魔法科高校の劣等生 第3話「入学編III」 感想!
さらに面白くなった!
vs 服部
説明を入れてきましたね。
これは分かりやすかった!
……分かりやすかったんだけど、ちょっと自分の理解に自信がなかったりもしてw
ようは忍術を修めていることにより体術が異様に強くて、そして魔法使用の基礎中の基礎が抜群に上手い……と考えていいのかな?
サイオンってのは、『ドラゴンボール』における「気」とか、『BLEACH』における「霊圧」とか、『NARUTO』における「チャクラ」のようなものと思っていいのでしょう。
その基礎となる力の制御はもちろん大切なんだけど、ある程度の習熟度があれば発展へ移る。
僕が好きだから『NARUTO』で考えたけど、たぶん、あれの螺旋丸みたいなもの?
チャクラ制御はあらゆる術を使用する際の基礎になるから、ナルトたちはまずこれを修行したんだけど、ナルトはしばらくあと、他の術とは違ってチャクラ制御だけでいいはずの螺旋丸の習得に苦労します。
必要な技術は基礎だけ。しかし超緻密なコントロールが必要なため、基礎ができる程度では扱えないシロモノなのでした。
……みたいな話なんじゃないかとw
サイオンをそのまま放出?ってのは螺旋丸の原理とよく似てるし、それを針の穴を通す精度で相手にぶつけるってのも螺旋丸と似た感じ。
つまり達也は、もともとこっちへの才能に特化しているのか、なんらかの理由で発展系の魔法を使えないのかはまだ分からないけど、とにかく基礎力がずば抜けて高い、という風に考えていいんじゃないかと思ったけど合ってるかな。体術だって、魔法戦闘においては基礎力のひとつだろうしね。
ただ、その直後のCADの説明はちんぷんかんぷんだったw
CADにできることとできないことを分析していたようだけど、達也がCADの補助に頼りすぎてないことが分かればそれでいいか。いろいろかっこつけて設定されてるけどようは魔法のステッキのことだと思っておけば問題なし(乱暴)
服部は、どちらかというと差別意識の強いやつってのは間違いないんだろうけど、委員長の言う「実力の評価ができるやつ」なんでしょう。
素直に謝って、深雪も謝り返したのは実にいいシーン。過去のことは水に流して今後は仲よくやっていきましょう。こういうカタルシスは好きですよー。
達也も焦る
第2話までも何度か焦っていたようだけど、今回は目に見えて焦っている様子があって、これはよかったなぁ。キャラ描写としてはオードソックスだけど、「完璧ではない部分」を見せることはそのキャラへの親しみを増します。
まぁ、深雪のシーンなんですけどね。
なぜ裸になる必要があるのか、スキャンのために衣服が邪魔ならなぜ下着は着けていいのか、その辺は「お色気シーン入れたいけど裸だと規制光線が必要だしィ」ということで片づけていいんだろうけど(暴論)、なぜかそのあと発情を始めた深雪さんが変態淑女!
描き方がガチでエロ可愛いから困るw
「当ててんのよ」は古今東西いろんなアニメで見られるけど、大事なのはその他の仕草。耳元で囁いてみたり、体をこするように動いてみたり、いやなかなかのシーンでした。
さしもの達也も困惑。うーん面白いw
でも発情と言っても、深雪もどうやらそれほど冷静さを失っていたわけではないようで、お仕置きと言って攻撃したのは達也の超絶すげぇ回復魔法を見て「お兄様ってやっぱりすごい……」ってなりたかっただけのようにも見えました。
つまりじゃれ合い?
