とある科学の超電磁砲S #22「STUDY」 感想!
ちょっとモヤモヤしたけど、でも次回が楽しみ。
アイテムの可能性
アイテムの4人はあくまで現場担当なのであって、仕事を持ってくる電話の女が事務的なことはやってるんだろうけど……
アイテムさん踊らされすぎてないですかw 最初の件がダミーだったのは仕方ないとしても、その報復のために訪れたところもダミーだったなんて、ちょっと暗部組織の名が廃るんでない。
まぁここまでおちょくられたからにはもう黙っていられないだろうし、クライマックスにも登場してくれるんじゃないかと期待できますかね。
その他、滝壺がパワードスーツの来襲を予測できた件から「なんらかの能力が関わっている」ことが確定するなど、収穫もありましたが、僕が今回注目したいのは滝壺が美琴を見逃したこと。
直接美琴を視認してはいないでしょうが、滝壺は間違いなく美琴に気づいていたでしょう。滝壺の能力「AIMストーカー」はAIM(つまり、能力者が無意識に作っている力場)を探知するので、隠れていようが能力を使ってなかろうが関係ない。
セリフからも、レールガンを発見したんだけどまぁ今はいいよね、という風な判断が見て取れます。
まぁ滝壺も仕事熱心というわけではないから、余計な仕事を増やしたくないから美琴をスルーしただけとも取れますが……
ただそれだけなら、「滝壺が美琴に気づいた」というシーンを描く意味がほとんどない。ストーリー的にはきっと意味があったのだろうと僕は考えます。
具体的にどんな意味があるのかは分かりませんが、とにかく、まだまだアイテムは登場してくれそうだということでw
にしても最愛ちゃんビート版可愛い。アイテムのプールシーンはいろいろよかったわぁ。
しかし最愛ちゃん、パワードスーツを攻撃する時に上から押しつぶしてたけど……これって能力描写間違ってない?
最愛ちゃんの能力はオフェンスアーマー、窒素を無意識的に身にまとってガードする能力で、拳銃のゼロ距離射撃が効かない強度ですが、これはあくまでガード。拳を守ってパンチ力を強化する、といった応用はできますが、ああやって上から突撃するだけの攻撃って、本人の質量+重力加速度分の威力しかないような……?
いや、窒素自体が固くなるからああいう攻撃もありなのかな?
くそー分からん。でもまぁ強けりゃなんでもいいかw
感想
うおー今回キャラの演技が素晴らしいいいいいいいい!
って思いながら見てたら絵コンテが佐山聖子でした。この人すげぇね。偶然か必然か、いや偶然なんだろうけど、今回美琴が回想した橋の上回を担当したのもこの人。橋の上回はカット割りがいちいち痺れて上条さんのかっこよさをこれでもかと倍増させてました。
今回も、主にフェブリ周りの演技が最高! 佐天さんとじゃれてるところとかすごかったね。
テレスティーナの協力もあって、だんだんと黒幕に近づいてきました。こうやって少しずつ正体を暴いていくのは王道だけどいいですね。きっと最終回付近で勃発するであろう大激突への期待が高まります。
布束さんの思惑は、前回予想した通りでした。
フェブリを助けるためには自分1人ではどうしようもない、そんな時、頼れる人間は御坂美琴以外に思いつかなかった……。
アイテムの襲来が上手く重なって美琴と接触できたのは確かにラッキーでしたが、有富に一枚上手を行かれたのは痛い。
この時の美琴ですが……
いやいや電撃以外でもできることはいっぱいあるだろ、って突っ込みは置いとくとして、有富の言うことを信じて素直に注射を食らったのはまずい判断でしたねぇ。ここは疑うべき場面だった。
今回の美琴は「信じる」ことをテーマに行動していたようですが、テレスティーナの時とはわけが違うことを認識すべきでしたね。
