ブラック・ブレット #10「東京エリア防衛線」 感想!
完全に予想外だった。
小さな変化のために
前回から思っていたことだけど、蓮太郎ってわりとしっかり先生やれてるんですよね。
延珠が学校に通えなくなった→なら蓮太郎が教えればいいじゃない!
という流れから、そのまま青空教室を開講することになったんだろうけど、蓮太郎っていい意味でも悪い意味でも人のことを区別しないから、子どもたちにとっては親しみやすいんでしょう。子ども扱いせず、もちろん差別せず、かといって特別扱いもせず。
授業もかなりしっかりやっているようだったし、将来の夢を書かせてみたり、社会見学へ連れて行ったりと、わりと本気で小学校の先生向いてるんじゃないかと思うくらい、蓮太郎はいい先生をしていました。
……だったというのに。
なんであの子らが殺されなくちゃいけないんだ……!
悔しくてたまんなくて、さっきからわりとガチでずっと涙目です。
もう嫌だこんな世界。
なんなの? なんでみんなもうちょっと頭働かせてものを考えられないの?
いくらガストレアが憎いからってさぁ。子どもたちは関係ないじゃん。
……ティナが生き残ったことで、ちょっと安心していたところもあったかもしれない。
だから、僕にとっては完全に予想外でした。
あまりに衝撃的すぎて、しばらく本当に把握ができなかったくらい。
シートをかぶせられた遺体が並んでいるシーンは、もうなんか現実感がなくて、なんでこの子たちが殺されなくちゃならなかったのか、ずっと考えていました。
どうしても答えが出てこない。
この世界が本当に憎くてたまらない。
延珠が制止を振り切って部屋へ突入したところでは、なんかもう、見てるのが耐えられませんでした。
そしてあの慟哭。……駄目だ。頭の中がずっとあの子たちのことでぐるぐる回ってる。
本当、なんのために戦っているんでしょうね。
今ごろ爆弾を投げ入れたやつは、上手く掃除が完了して満足して、仲間に武勇伝でも聞かせているのでしょうか。モノリス崩壊直前だけど、もしかしたら酒盛りもしてるかもしれませんね。
そんなやつらを、蓮太郎たちは守らないといけない。……こんな馬鹿な話ってないよ。
でも、東京エリアを守ることで、きっと小さな変化が起きるから。
その積み重ねが、いつか認識を変えてくれるから。
そのために戦う。
……とても辛い展開だったからこそ、蓮太郎たちの強さが頼もしい。ここでくじけないからこそ、僕は蓮太郎たちのことを本気で応援することができる。
延珠も、とても偉かった。
クラスメイトを一気に失ってもなお、東京エリアを守らないと彼女たちにも顔向けができないから、みんなで前へ進むしかないから、涙を拭って前を向く。
真っ直ぐ蓮太郎を見る瞳が、悲しくて、そして心強い。
というわけで、予想外すぎる悲劇にガチでハートフルボッコされながらも、その状況でもなお戦う姿勢を崩すことのない蓮太郎たちの強さに励まされるという、とてつもない回でした。
その他
てっきり、悲劇が起こるとしたら盲目の少女の方だと思っていたんですけどね。
こちらは間一髪、蓮太郎が助けに入ることができました。どうやら少女には、ここへ来る明確な理由があるようなんだけど……さらなる悲劇につながったりしないよね……わりとマジで怖いんだけど……
……でも、次回予告でちょっとテンション上がったw
蛭子カゲタネの再登場だー! ちょっと、いや、けっこう期待してたw
まさか心を入れ替えて「昨日の敵は今日の友」になるとは思わないけど、状況をかき乱してくれるのか、突破口を開いてくれるのか、彼の活躍がちょっと楽しみだなぁ。


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