サムライフラメンコ 第2話「傘がない」 対話感想!
小さいけど、モラルの低下には違いがない。
登場人物
酒原(さけはら):1人で感想書けない神酒原のためにアシスタントを務める。神酒原との関係は不明、でも同居しているせいでホモだと思われているらしい。
神酒原(みきはら):このブログの書き手。居酒屋で好きなおつまみは軟骨唐揚げ……なんだけど、実は軟骨自体があまり得意じゃないから手羽先あたりがあるとなお嬉しい。
神酒原 「このアニメ好きだわ」
酒原 「お前第1話の感想書かなかったな」
神酒原 「どのアニメの感想書こうか見極めてたんだ」
酒原 「珍しいな。いつもは視聴前の期待値だけで感想書くアニメ決めるくせに」
神酒原 「今期はちょっと粘ってみたんだよ。いつもすぐに感想書かなくなるからね」
酒原 「自分にとって書きやすいアニメの見極めか。いいことだ」
神酒原 「というわけでこのアニメ好きだわ」
酒原 「だろうな、悩んで選んだくらいだから」
神酒原 「世の中の小さな悪を見逃さない! こういうのほんと大好き。ダークホースに出会えた気分だぜ」
酒原 「確かに、正義の啖呵はスカッとするよな」
神酒原 「いや尊敬するよ。かくいう僕も傘を勝手に盗んでく日本の謎文化が大嫌いで、でも盗難予防なんて難しいから自分だけは絶対に盗まないって心に決めてるんだけど、さすがにコンビニ前のクソガキには注意できない。怖いからね。正義さんすごすぎるよ」
酒原 「あれは彼だからできるんだ、ひがむことはない」
神酒原 「うん、だからこそスカッとするんだよね。半沢直樹がこの感覚で大ヒットしたんだっけ?」
酒原 「お前見てないんだよな」
神酒原 「残念ながら」
酒原 「残念だな」
神酒原 「そういや、盗難防止用に取っ手が取れる傘があるそうだね」
酒原 「なんだよ急に」
神酒原 「急じゃないだろ? 取っての部分を取り外して持ち運べる傘があるらしいんだ。取っ手を取ってしまうと傘を差せないから盗まれない」
酒原 「それはいいアイディア商品だな。傘の盗難が嫌いなお前は当然持ってるわけだ」
神酒原 「すみません持ってないです」
酒原 「おいおい。この謎文化が嫌いなんだったら雨の日は間違いなく持ち歩いて、周りの人に「あ、こんなものがあるんだ」って周知させるべきなんじゃないのか? サムライフラメンコはできないにせよ、それくらいの努力はするべきだろ。その傘の存在を知ってるなら」
神酒原 「言い返す言葉もない」
酒原 「お前も所詮は正義に説教される存在だということだな」
神酒原 「その正義も、完全に正義にはなり切れてないと思うけど」
酒原 「おいややこしいぞ」
神酒原 「ほんとだ! ……そのマサヨシも、完全に正義にはなり切れてないと思うけど」
酒原 「どうして?」
神酒原 「後藤さんが指摘してたろ? 小さな悪を見逃さないのはいいけど、そういうのはちゃんと素顔でやれって。事実今のところマサヨシは地域住民の迷惑にもなってしまってる。いずれは悪の組織うんたらってのは、もちろん理由にならない」
酒原 「それを言うなら、今のところは覆面のおかげで正体バレずに済んでるから、自分の職は守れてるけどな」
神酒原 「むぅ……。確かにそれは大きい。自分のことを守れないやつが他人のことまで口出しできないからね」
酒原 「それに、結果論になるだろうけど、この格好のおかげで話題性が生まれてる。マサヨシの主張がいい感じに浸透していくかもしれないだろ?」
神酒原 「まぁ、ね……。後藤さんの上司が言ってた通り、今のところ悪いことはしてないからいいのか……」
酒原 「誤解を生みやすい、ってのは確かだとしてな。その後藤さんは今のところちょっとよろしくない人物だな」
神酒原 「ああ。第1話冒頭のタバコもそうだったけど、今回の「飲まないのか?」はさすがにないわ」
酒原 「未成年相手にな」
神酒原 「それは知らなかった可能性もある。後藤さんは積極的に彼を知ろうとはしてないからね。でもマサヨシは自転車で来たって言ったんだ」
酒原 「あ、飲酒運転……」
神酒原 「飲酒運転は小さな悪どころか、大犯罪だからね。小五郎のおっちゃんだってちゃんと逮捕されたんだから」
酒原 「本質的には、善人なんだろうけどなぁ」
神酒原 「それが分かるから憎めないよね。マサヨシと後藤さんが触れ合いの中でどんな化学反応を起こすのかに注目してる」
酒原 「それと言えば、アイドルの子がヒーロー好きっぽかったな」
神酒原 「おお、そうだそうだ。なんか仲間が増えそうな感じだった」
酒原 「次回のニセフラメンコがこの子って可能性もあるけどな」
神酒原 「そうだとしても、どういう絡みになるのか楽しみだよ。……ちなみにあの収録の場面、マサヨシがなんかやらかすんじゃないかとハラハラしたのは僕だけじゃないはず」
酒原 「俺もだわ。まさかガチの精神統一だったとは」
神酒原 「伊達にカメラ慣れしてないってことだね」


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