妖夢には知性がある。
感想
???
と、なってしまった。残念ながら。
最後の牛丼屋でのやり取りはなんだったんだろう?
もう関わらない方がいい、って、未来の方がずっと突っかかっていたような気がするよ。
確かに秋人の方も眼鏡に惹かれて未来にいろいろアプローチしてたけど、んー、けっこう唐突感があった。
つまり未来にとって秋人は、妖夢退治の訓練台でしかないのであり、人間的な付き合いになってくると途端に拒絶する……と、未来がトンデモナイ人になっちゃってるような。
まぁ、秋人に限らず今までも人間的な付き合いは遠ざけてきたんでしょうけども。
でも退治を手伝ってくれた報酬はちゃんと払っていたりして、本人にはけっこう人間的なところがある。うーん。
どうにも未来のキャラが掴みきれないんだけど、これはいっちゃん最初に秋人をズブリしてしまったこととかはギャグと思っておいた方がいいかな。
未来ちゃんは過去に人を殺しており、そのせいで妖夢退治もトラウマで上手くいかず、自らの血筋のこともあって他人からは距離を取りたがっている。作り手はこういう子を想定していると思ってたぶんいいでしょう。
ただ、物語の序盤で殺人歴を披露する人って、大抵の場合実は殺してなかったり変に責任を背負いすぎてたりするものw
世界観にもよるけど、殺人って基本的には聞いてていい気分にならないし、こういう物語への導入はどうなんだろうって僕はずっと思ってるんですけどね。未来ちゃんをあえて視聴者から遠ざけたいのなら分かるんだけど、そんなつもりはないだろうし。
まぁでも、こういう過去のしがらみも絡めて今後のお話は進んでいくのでしょう。ちょっと僕はまだ心を掴まれてないんだけど、まだまだ2話ですからね。
そうそう、設定について、ちょっと考えてみました。
妖夢には知性があるんじゃないかって。
未来ちゃんの部屋に取りついてた妖夢と戦ってる時、あの妖夢、砂場の砂を巻き上げて目くらましをしたんですよね。
「え?」と思いました。砂が目くらましになるなんて、たかだか妖夢が分かるものなのか、と。
そのあとも未来ちゃんの得物を先に封じ込めるという「戦術」を使ってるし(そこからの反撃が素晴らしかった!)、なんらかの原因で好戦的になってるとはいえ勝てないと分かったら逃げてる。
妖夢と聞くと、なんだか自動的に人間を襲っていくようなイメージを持ってしまうのですが、この世界の妖夢は違うのかなーと。
そしたら、妖夢にも人間と仲よくして、むしろ妖夢の敵である異界師と仕事をしている人たちもいるじゃありませんか!
愛ちゃんが説明してくれて納得。生物学的なカテゴリに当てはめるなら、妖夢は人間と同列ではなく哺乳類と同列、それならいろいろいることにも納得です。
そこで僕が思い出したのは電撃のラノベ『ダブルブリッド』
この作品にはアヤカシというとても頑丈な肉体を持つ生物がいますが、人間により甲種と乙種に分けられています。甲種は一見すると人間にしか見えないタイプで知性も人間並み、乙種は獣のような姿の知性がないタイプ。主人公の片倉優樹は前者の甲種と人間のハーフです。半妖の秋人とちょっと似てる境遇かも。
この分類は「当然あるもの」として普通にストーリーが進んでいくのですが、中盤において、特殊なアヤカシが登場します。
知性はあるけど人間の姿にはなれないタイプです。つまり、甲種の定義にも乙種の定義にも当てはまらないわけですね。
所詮分類なんて、人間が決めたくだらないもの、そのものの本質を捉えることはまったくできない……、世の中への強烈な皮肉でした。
人間は観察者のつもりでいるけど、果たしてそれは傲慢な態度ではないのか。
分類分けなんて相手の本質を見失うだけだ。
……とまぁ、ちょっと話が脱線しすぎましたが、とにかく、「ただの妖怪、ただの化け物」に見えて実はそんなことはない、この世界の妖夢もそういう存在なんじゃないかと思った次第です。
鑑定士をやってる愛ちゃん家みたいな妖夢と、異界師に退治されてしまう妖夢。
愛ちゃんはかなり大きな分類になることを主張していましたが、後者の妖夢も知性を持ってるような描写があった……ように見えました、僕には。
さてこの二者、どれほどの違いがあるんだろうか。
って、まぁ、「妖夢とはなんぞや」って展開にはさすがにならないかなぁw
いらない考察でしたかね。でも今回はあまり語ることがなくて、無駄そうなことでも喋りたくなったんです。
とりあえず、難しいお話はわりとどうだっていいから、早く未来ちゃん以外の戦闘シーンも見てみたいっす!
