fc2ブログ

MENU
ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル

ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル Case3「ラブ・アンド・ヘイト Love and Hate」 感想!

蜂蜜さんもまだ道の途中。

 
 
 
キャラ崩しが上手い
この作品のコメディ要素は最初からけっこう楽しめてるんだけど、なんか今回はさらに輪をかけて楽しかった感じがしますw
独特の速いテンポが少し落ち着いたのが原因の1つになるのかな。

キャラ崩しっていうのは、今僕が便宜的に書いただけなんだけど、ようはキャラクターの持っているシリアスさをどう殺すかということですね。
殺しすぎるとガチのシリアスシーンに映えなくなるし、殺さなさすぎると空気が重くなる。意外と難しいような気がします。

この作品の場合はけっこう大胆に殺してますよね。
まぁ蜂蜜さんのことなんだけど、いやぁアバンには笑わせてもらったw ナナジーニィ以外に使い魔が見えなかったから、使い魔は任意で持つのかなぁなんて思ってたんだけど普通にみんな持ってるのね。
バタ法で1人だけ異様にシリアスな空気をまとっていた蜂蜜さんなんだけど、今回のアバンで見事に崩壊。楽しいなぁ。

おまけに「蜂蜜さん」って呼ばれてるのを普通に許しているところもなんかシュールですね。
セシルのニックネーム呼びが夏菜に拒絶されるシーンがあったので対比にもなってたり。
あれだけ自由すぎる事務所にいたらいちいち拘泥する方が大変そうだけどw なんか蜂蜜って呼ばれすぎて蜂谷っていう本名忘れそう。

そして今回は蜂蜜さん回でもあって、なんとウドになって2年目だということが分かりました。
蜂蜜さん27歳らしいから(見えない!)2年前は25、これは珍しいことらしいんですけどウドって後天性なんですねぇ。てっきり先天性だと思ってました。
となると、遺伝はあまり関係なかったりするのかな。作中世界はウドへの偏見が未だに強そうなので、その辺の生物学的研究はあまり進んでなさそう。

本来は思春期に覚醒するもの。
それだって予告なしに起こるはずで、戸惑うのはみんなそうなんだろうけど、蜂蜜さんは珍しいパターンということで完全に予想外だったでしょうな。しかもウドを裁く側の仕事をしていたとあれば戸惑いも確かに強そう。
そして、自分のありさまを今も探している途中なんだそうです。事情を聞けばなるほどだけど落ち着いた外見とのギャップにもなってたりして、なんだか少し親近感。こうやってキャラクターの中身が見えてくると面白いですなぁ。

それで今回蜂蜜さんなりに出した答えが、過去の罪にけじめをつけるために復讐を甘んじて受け入れること……。
それは確かに改心と言えるし、過去の自分をしっかり見つめた結果なんだろうけど、なんか違うなぁ。前を向けていない上に周りも見えてない。蜂蜜さん的にはマユに生き延びて欲しかったみたいだけど、暴走せずに蜂蜜さんだけ殺したとしても彼女は死刑になっちゃう。

蜂蜜さんもまだ道の途中。
まずは、謹慎が空けてからどのような心境の変化が見られるのかが楽しみです。

その他いろいろ
他のキャラクターの描写もだんだん味が出てきました。

もよよんはいい先輩だなぁ。
第1話でも遅くまで仕事してるセシルを休憩に連れ出してたし、今回もなんだか悩んでいる様子の夏菜を昼飯に誘っていました。夏菜はわりとあっさり心の内を話しましたけど、もよよんにはそういう「つい話したくなる」人徳があるんでしょうなぁ。

そして夏菜は意外と冷静に自分を見ている感じでしたが、うーん、どちらかというともよよんと話しているうちに冷静になったという方が近い感じがします。
「セシルより足りないものがあると思ってる」なんて、恐らくそれまでこれっぽっちも考えたことないはず。でも「なんでセシルばかり刑事事件を……」という気持ちから客観的な課題に昇華できたのは確かな成長ですな。セシルと仲よくなれるのもあと一押しですかね。

