ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル Case 4「パーソナリティ・クライシス Personality Crisis」 感想!
大きな敵。
作品の方向性
が、ようやく見えた感じがしました。少し遅いかもだけど。
僕は最初、依頼を受ける→解決する、という一連のプロセスを繰り返していく作品だと思っていたのです。連続ドラマみたいな。
最初の銀行強盗事件なんてまさにそんな感じで、あれは第2話で完全に完結してますよね。しかしこれを繰り返すわけではなく、第3話からいきなり「大きな流れ」が入ってきました。
つまりざっくり言うと、
裁判 > 戦闘 ではなく、
裁判 < 戦闘 なのでしょう。
そういえばセシルも最初から「戦闘服」というワードを強調してたし、作品の主題はこっちにあると考えるべきでした。
もちろん依頼は解決していくんだろうけど、大枠の流れとしてはバタフライ法律事務所 vs 巨大な陰謀、という感じになるのかな。もよよんの正体なんかも気になるところですが……
とにかく、アクションで魅せていく方向には間違いがなさそう!
大きな敵がいて、しかもそいつらの手癖が悪いとなると、対抗するバタ法も戦わざるを得ないから画面が派手になりますな。さらにどうやら、彼らはセシルの覚醒を狙っているらしい?ので、今後もちょっかいを出していくんでしょうね。覚醒してった先になにがあるのかは不安だけどかっこいいバトルはたくさん見られそう。
というわけで裁判描写は手抜き
まぁわざとでしょう。これまでもなんとなぁく感じてましたけど、多少のご都合主義は強引に通してますね。
今回の裁判で問題になるのは、間違いなく精神鑑定結果でしょうな。
今回の判事の判決はかなり妥当性があり(オーディエンスは野次ってましたが)、また精神鑑定の許可をもらっているので手続き上も問題はないはず。あの兄弟が虐待を受けていたというのももしかしたら本当で、その辺の証拠も揃ってるかも。
となると精神鑑定が行われたはずなんだけど、乖離性同一性障害の判定が出たということですよね。
精神科医が演技に負けるとはちょっと思えないんだけど、そこは演技が勝ったということにしたんでしょうな。
静夢さんがまさかのグルだったように、精神科医もグルだったなんてオチもありだろうけど。
ちなみに余談として、弟さんはネグレクトって言ってたけど、たぶんネグレクトじゃなくてアビュースだよね……?
そうそう、静夢については面白い描写が!
アバンの逮捕劇ですけど、クインは風魔法に気づいていない様子でしたね。だけど静夢は気づいていて、消火栓を撃ち抜いて見事犯人を逮捕したんだけど、今までの描写を見るに、こういう場面で静夢よりクインが劣る……という状況が想像しづらいので、僕は「……?」となっていました。
グルだったのですねぇ。もともと目的はセシルの力を引き出すためであり、そのためにわざわざ殺人罪を犯して逮捕させた、と。
OPでクインと2人してのっしのっし歩いてるカットが超好きなので、なんか少しショックなのですが……
ところでクインさん、公式サイトとか見ると大の魔術師嫌いらしいんだけど、今のところそんな様子ほとんどないのぅ。第1話で犯人を逮捕した時くらいか。
バタ法で今回気になったのはもよよん。
アゲハさんがパラリーガルアシスタントって言ってたんだけど、なんぞそれ?と調べてみると「弁護士補助職」なんですね。ここでは弁魔士補助職ですか。バタ法には名ありキャラ以外にも所員がごろごろいるシーンがあったけど、名ありキャラは全員弁魔士だと思ってたよ。
今回謎の存在っぽくなってたもよよんだけど、公式サイトには使用魔法が不明になってるw
しかもなんかスパイっぽい感じも出てきましたね。まさか本当に勘であの場所が分かったなんてありえないし、なんらかの手段で彼らの計画を知ることができる位置にいる……と思ってしまうところだけど。
しかし今回もセシルは可愛かった。
面会室で涙目になってしまったシーンに思わずゾクゾクしてしまってなんか申し訳ない気持ちになった……。


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