点のお話に見えて、こんな風に深いところを見てみると恵美視点なんだね。視聴者の持ってる情報と恵美の持ってる情報がほぼ同じだ」
酒原 「確かに」
神酒原 「次回のサブタイがワクワクするね。職責ってなんだろう」
酒原 「仕事に対する責任だろ」
神酒原 「それは分かるよ! ようはだからエンテ・イスラでやったことに対して責任を取るわけだろ? いったいどういう形の職責なのか、すげぇ気になるよ」
酒原 「マグロナルドの職責だったりして」
神酒原 「それは……きっとないよ……」


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