その時は、美琴が情報を引き出す側。どの道ほとんどなにも分からない状態なのだから、テレスティーナの情報が嘘だろうがなんだろうが関係ないわけです。手がかりさえ分かればそこで裏を取ればいい。こちらには初春がいる。
その上、マーブルチョコのくだりを経てテレスティーナを強引に動かすことにも成功してますしね。あの状態なら、正しい情報を引き出せるという期待値があったでしょう。
しかもそのマーブルチョコだって、ここは独房なのだから、まさか危険物チェックをせずにここへ来ているわけはない。カエル医者を信じるならあのチョコは間違いなく食べても大丈夫だと判断できます。
ただ、有富の場合は違う。こちらの方に分が悪い状態。そんな時に敵の交換条件を簡単に信じていいわけがない。
布束が結局注射を打ちこんでしまったのは動揺していたからだと言えますが、美琴には冷静な判断をして欲しかったな。有富が持って来た記憶媒体だって、なんの情報も入っていないただのダミーだったでしょう。
あの注射が本当に体の自由を奪うためだけのものだったのは若干拍子抜けでしたが……、まぁとにかく、この辺の一連のシーンはけっこうモヤモヤしました。
「直接乗り込んだ方がいい」って言った時に本当に美琴単身で乗り込んだのも「え?」って感じでしたね。前回みんなを巻き込んだんだから、ここは黒子くらいは連れてくべきでしょう。しかも目的は飴の発見なのだから、クレアボイアンス(透視能力)を持ってる固法先輩だって連れてくべき。
その辺が上手くないのは今回気になりましたが……
次回はすごく楽しみ! 美琴とフェブリが楽しそうにしてるシーンがなんかやばそうです。予告映像だけだと判断できないけど、なんか「最後の時間を楽しんでる」ような……。
そうならないことを祈りたいところですね。
そして何気に固法先輩が戦闘服を着てらっしゃるー! これは次回からドンパチが始まる予感!
原作トーク
以下ネタバレしてます。原作読んでるよ、ネタバレ気にしないよ、という人だけ反転表示。
アイテムの4人の出番が超増し増しになっているのは嬉しいのですが……
なんかこれだと、フレ/ンダのシーンになった時のショックがでかくなりそうで怖いですね。フレンダが殺されてしまう理由の一端はすでに描写されてますが(美琴に仲間を売ろうとした)、見た目だけだと麦のんとフレンダが仲よしすぎて、いやほんとに禁書3期が怖いw
「うおおお麦野テメェなにやってんのおおおお!」とは15巻を初めて読んだ時にも思ったけど、結局麦野って見た感じほど悪いわけじゃないから(悪くないわけではない)、あまり麦野=悪者という図式にはして欲しくないよね。新生アイテムのことも考えて。
しかしアニメ超電磁砲でここまで描いちゃうと原作未読組の反応が予想以上に「麦野ふざけんああああ!」になりそう。禁書3期では、是非ともフレンダの裏切りシーンを補完して欲しいところです。
そして、懸念がもう1つ。
……浜面が参戦してきた時が怖いいいいいいい!
原作でアイテムの初登場って、すでに浜面がいたんですよね。だから滝壺が浜面を守ろうとしたシーンも、浜面が麦野を撃破したシーンも説得力やインパクトがあった。
ただ、アニメだと浜面合流前の様子がこれでもかと描かれているわけで……。
つまりは、女の子空間として完成されてしまうわけで……。
禁書3期が放送と相成った時、アニメ組が「男いらねえええええ!」って反応になりそうで怖いw
いやなんか僕自身、そういう感想になりそうでw
やっぱり超電磁砲2期と禁書3期を同時放送すべきだったぜ。いや無理だったろうけど。
そうしたら超電磁砲におけるアイテム初登場と禁書におけるアイテム初登場はほとんど同時になるだろうから、いろいろと面白いことになったのに。
まぁないものねだりもよくないです。
僕たちユーザーは作品のあるがままに楽しみたいところ。超電磁砲2期終わる頃に禁書3期の発表ないかね。


- 関連記事