達也も攻撃されたあとは冷静でしたね。この兄妹の距離感面白いわー。
焦るというと、「森崎も風紀委員に入る」と言われたシーンもそうですか。
あの時は平気な顔してたけど、やはり面白くはないですよね。人間、こちらにわざわざ敵意を向けてくるやつはどうしても避けたいもの。この辺は人間的な感情が見えてよかったです。
翌日の活動開始からいきなり呼び止められた時も、「やっぱり突っかかってくるか……」って感じの表情の動きがありました。
選民意識全開のやつをどうこうする展開は服部ですでに終わってるんだけど、森崎を絡めてどういうストーリーになるんだろう。
達也が風紀委員入りを決めたのも、感情の動きが見えていいですね。
ひとつには、深雪のおかげ(せい?)で自分の実力(の、恐らく一端)がバレてしまったのもあるんでしょう。披露してしまったからにはちょっとした責任が発生しちゃうな、くらいの意識はあったかも。
決定打はやはり、実力があると聞くと達也をきちんと見直した先輩たち。
まさに、自分にとって居心地のいい場所だと感じたわけで。妹のことでしか熱くならないと前回までは思っていたんだけど、どうやらそうでもないようです。
風紀委員活動
そして、本格的に委員活動が開始されるのでした。
……この展開が実にいい!
今までは、けっこう流れに任せての展開だったんですよね。「巻き込まれ型」と言うとちょっと違うけど、クラスメイトたちと仲よくなった件も、森崎が突っかかってきた件も、風紀委員勧誘の件も、服部の件も、すべて「あちら側からのアプローチ」でした。
しかし、達也が自主的に委員会へ入ることによって、パトロールは達也が自分の意思で行う「こちら側からのアプローチ」になります。
明確な目標と行動指標があると、物語が引き締まりますね。ここが、僕が「さらに面白くなった」と感じた理由でした。
パトロール中にまず見つけたのは、部活動勧誘に捕まってしまった千葉エリカ。
……失礼ながら、ああやって「可愛いから」と引っ張りダコになるのは深雪か柴田美月の方だと思うんだけどw
まぁ千葉さんが可愛いのは間違いない。キャラデザは一番好きです。
ともかくこのシーン、気になったのは「可愛いから」と言って二科生を勧誘していたこと。
渡辺委員長が言ったことを鵜呑みにするなら、どれだけの優秀な人材をそろえるかによって勢力図に影響するようだから、できるだけ一科生から部員を取りたいと考えるはず。
しかし、みんながみんなそうではないのですね。可愛い子を部員に欲しがる、実に健全な部活動勧誘じゃないですか。ちなみに可愛い女子・かっこいい男子が組織にいると全体の作業効率がよくなるという研究成果がありますね。
そしてここでなぜかラッキースケベ展開w
上着を乱暴に引っ張っただけでなぜネクタイまで緩むんw
まぁ千葉さんが可愛かったのでおkなのですよ。おっぱいの谷間いただきました。そのあとは普段通りのサバサバした接し方に戻って、やはりこの子はいいなぁ。なんだかお気に入りになってきました。
その千葉さん、どうやら剣道部に興味があったみたいだけど、あまりお気に召さなかった様子。そういえば居合いができるんでしたっけ? なんかそんな感じの技術があるんでしたよね。
本物の武道は人に見せるものではない、これはあくまで勧誘のためのデモンストレーション、っていう達也の意見に同感。
あれじゃまるで殺陣じゃない、っていう千葉さんの気持ちもよく分かりますけどね。「実戦ではどうなるのか」ってのが僕は好きなので、殺陣に魅力をまったく感じないのです。こないだテレビでたまたま、時代劇の大御所?がスタジオで殺陣を披露するって番組を見たんだけど、少しもかっこよくないという。なんでああいう殺陣って人を狙うんじゃなくて相手の剣を狙って打ち込むの? 武器を落とす競技なの?
そして問題が発生。剣術部ってのは、会話を聞く限り、魔法使用も想定に入れた剣技を扱うものなんですかね。
決着がついた勝負に納得がいかなくて屁理屈をこねた上に真剣を持ち出す阿呆が出てきてそいつを達也が止めるわけですが、ここのアクションがもう本当にかっこよかった!
第1話では、「あれほどのアクションは多分もう見られない」って書いちゃったんだけど、そんなことはなかったなぁ。
作画的にはもちろん第1話の九重師匠との組手がすごかったんだけど、やはりアクションって見せ方だね、今回の流れるような動きが本当に素晴らしかったです。
絵コンテの担当は熊澤裕嗣。今作の副監督ですが、やはり彼のアクションは質が違った……!
『信奈』を思い出すなぁ。


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