甘城ブリリアントパーク 第4話「秘書が使えない!」 感想!
ほぼアニオリ回!
感想
ワニピーよ……「一軍の余裕か?」とかモッフルに突っかかって泣き喚いたくせに何サボってんだよ……
というわけで、支配人代行秘書、いすずのことが描かれた回でした。
原作でちょっとだけ「んー……?」って思っていたところに手が届く、実によいアニオリ回でございました。
というのも、原作のいすずはわりと有能なんですよね。
でも西也勧誘の流れはアニメ版と同じなわけで、「なんでこんなに有能なの……?」という部分がありました。
だけど今回描かれたいすずは、まぁ決して無能というわけではないんだけど、西也に仕事を全部先回りされるわ、西也なしで動けば高圧的な態度を取るわでわりと散々。なるほど、「いすずらしい」と感じました。
しかしいすずの方もわざとそうやっているわけではなくて、本気でパークをよくしようと思っているが故の行動。一度西也に代行を断られた時にも焦った顔を見せていましたが、普段は飄々としているようでいて、けっこういっぱいいっぱいだったんですね。
そんないすずは、軍人家系の出身で、自身も近衛兵。近衛兵だから、姫さまが支配人をしているパークの代行を任されたのでしょう。
「それはまた無謀な命令だな」と、西也が事情を理解してくれたのが僕は嬉しかったな。人間、適材適所というものがあることを西也は分かっているのでしょう。だからモッフルを首にしなかったし、いすずにも「家の事情など放っておいて逃げればよかった」と言った。人間、できないことをやる必要なんてないんですよね。できることをやればいいだけで。
そして今回、まさにいすずが「できること」をしてくれました。
西也の判断ミスにより、排水機構がパンク。地下設備がおじゃんになってしまうという一大危機に西也は少し冷静さを失ってしまいましたが、こんな時は非常時に強い軍人の出番、と。
夢を与える仕事であるテーマパークのことになるといすずはポンコツになってしまうかもしれないが、緊急事態の陣頭指揮はお手の物で、見事に事態を収束させてくれましたね。
普段のいすずと違うところがあるようには見えませんでした。
つまり、こういう事態になればいすずは強いのだということ。「秘書が使えない!」というサブタイですが、いすずの「できること」が描かれたのはとても大きかったなぁ。
というわけで西也といすずは挫折の話になりましたが、「俺やお前の挫折などちっぽけなものに過ぎない!」と笑い飛ばす西也がよかった!
もったいつけたカッコつけも正直かっこよかったw
まぁでも、今年挫折したらパークが閉園して多くの者が路頭に迷うので「ちっぽけ」では済まされませんね。
今後もいすずにはビシビシ働いてもらわないといけないわけだから、どこか適材適所な感じにまとめた方がいい気もするけど、今回のことで吹っ切れて秘書業がいい感じになる可能性もありますね。
とにかく、今回はいい掘り下げ回でした。
しかしラティファさまは可愛い。
京アニトーク
本編を見ながら「今回の絵コンテは北之原孝將かな……?」と思ったら、マジだったw
僕の見る目もだんだん上がってきたのう。でもまぁ小川太一と連名でしたけどね。確かに、西也が謎のかっこつけをしたシーンなんかは小川太一らしい。
作画監督は秋竹斉一で、これは別に特筆すべきことじゃないんだけど、なんだか原画マンがいつもと違う面子に見えました。
原画や動画のクレジットまで毎回注視しているわけじゃないんですけどね。
まぁいつもと違う面子だったからと言って、それでどうということもないんですけどね。
小川太一を除けば、ベテラン勢が続きます。
次は誰かなー。


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