特に美月!
異界士って個々の家柄?流派?でかなり個性がありそうだから見応えありそう。かなり自由度の高い世界設定だし、映像面でもっともっと暴れて欲しいです。


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妖夢と戦うことになった未来。果たして未来は妖夢を倒すことができるのでしょうか…?1話に出ていなかったキャラも登場で、話もまた動き出してきました。今回は博臣が見れただけで満足してしまいましたー。博臣の冷え性設定おいしすぎます。
境界の彼方の第2話を見ました。
#2 群青
引っ越した部屋に妖夢が住みついていて、帰れない未来の部屋を訪れた秋人は妖夢に遭遇する。
未来は妖夢の目を狙って突き刺すも、戦いの中で目を瞑ったことで外してしまったばかりか目の場所を移動できる妖夢を逃がしてしまう。
「ここでやめたら一線も入らないよ?」
「平気です」
「や、でも、明日のご飯はどうするの?来月の家賃は?」
...
人に一癖―
境界の彼方
第02話 『群青』 感想
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「虚ろな影って聞いたことあるかニャ?」
未来の部屋に居座っている妖夢退治を手伝いに来た秋人だったが、
途中、昔の記憶に思いをとられていた様子。
原っぱで誰か倒れてて、秋人の手には血が…
誰かなくなったのだろうか?
一方、妖夢初退治となる未来にも何かトラウマがあるようで…。。。
境界の彼方
2話「群青」
未来は悪戦苦闘の末に、部屋の妖夢を撃退。
異界士である彩華の写真館に鑑定しに貰いに行く…。
秋人に届いたハガキ。 それは猫耳コスの秋人の母からのものだった!
冒頭の戦闘シーンの作画が凄いですね~
秋人の猫耳なママさんのインパクトに持っていかれた第2話です(笑)
「群青」
人を殺したんです…
秋人(CV:KENN)と未来(CV:種田梨沙)は、未来の部屋に憑いていた妖夢を追いかけます。
妖夢って、目を潰さなきゃ倒せないんだ・・・
未来は自分の指輪と血で作った剣と組み合わせて、血を飛び道具にも出来るようですね。
未来は、妖夢に止めを刺すことが出来ませんでしたが、秋人に家賃や生活費のことを言われて、渋々と必死に妖夢を倒します。
妖夢を倒すと宝石のような石・妖夢石...
境界の彼方 第2話
『群青』
≪あらすじ≫
倒した妖夢を鑑定してもらうために、異界士である彩華の営む写真館へと足を運ぶ秋人と未来。
和気あいあいとした秋人や美月たちの雰囲気に未来はふと寂しさを覚える。
そんな時、秋人の元に一通の不審なはがきが届く。
(公式HP ストーリー 第2話より抜粋)
≪感想≫
バ ト ル は 良 い ん だ け ど な ぁ ……
...
アッキーが普通にイケメンだったでござるの巻。
そりゃ、ホモも(脇に手を)突っ込んでくるわな!回でした( ・´ー・`)どや
小動物系な雰囲気の未来ですが、あれだけバリバリの戦闘系プレイを見せられたら、その実力は本物だと認めざるを得ませんね。
戦闘は得意だけど、探知...
