Free! 12Fr「遥かなるフリー!」 感想!
この木の名前は!
感想
『テイルズオブシンフォニア ユニゾナントパック』の発売が10月10日に迫っているせいか、最後の遥のセリフでなぜか↑のロイドのセリフを思い出しました。
ロイドの場合は続きのセリフが分かってしまうからよかったんですけど、遥はなんて言ったんでしょうね。わたし、気になります!
まぁそれはともかくとして。
まさかの替え玉出場とは……w
いやなんか、どうしても苦笑いが出てしまいますw どうしたってあちこちに迷惑がかかってしまいますもんねー。先生や大会役員の方々よりも、一番迷惑がかかってしまったのは他の出場選手だということを、一応自覚して欲しいところかな。岩鳶は1位通過しちゃいましたからね、これが失格で消えるとなると、正々堂々戦った他のスイマーたちはいろんな意味で「はぁぁぁぁぁ?」でしょう。特にこの失格で繰り上がって決勝進出のチームは素直に喜べませんな。
しかし、凛を救済してこの5人が一度に前を向けるようになるシナリオとしては、すごく納得できました。
前回僕は、陽だまりの話をしてみました。なんだかFreeのお話がバンプの『カルマ』の歌詞と通ずるところがあるように思えて、遥・真琴・渚の3人を陽だまりに喩えてみたのです。
1つ分の陽だまりには1人しか入れない。
この陽だまりを、凛と怜が奪い合っていた状況でしたね。いや、奪い合っていたというか、凛が自ら放棄してしまって、怜がその位置を手に入れたという感じでしょうか。
問題は、凛の願いが「あいつらと泳ぎたい」ということ。戦いたいんではなくて、一緒のリレーで泳ぎたい。
違う学校に通ってしまった以上、これは叶うべくもないものでした。
しかし、そこで替え玉!
この提案を持ちかけた怜がかっこよすぎます。
泳ぎたければ泳げばいい。
無理なら無茶を通す! 本当に無茶すぎて客観的には呆れ返るしかないですが、凛はこれで再び、そして本当の意味で吹っ切れることができましたね。
今回は陰に引っ込んでしまった怜ですが、来年は是非とも、美しい泳ぎを見せてもらいたいものです。
今回は大会の見せ方もすごくよかったな。
本来ならこういうレースものって、今どの位置にいるとか、抜いたとか抜かれたとか、そういう実況があるものですよね。まさに県大会の時みたいに。
でも今回は、最初から勝ちを捨てた戦いだった。替え玉ですからねw
となると描くべきは、4人それぞれが見る「最高の景色」。
他の選手は度外視で、イメージ映像込みで4人の泳ぎのみを見せたのがよかったです。かなりワクワクしましたし。
うーん、面白かった!
5人の関係に焦点を当て、上手くまとまった1クールだったと思います。
女性向け女性向けって言われてて、実際女性の食いつきはいいんだろうけど、男臭い熱血ものとして性別関係なく楽しめるものになっていたんじゃないかな。
京アニは、秋から『境界の彼方』がスタートしますね。
『Free!』とはスタジオの体制もメインスタッフもかなり変わってくるはずですが、この勢いに乗って、また面白いアニメを見せてもらいたいものです。
スタッフの話
第1話:アニメーションDo
第2話:アニメーションDo
第3話:京都アニメーション
第4話:京都アニメーション
第5話:アニメーションDo
第6話:京アニ&Do?
第7話:京都アニメーション
第8話:京都アニメーション
第9話:京アニ&Do
第10話:京都アニメーション
第11話:京アニ&Do
第12話:アニメーションDo
この分析もこれで最後かぁ。最後はやっぱり、監督・内海紘子の所属するアニメーションDoが締めてくれました。クレジットには京アニの名前も入ってて、実際の制作環境も↑のように半分以上?は京アニでしたが、実質、アニメーションDoのスタジオを鍛えるためのものだったんでしょう。
パッケージの売り上げはすごいことになってるし、この取り組みが今後どのように活かされていくのか、楽しみです。
今回は絵コンテ:内海紘子、演出:河浪栄作、のアニメーションDo回。
作画スタッフもほとんどがDoでした。
作画監督だけは京アニの西屋太志、そして原画にも2人だけ、西屋太志と多田文雄が京アニです。
木上益治(多田文雄)はFreeではよく原画に入りましたねぇ。その代わり絵コンテ切ってくれなかったのがちょっと寂しいな。『境界の彼方』では是非どっかの話数で担当して、MUNTOばりの超絶アクションを見せてもらいたいところ。


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