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とある科学の超電磁砲S

とある科学の超電磁砲S #23「革命未明(Silent Party)」 感想!

今気づいた。アニメ超電磁砲の4つのOPのうち、今回のだけ美琴レールガン撃ってない!

 
 
 
感想
有富らSTUDYの連中の思惑が、ほぼすべて明らかになりました。
能力至上主義にNOを突きつけ、知性により作られた平均的な能力者により新たな秩序を敷く……といったところでしょうか。

聞いただけなら、意外とけっこう納得の行くものでした。
学園都市は能力至上主義のくせして、その能力開発は運の要素が強い。つまりまぁ学問としては実に不安定なわけで、個々の能力者は己の力を競えればいいのだとしても、全体としてどこを目指しているのかは微妙ですよね。
ただ、すべてではないですが、超能力開発の目的の一端はすでに判明しています。禁書目録で、AIM拡散力場が集まって出来た生命体として風斬氷華が登場しましたね。彼女を作り出すことが目的の一つです。2期では木原クゥゥゥンの策略により「天使化」していましたが……
と、これ以上は3期の範囲かな。

しかしそんな逆さまアレイスターの目論見など学生1人ひとりはどうでもいいわけで、その能力開発がかなり不安定なものである以上、人工的に安定して能力を作り出せる技術があるのなら、それはミクロ的な視点で見ればすごく意義のあること。
理論としてはすごく魅力あるものに思えました。
アバンで有富がやってた演説も、言ってることは納得ですしね。ただこいつの場合は見事なまでに、初登場時から今までずっと「口だけ」なんですけども。

ただ、こいつらのやってることって、すっごく「理論止まり」のように見えました。
人工的に安定供給できるケミカロイドを作り出し、生産ラインを作れたとして、それは結局なんのためになるのでしょう?
能力至上主義により埋もれてしまい、辛酸をなめているレベル0たちが格上を見返すまではできるかもしれませんが、どう見たって次がない。
使い道があるとすれば、軍隊くらいでしょうか。実際、学園都市って軍事力もちょっとシャレにならないので、そういう名目で売り出せば商品になるのかもしれませんが……

能力のあるなしから来るヒガミが原因である以上、やっぱり「自己満足」で終わってしまうのですよね。
結局僕がなにを言いたいのかというと、こいつらのやってることは「議論の余地がない」ということ。

なんか、能力至上主義の学園都市の在り方とか、高位能力者と無能力者たちの関係とか、そういう「議論ができる」トピックではないということ。1期とはまったく方向性が異なりますな。

これはどういうことかというと、美琴たちの方も遠慮なく有富たちを潰すだけだということw
議論がないから分かりやすい。ただの力と力のぶつかり合い、勝った方が正義の構図になってしまったことは少し残念ですが、有富たちのやっていることはどう譲歩したって共感できないので、カタルシスは得られそうですね。

……とまぁ、きゃつらの思惑が明らかになったからその視点から語ってみましたが、美琴たちから見ればもっとシンプルですね。
フェブリとジャーニー、布束、そしてみんなが暮らす学園都市を救う。
あいつらがこれを脅かすのなら、みんなの力を合わせ、全力で立ち向かう。

あまりにも当たり前の流れなので、「いい感じだけど普通だなー」なんてちょっと思っていたのですが、上条さんの夢とシンクロしたのはビビッと来ました。
ここでこれを出してくるのは憎いですねー。全員無事に帰る、是非とも達成してもらいたいところです。

……しっかし、特別EDも相まって、今回の引きがかっこよすぎるんですけどw
佐天さんがどうにも心配なのはとりあえず置いとくとして、婚后さんズ、固法先輩の戦いが実に楽しみです。というか固法先輩の能力って透視能力だけど、1人で大丈夫だろうか。アオミさんが駆けつけてくれるのかな。

どうしても後手に回ってしまう状況、具体的にはどうするんだろうって不思議だったんだけど、作戦は実にシンプル、テロが起こった時点でこちらも総力戦で押さえ込む!その間にジャーニーを見つける!という具合のようです。もう少しなんか裏をかいて欲しいところなんだけど、それは次回期待していいのかな?
アイテムの4人も参戦してくれますかね。

っと、そういえば。

「直接乗り込んだ方がいい」って言った時に本当に美琴単身で乗り込んだのも「え?」って感じでしたね。前回みんなを巻き込んだんだから、ここは黒子くらいは連れてくべきでしょう。しかも目的は飴の発見なのだから、クレアボイアンス(透視能力)を持ってる固法先輩だって連れてくべき。(前回の僕の記事)

ブーメラン食らっちまったよ(泣)
ちゃんとその辺考えていたとはね。なるほど、万が一の時に美琴を発信機として利用するなら、単身で乗り込んだ方が効率がいいですな。

あとなんか、STUDYの機材のディスプレイになぜかエンデュミオンが映ってましたね。これ見よがしにででーんと出てきたからなんかあるんだろうけど、最終回に出てくるのん?

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2 Comments
tara ""
前話の引きからフラストレーションの溜まる展開(小物キャラに美琴が苦戦)を覚悟していましたが、案外スッキリと最終回への盛り上がりへ繋げてくれた…という印象です(^^)
特殊EDからの引きは否応なくテンション上がりました♪

上条さんの夢とのシンクロは素敵ですよね。
Sisters編とSilent Party編が何の繋がりも無いバラバラの話ではないということを改めて感じさせてくれる、粋な流れでしたv
2013.09.28 19:20 | URL | #0I.hwxmE [edit]
神酒原(みきはら) ">taraさん"
小物キャラってのはぶつかった時に爽快感たっぷりに叩き潰せるからいいのであって、必要以上に苦戦すると確かにフラストレーション溜まりますよね。
大苦戦は大物のアイテムやアクセラレータでやったので後半はそんなことないぜ、と、スッキリ仕様でしたね。能力で体の筋肉を動かすってのはなかなか。もしかしたらこれ、美琴の能力使ったら筋ジスの治療ができる……っていう騙し文句、わりと本気で実現できるんじゃw

>Sisters編とSilent Party編が何の繋がりも無いバラバラの話ではない
布束さんやシスターズの再登場もそう感じさせてくれますね。
2013.10.01 13:26 | URL | #- [edit]
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