「どうしても見つからない…絶対ここら辺のはずなのに~…」
結界で払われ涙目な栗山さんのポンコツさが可愛かったw
この場面の美月のモブとの会話の裏でオロオロと漂って出てくる演出も面白かった。
フェンスを越えられず(笑)
包帯怪物きしょい(泣)
砂に消える包帯怪物(泣)
栗山未来はあはあ
技使ったあ(笑)
今回もかなり毒舌なので注意
倒した妖夢を鑑定してもらうために、異界士である彩華の営む写真館へと足を運ぶ秋人と未来。
和気あいあいとした秋人や美月たちの雰囲気に未来はふと寂しさを覚える。
そんな時、秋人の元に一通の不審なはがきが届く。
脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:武本康弘 作画監督:内藤 直
ハイエロファントグリーンやストーンフリーみたいな妖夢だな。
...
拭えぬトラウマ
どうも、管理人です。ポケモン発売に合わせて、ついに3DSを購入。とりあえず、セットアップとかもあるので、早いうちに慣らしておいた方がいいのかも、うん。
未来:「マジ不愉快です!」
今回の話は、裏社会のコミュニティに関する話と、核心となる部分の前振り。言いたいことは相変わらず尽きませんが、1話と比べてどう感じたのか、その部分が重要…だと思う、多分。
...
群青.「目を潰さないと!!」ドジっ娘でありながら見事な剣撃です!!「気をつけて!特にメガネ!!」不死身でなければ神原 秋人は斬撃でツッコまれてます!
「これで最後です もう私に関わらないで下さい」
妖夢石を鑑定してもらう為に彩華の店を訪ねた未来と秋人
そして、妖夢が凶暴化してる事を気に掛ける秋人の元へ届いた母親からの手紙
【第2話 あらすじ】
倒した妖夢を鑑定してもらうために、異界士である彩華の営む写真館へと足を運ぶ秋人と未来。
和気あいあいとした秋人や美月たちの雰囲気に未来はふと寂しさを覚える。
そんな時、秋人の...
<記事内アンカー>
境界の彼方 #2「群青」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第1話「①甘草奏の甘くない日常②甘草奏の臭くない納豆」
10月だとまだ気温が軽くぶり返しますね。
報奨金:千円
境界の彼方2話を見ましたー!
いやー、よかったですねー!!
新堂愛ちゃんな!!
自らも妖夢でありながら、
異界士が捕まえてきた妖夢を
値付け買い取る妖夢鑑定士
新堂彩華の同居人。
クセっ毛でぽわぽわなロングヘアー!
その髪質を表したような柔らかい話し方と、人懐っこい笑顔…。
うん!好きなタイプだわ!(お
あと...
境界の彼方 (1) [Blu-ray]『この手で人を殺したんです』
原作:鳥居なごむ
監督:石立太一
シリーズ構成:花田十輝
キャラデザ:門脇未来
アニメーション制作:京都アニメーション
神原秋人:KENN 栗山未来:種田梨沙 名瀬美月:茅原実里
名瀬博臣:鈴木達央 新堂彩華:進藤尚美 二ノ宮雫:渡辺明乃
妖夢との戦いが始まった。
未来ちゃんの躊躇した戦いは危なっかっしいですね。
主人公の秋人は何も出来ないのかな?
境界の彼方 (1) [Blu-ray](2014/01/08)種田梨沙、KENN 他商品詳細を見る
境界の彼方 #2「群青」
未来「ななななんで妖夢と親しく話してるんですか?!」
バカとテストと機巧少女。
最近人形使い系増えてきたような気がする。
機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing "Cannibal Candy" (MF文庫J)(2009/11/21)海冬 レイジ商品詳細を見る
第1話の視聴と前後して、原作本の1巻・3巻を買い求めました。何故そんな変則的な買い方なのかと言えば、だいぶ前に通販でない、実店舗でも帰るって聞いて探しに行った時に、たまたま境界の彼方の2巻しか在庫が無かったんですわ。で、そのうちゲットできるだろと思ってたら、通販も含めて在庫切れ、という事態にまで陥りまして…10月頭にようやく再販になったという。
で。一昨日それが届き、早速第二章ぐら...
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