ノーゲーム・ノーライフ 第6話「一手(インタレスティング)」 対話感想!
なにこのバトル大迫力!
登場人物
酒原(さけはら):なんらかの手違いで誕生した神酒原の亜種。このブログのアシスタントを務める。突っ込み担当だがたまにボケる。最近、やっとお酒を飲めるようになったらしい。
神酒原(みきはら):このブログの書き手。小学生の頃は宇宙大好き少年であり、図書館で関連書籍を読み漁っていた。まぁそれは小学生までの話で、中学生からはそうでもなくなったんだけど、ハイパーノヴァについては存在すら知らなかった。
神酒原 「ハイパーノヴァ、どうやらスーパーノヴァの数十倍の爆発エネルギーを持つ爆発
らしい」
酒原 「とんでもないな」
神酒原 「初めて知った現象だったからちょっと調べてみたんだけど、原因がよく分かって
ない上に太陽の40倍以上の質量の恒星が起こすらしい、と考えられている
らしい。ディスボードって惑星だよね? ハイパーノヴァするの?」
酒原 「クーロン力とやらがどうこうするんだろ」
神酒原 「まぁ別に科学的な考証はどうでもいいんだ、お話にインパクトがあれば。ちなみ
に実際に観測されたハイパーノヴァでは、爆発で霧散していくガスのスピードが
光速の10分の1だったらしい。なにそれ超速い! ロマン!」
酒原 「そろそろ作品の感想に移らないか」
神酒原 「よしそうしよう」
酒原 「今回はジブリールとのゲームだった。具象化しりとり、どうだった?」
神酒原 「すっっっっっっっっげぇ面白かった!!」
酒原 「お前いつもそれだよな」
神酒原 「いいじゃん! あるものは消えてないものは出現する、という変則ルールの
頭脳戦がとても楽しみだったわけだけど、空がいきなり水爆を出したところから
もうインパクト抜群だったし、あそこまでスケールのでかい殺し合いになるとは
思わなかった。予想外かつダイナミック、そしてイマニティを見下すフリューゲル
を知識と機転でねじ伏せるカタルシス! 最高のゲームだった! ストラテジー
ゲームも楽しかったけど、間違いなくそれ以上だった。もうなんか燃え尽きた」
酒原 「お前は毎回そうやって馬鹿みたいに楽しそうにしてるけど、」
神酒原 「馬鹿みたいってなんだ」
酒原 「気にすんなよ。でも、この作品をあまり楽しめてない人も普通にいるよな」
神酒原 「うん。でもこの作品を楽しめない原因はわりと分かり切っている」
酒原 「お。喧嘩売るか?」
神酒原 「試しにアニメ感想ブロガーに喧嘩売ってみよう」
酒原 「面白そうだ。よしどうぞ」
神酒原 「ストラテジーゲームを例に取るけど、次から次へと新しいルールが出てきて
楽しめないという意見があった。あとは、最初に明確にルールを定めていない
からカタルシスがない、とも。これらはね、この作品の本質をてんで理解できて
いない」
酒原 「いきなり強く出たな」
神酒原 「思い出して欲しいのは宿屋での空vsステフだ。あの時空は、舌をちょこんと
出す仕草でステフを油断させたよね? つまり、この世界のゲームではハッ
タリとかも重要になってくる。ゲームそれ自体が重要なんじゃなく、ゲームの
結果自分がなにを得られるのかというのが重要なんだ。だから空はルールの
時点から自分に有利なものを提示し、その上でステフにそれを気づかせ
なかった。これはこの作品のゲームの方向性を決定づける、いいゲーム
だった」
酒原 「指標になっているわけだな」
神酒原 「そうそう。で、ストラテジーゲームだけど、これには明確なルールなんて最初
からない。だって、相手が空白を貶めるために仕掛けたものなんだから。相手
はエルフの魔法によって駒に意思を与えた、ではどうすれば駒を味方にして
効果的に攻められるのか、これがストラテジーゲームの肝となる。だから次
から次へといろんな作戦が出てくる。この世界の住人はだれだって、自分と
相手が平等なルールなんて仕掛けない。だからイカサマなんて反則もやるし、
話術で誘導するし、ハッタリもかけるし、反則技も使う。ルールを相手に握られ
ている状態で、空白は盤上を支配してしまった、これがストラテジーゲームの
カタルシスだ。……まぁ、その上でそこまでインパクトはなかったっていうなら、
それはその人の感想だから別にいいんだけどね」
酒原 「なんで最後に日和るの?」
神酒原 「日和ってねぇよ。ちなみに今回で言うと、最後の「暗弱」と「クーロン力」かね」
酒原 「声を使わなくても回答できたわけだな」
神酒原 「そう、「最初にルールが明確にされているべき」という考えで見ていたら、恐らく
最後の2つは「発声以外でもいいって明確にされてない!」という見方になって
しまうだろうね。もう少し分かりやすくしよう。僕たちの世界はゲームの勝敗こそ
が目的だけど、この世界では勝敗のその先に目標がある。だから、最初に
決めたことと10の盟約に反しない範囲ならなにやってもいい。この違いを理解
できなかったら、いつまで経ってもこの作品を楽しむことはできないだろうね。
……戦争や殺戮が完全にない世界とはいうけど、この世界は見た目よりシビア
だよ」
酒原 「これで結構な人数を敵に回したな」
神酒原 「わりとガクブルです」
酒原 「じゃあ言わなきゃいいのに」
神酒原 「言いたかったんだ。楽しい話をしよう」
酒原 「よしきた。今回はエロネタがとにかく酷かったな」
神酒原 「爆笑しっ放しだった! ゲームもコメディも面白い、今回は本当に最高だったよ」
酒原 「最後にジブリールを完全に従えたのも大きかったな」
神酒原 「ジブリールがすべてを賭けた時に「ラッキー」と目が怪しく光る空もかっこよかっ
たし、未知なるものに好奇心しか抱かないジブリールを完全にねじ伏せたのは
本当にスカッとした。ジブリールが「エア」って言ったシーンは、僕も原子のカラ
クリにすぐに気づけて、正直ゾワッとしたね。そして負けてしまえば、ジブリール
の方も空白がマジですごいやつなんだと認めるんだよね。なまじフリューゲル
だから。彼女は知識を自慢にしていた、でもその知識で負けた。だから完全に
空白の軍門に下る。説得力のある話で、本当に今回隙がない」
酒原 「これで空白はとんでもない仲間を手にしたことになるな」
神酒原 「だね! 関係性が劇的に変わって、次回どんなドタバタを見せてくれるのか
楽しみでならないよ」
酒原 「じゃあ今回はもうだいぶ書いたし、最後に一言」
神酒原 「循環呼吸って素敵だなと思いました」
酒原 「…………」


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