とある飛空士への恋歌 第十一話「恋歌」 感想!
素晴らしかった!
ちょっとだけボヤキ
最初にちょっとだけです! 今回は面白かったですよ!
風のシーンなんですけどね。
作品最大の見せ場のひとつだし、そこに水差したくはないんだけど。
そこに至るまでの描写がとてもリアルな戦争で、専門的なことは分からない僕でも手に汗握ったんだけど、だからこそ、だからこそ最後の最後に戦艦を救ったのが超常的な力だった……っていうのはなーんか納得いかなくて。
伏線はもちろんあったんですよね。
そういう超自然的な力があるってのは最初から分かってたし、クレアの風の力がなくなっているっていうのも「大事なところで復活するんだろう」といういい意味での予想ができるものでした。
でもそれまでが長すぎたなー。今回に限らず、この作品の戦闘描写ってリアルで、たった一発の銃弾で人が死ぬ過酷な現実を描いてる。間違いなくそれが魅力でした。そこで最後が風の力ですから、興を削がれてしまったというか。
これは批判というほどではなくて、まさしくボヤキ、僕の主観的な感想です。
この展開をして「風の力キター!」と興奮する感想があってもいいと思います。
というわけでボヤキでしたー。
素晴らしい恋歌
前々からなんとなく思ってたけど、今回間違いなく思った。こちら側の戦艦、指令室?が一番上についてるの絶対おかしいw 戦艦沈まなくてもちょっと被弾しただけで終わりじゃないかーw
まぁ、こんな激しい戦闘は考慮しない造り方をしたんでしょうな。イスラが旅立つ記念~とかそんなノリで。
さて。
ノリアキとベンジが超絶かっこいい……!
ミッちゃんに並び立つ英傑じゃないですか!
もう本当に素晴らしいアシストぶり。敵戦艦に肉薄したところはこっちが死ぬかと思いました。そこで高度や速度や風向きなどを測って伝達、即離脱。……この圧倒的な仕事ぶり。胸が熱くなります。
そしてこちらの砲撃が全弾命中! 敵勢力ド真ん中に照明弾をぶち込んだミッちゃんとチハルを思い出してしまうところです。本当に感動しました。
先生が2人を拾って帰ってきてくれたところは泣きそうになったw
本当に、生きて帰って来てくれてよかったよ。最高の空戦でした。
主人公のカルエルとイグナシオも、さすがに上の2人には劣るけどw、素晴らしい活躍でした。
土壇場で飛空士の才能を開花させるカルエルには「なんという主人公補正w」って正直思ったけど、怒涛の勢いで敵機を撃墜していくのは気持ちがよかったです。手信号で戦艦に「直援に当たる」って言うところもかっこよかったですし。
そして今回の一番大事なシーン、クレアの告白ですね。
シチュエーションの作り方としては、もう船が沈んでしまうから……という背中を叩かれての状況だったのが僕の好みではないんだけど、素直な気持ちを大好きな人に伝えて、それでカルエルが母の言葉の意味を理解する、というのがとてもいいと思いました。
「生きろ!」からの風の力復活も、上ではボヤきましたけど、2人の恋の話として見ると分かりやすい展開で面白いです。
カルエルが母に別れの言葉を言うシーンがとても好きです。
今さらかよ、ってシーンなんだけど、カルエルは「人を憎んじゃ駄目」って言われた直後に「ニナ・ヴィエントが憎い!」って言ってますからね。母の言葉を理解できてなかった。
母の言葉の意味を知った今こそ、母のことを本気で送り出すことができる。カルエルの心の闇が晴れていくのが手に取るように分かって、とてもいいシーンでした。
最後のナレーションはどうしても不安になってしまいますけど……。
大きな戦いを終えたカルエルたちの日常を見たいんだけどなー。特にカルエルとクレアは、こっちが砂糖吐いて死にそうになるくらいラブラブしてもらいたい。
でも、イグナシオさんイスラ降りてしまうん? どういう事情かは次回を待たないと分からないけど、寂しい話ですなー。でも次回予告は相変わらず超面白いです。イグナシオ最高。


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