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とある飛空士への恋歌

とある飛空士への恋歌 第四話「星の海原」 感想!

かんっぜんに予想外だった! うわーやられた!

 
 
 
クレア
最後は本当にびっくりした。なにあれ。本当に衝撃的すぎてむしろ笑いが出てくるんですけどw

判明してしまえばなんてことはない、今までだって「もしかしてそうじゃね?」と推測できないこともないんだけど、うーん本当に騙された。
クレア = ニナ・ヴィエント。
これは爆発的に面白くなりそうだ……!

思えば、ニナ・ヴィエントは風の革命の最大のキーパーソン、実質1人で王立軍(的なやつ)を壊滅させたようなもの、そこまで強ければそりゃあ存在は隠されるというもの。
革命以前だって、まさか神が遣わしたわけでもあるまい、その能力にまつわる問題はきっとあったでしょう。そして本来そういう隠匿ってのは変装して仮の姿を作るもんだけど、彼女の場合は逆で、変装した仮の姿がニナ・ヴィエントだったんですなぁ。

そういえばクレアは第1話の式典飛行で欠席していたのでした。ニナ・ヴィエントとして出ていたからなんですね。こんなところも繋がってくると面白さが違うなぁ。
あれ? そういえばニナ・ヴィエントって、イスラの最高権力者に就任してるんじゃなかったでしたっけ。実際お偉いさんたちと一緒にいるシーンなんかもあったけど、あれって本人だったのかしら。
たぶん最高権力者と言ってもシンボル扱いでしょうから、影武者を寄越していても問題はなさそうですけど。見直してみるとちょっと面白いかもしれない。

化けた、と言うにはまだ早い。面白くなるならこれからでしょう。でも今後に対する期待感は爆発的に高まりました。

さて、そんなクレアと今回は一夜を共に(失敬)したわけですが、ゴムボートに寝転がるカルエルとクレアが本当に一夜過ごしたみたいに見えるから困った。いや狙って見せたんでしょうけども。そのシーンで本人たちそんなに意識した様子がないのが逆にリアルでこっちがドキドキしてしまったり……w

そうじゃなくてもお互いのことを話してみたりもして、それなりに有意義な時間を過ごせたようですね。遭難してしまったのは大事ですけど無事帰れたし、2人の様子も楽しく描けていたので面白かったです。

ただ、これは余談になるんだけど、あまり「遭難」は描かなかったなぁとw
たった一晩だから栄養失調にはならないとして、恐らくある程度の水も積んでいるだろうから脱水症状にもならないとして、排泄の問題はどうしてもつきまとってくると思うんだよなぁ。海にするしかないんだけどそうするとリアルというか生々しくなるから描かなかったのかな。もう少し「遭難」らしさがあると僕の好みだったんだけど、今回の主眼はカルエルとクレアの交流にあったということで。

しかし、ただ楽しいだけの交流には終わらず。
カルエルは普段あまり男らしく見えないけど自分をきちんと律しているはずで、元皇族って情報を微塵も出していませんね。クレアに膝を突いた時も上手く「意外性」にくるんでいて周りは疑いのひとつも抱いていませんでした。
でもこの時は気が緩んでしまったのでしょう。クレアと話して楽しいということ以外に、遭難してしまっているストレスも絶対あるはずで、思わずヒントを与えてしまったのはしょうがないと言えます。

それでもそのヒントは微々たるもので、僕は「クレアやたらと察しがいいな……」って思ったんだけど、それも彼女がニナ・ヴィエントだと分かれば納得。ニナ・ヴィエントが「元皇族」というカテゴリーを過剰に気にしてしまうのはごく自然ですからね。さすがにカルエルのことだとは気付けなかったようだけど、ニナ・ヴィエントは風の革命時に目の前にカール・ラ・イールの怒りの形相を見ているはず。

しかしクレアの方もまだ疑惑の内。
ただ、明らかに距離は取ってしまいましたね。本当は眠くないのに会話を打ち切るために目を閉じ、帰投後も迎えの車にさっさと乗ってしまう……。
素直に寂しいなと思いました。せっかく仲よくなってかなりいい雰囲気になっていたのにね。疑われていることを知らないカルエルだけど、そのカルエルにしたって、いずれはクレア = ニナ・ヴィエントだということを知る時がくる。今からもうドキドキです……!

その他の人たち
結局遭難の原因ってなんだったんだろう?
前回はカルエルが「ファウストのせい」みたいなことを言ってたけど、その直後ファウストの超焦ってる顔が映されたので、確定かどうかは微妙でした。今回そこにも突っ込むと思ってたんだけどそうはならず。
責任問題の追及なんてお話として大して面白くはないと思いますが、実際の訓練を考えると今回の原因をしっかり洗い出して2度目を起こさないように対策を練るべきで、ちょっとでもいいからそういう「遭難事件のけじめ」を見たいなぁと。
なんか今回ファウストさん悟ったみたいに「命令に従おう(キリッ」ってなんでもない顔してたし。次回ちょっとでも言及して欲しいなぁ。

そして同じシーンで、ミステリアス兼ギャグ担当のイグナシオさんが助けに行くそぶりを見せてくれました。
常識的に考えれば、たとえ飛行の腕に自信があってもあそこで飛び出すのは言語道断だと分かります。
考えられる可能性は2つ。
1つ、常識的な判断能力が消え失せるほどのなにかがイグナシオの中にあった。
1つ、なんらかの目的のために意外と情に厚いというところを見せておきたかった。

さすがに後者は難しいわなw
ということは前者なんだけど、いったいどういうことでしょう。今まで見た限りではイグナシオはカルエル、いやカール・ラ・イールに穏やかな感情は抱いていないはずなんだけど。
それでも「そのまま死ねばいい」とは思わないでしょうけど、助けに行くほどの理由があるのでしょうか。

恐らく今後判明すると思うので、楽しみにしたいですね。

ちなみにアリエルさんはカルエルとの関係が義理だということ、カルエルが元皇子だと知っていることが判明したけど、特に後者は前回の描写でほとんど分かっていたので完全にクレアに話題を持って行かれた感じw
でもお父さんとじゃれ合うちっさいアリエルは超可愛かったです。
イグナシオにお礼を言うシーンもあったし、お話はまだまだこれからですなぁ。

余談
これ前回気づいたことなんだけど、というか第3話でってのも遅いくらいなんだけど、これ、悠木碧と竹達彩奈のバーター出演だったんですねぇ。
OPがプチミレディというのも前回気づきました。「ツインボーカルいいなー」ってなにも考えず聞いてたw

というわけで余談だけど、OPの『azurite』いいですな。
プチミレディは完全に話題性、それから容姿や人気ありきのデュオなんだけど、2人ともなかなか歌上手いのでいいと思います。
『azurite』は僕の初プチミレディだけどデュオであることをちゃんと活かした作りになっていて、かなりのお気に入り。Aメロの高い音階で攻めるところとか好きです。

調べてみると、azuriteの意味は藍銅鉱。
riteがつくから鉱石だろうってのは分かってたけど、うーん、初めて聞いたやつだ。
見た目はこんな感じ。青くて綺麗ですな。
どんな意味があるんだろうと思って調べてみたんだけど有益な情報は見つからず。所詮石か。タイトルに選んだのは、歌詞をちゃんと見ないと分からないだろうけど、空の青さをイメージしたんでしょうなぁたぶん。

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