事務所メンバーだとセセリさんが少しも出てこなかったのがちょっと残念。なんか僕あの人がお気に入りらしい。

そして今回もアクションが楽しい!
いやぁ衰えませんな。いや第1話からは衰えてるんだけど、まったく同じクオリティを保てるのは京アニぐらいや。
第1話には劣ってもハイクオリティ。アクションに限らずどのシーンにも言えることだけど、キャラクターの演技がちゃんと考えて作られているのが見ていて楽しいです。

OPで見せてくれている炎の魔法もお披露目。
今まで使ってなかったのは、使えなかったからなんですなぁ。ウドの力は後天的だけど場合によっては段階的に覚醒することもあるらしい。登録しないといけない、ってのがこの作品らしい世界観w

この覚醒はとても嬉しいです。
前回、主人公が戦うならロボットは嫌!なんて好みを語ったんですけど、これでセシルには戦いのバリエーションが増えましたな。ディアボロイドは強力だけど汎用性に欠けてるのでこれは強い。
今回はお話の都合上派手なバトルシーンとはいかなかったけど、次回以降またかっこいいアクションを見せて欲しいものです。

にほんブログ村 アニメブログ アニメ考察へにほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ

関連記事
Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks
trackbackURL:http://mikihara.blog70.fc2.com/tb.php/3445-a6f4f37b
ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル #03
『ラブ・アンド・ヘイト』
ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル 第3話「ラブ・アンド・ヘイト」
蜂谷さんの事情。 元はウドでなく、検事側だった蜂谷さん。 ウドに目覚めて逆の弁魔士側になったんですね。 それはともかく、今回もナナジーニィは良い仕事してますw バタフライ法律事務所の弁魔士・蜂谷の前に、爆破致死事件を起こした容疑者の 真夕があらわれ、自分の弁護を依頼する。
いつか掴める事を信じて―【アニメ ウィザード・バリスターズ-弁魔士セシル-#3】
ウィザード・バリスターズ-弁魔士セシル-1 [DVD](2014/04/02)田辺留依、真堂圭 他商品詳細を見る アニメ ウィザード・バリスターズ-弁魔士セシル- 第3話 ラブ・アンド・ヘイト 未だ道半ば 近づいていることを信じてただ進むのみ
ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル TokyoMX(1/26)#03
第3話 ラブ・アンド・ヘイト 今でも検察時代の夢を見る蜂谷。魔導書365なんて知らない、俺は頼まれただけだ。元マネージャー大泉を爆発で殺害した早乙女真夕。 セシルを勧誘するシャークナイト法律事務所の 鮫岡と工白、バタ法は業界の評判は悪い。男ばかりの法律事務所のシャークナイト。 蜂谷を指名する早乙女、2年前から変わった。検察の蜂谷が関わった生瀬正人の事件。スーツアクターで魔術を使って役者を殺し...
ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル 第3話「ラブ・アンド・ヘイト」
評価 ★★★ また方向性がわからなくってきたぞ?                         
ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル Case III「ラブ・アンド・ヘイト Love and Hate」 感想
あらすじ バタフライ法律事務所の弁魔士・蜂谷の前に、爆破致死事件を起こした容疑者の真夕があらわれ、自分の弁護を依頼する。 脚本:伊藤美智子 絵コンテ:塩谷直義 演出:工藤昌史 作画監督:工藤昌史 総作画監督:外丸達也 「所詮、魔術使いは人間ではない」 蜂蜜さんは元検察。 2年前にウドになり魔禁法第六条に従って弁魔士になったらしい。 童貞を捨てると覚醒するのか……...
ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル Case Ⅲ感想
ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル 第3話 「ラブ・アンド・ヘイト」 1回目の公判で無罪を勝ち取ったセシル 今回はバタフライ法律事務所の同僚蜂谷ミツヒサのトラウマ から始まる。
該当の記事は見つかりませんでした。