SHIROBAKO 第8話「責めてるんじゃないからね」 キャプ付き感想!
だいたいずっと神回だけど、僕にとっては3話(あるぴん泣き顔回)以来の神回。
----------------------------------------------------
コメディもシリアスもハートフルも、すべてが面白い『SHIROBAKO』。もうこれどうすんの。BD買いたいじゃないのよー!(まだ迷い中)
いやぁ。
2クール予定のアニメなんだけど、何がいいって、エピソード一つひとつが短めで終わるってのが素晴らしいよね。
導入編が3話で終わり、間に中休みが1回入って遠藤編が2話で終わり、絵麻ちゃん編が2話で終わり。
その上、いろいろな状況が上手い具合に同時に進行してるからブツ切り感がない。
おまけにストーリーが面白く、キャラも可愛くて味わい深い。
どうしよう! これBD買わないと後悔するよ!(しつこい)
以下、キャプを載せながら画像に突っ込んでいくスタイルです。
キャプ絵はすべてクリックで大きい画像が出ます。

ここはおいちゃんにリテイクを告げられるより前の時系列だから、ネコのカット描いてるのはおかしくね?
と思ったんだけど、そういえば担当分のいくつかを先に提出していたのでした。別に粗探しなんてするつもりないんだけど、こんな矛盾点もひとつもなさそうだよね、このアニメ。
あとここ、心配そうにラフ原を確認する杉江さんの手が優しい。

「若いねぇ」
井口さんは恐らくアラサーで、年代的には「まだまだ若いよ!」みたいに豪語してそうな感じだけど、そういった強がりは一切しない感じがします。そういうのマジ大好き。僕の中で井口さん株が上昇を続けております。

物見遊山に精を出すねいちゃん。
前回、目的もなくおいちゃんの家へ転がり込んだ時点で「何かありそう」ではありましたが、りーちゃんの表情を見ると、りーちゃんもなんだか空元気に気づいてきた様子ですね。

こういうネタバラシの早さもいいなぁ。テンポよくて気持ちいい。
信金ってやっぱり勝ち組なんですかね? でも収入は勝ち組でも仕事が楽かと言えばそんなことはなくて、底抜けに明るいかと思われたねいちゃんも職場ではいろいろあるようです。
2億……
これが残りの目標としてヤバいのかヤバくないのか分からないんだけど、まぁ楽ではないんでしょう。

この人絶対言われて初めて昨日のお茶当番が宮森さんじゃないことを知ったけど自分が悪い体になりたくないから「宮森さんから言っといて」って投げたよな……。
こういう上司や先輩嫌だわ……。
そんなこんなでストレス溜まって、逃げたくなって有給取ったんですねー。明確な事件があってヘコんでるとかではなかったのはよかったけど、これはこれで社会人のリアルさが出ててけっこう心に来ます。結局は細かいストレスの積み重ねがいつの間にか一番の重荷になるんだよなー。
あと大人しいねいちゃんがちょっと可愛い。

同好会時代のことを思い出す絵麻ちゃん。
おいちゃんとかも原画描いてたけど、5人の中では一番絵が上手かった絵麻ちゃんがまずは技術を習得して周りに教えたんでしょうね。
この頃は楽しかった。
でも今は……。

杉江さんが描いていた原画。
「あの人に萌えアニメとか無理」って言われてたから、恐らく下請けで来ている仕事をやってるんだろうなとは思ってたけど、本当にそうでしたね。これはドラえもん?
どんなに大きくてメジャーな会社でも下請けをやらないってことはないようですね。元請の仕事だけやっても「仕事のない時期」が恐らく出てくるのでしょう。

制作メンバーで会話してるシーンって地味に多いですよね。なんてことない雑談も多い。おいちゃんが主人公だからかな、とも思ったけどこういうシーンではおいちゃんだいたい黙ってるし、普通に制作チームがこのアニメにおいて重要だということでしょう。こいつら好きなので嬉しいです。



特にエリカさんと太郎の漫才がw
太郎はどうしようもないやつだけど、太郎が馬鹿言うとエリカさんが輝くから許す!
そういえば、それぞれの夢の話をしていましたね。
結局判明したのは太郎と本田さんだけなんだけど、おいちゃんはどんな将来を選択してくのでしょうかね。順当に上っていくならプロデューサー?
太郎はだいたいウザかったけど、「テスト前やってない自慢」だけはすげぇ共感できる。中高生時代はクラスメイトがそんな話題で盛り上がってるのが腹立って仕方なかったなぁ。

赤面する本田さんが可愛い。
山田さんといい、なんでこの作品は太ったおっさんがいちいち可愛いんだ……。

本田さんの「ケーキ屋さん」の夢を聞いてにわかにザワつく制作チームだけど、おいちゃんだけはいい反応。自分の夢がない、ということもあるんだろうけど、おいちゃんには人の夢を素直にすごいと思える真っ直ぐな感性がありますね。



今回のエリカさんは非常に調子がいい。
いつもはおいちゃんの表情の豊かさに癒やされるんだけど、今回はエリカさんもいい表情が多かったです。登場が多いわりに今のところ掘り下げがまったくないから、エリカさん回はよ!

正直本田さんなら許す。

今週のおいちゃん人形劇w
今回のテーマは夢について。夢があるから人は頑張れる、夢見てるやつに限って現実見ていない……、そういえばおいちゃん自身の掘り下げもまだありませんね。
掘り下げてないのにこの魅力。何この主人公。

さすがになんでだよwww
※周りの車に向けてエンジンふかすのはマナー違反なのでやめましょう。

おい木佐ww
有能なキャラクター多いけど、こういう「どっかおかしいやつ」も多いよね。


極上のジト目だったおいちゃんだけど、「ヒルクライム優勝も夢なんだ!」と聞いた途端表情が緩んでしまいました。
結局このあと車で後悔の溜め息をついていましたが、なんだか夢という言葉に縛られている感じもしますね。いつか悩みすぎで落ち込みそうだなぁ。

瀬川さんの右に見えてるラックのアニメーター御用達感がすごい。
瀬川さん曰く、落合は野心家とのこと。『ロボはる』ではデスクをやる、っていうのは車の中の密談ですでに言われてましたね。つまりムサニ進行の4人の中では一足先に出世するということで(その分クソ大変そうですが)、のちに時系列が流れたらすげぇ偉くなってそう。
あ、そういえば『SHIROBAKO』ってどういう構成になってるんだろ?
後半は時系列が一気に進んで第2部が開始する、って勝手に思ってるんだけど、今の流れのまま進んでいくのかしら。

杉江さんが動くっ!
こうやって後輩をフォローできる職場って素晴らしいですね。ムサニって、恐らく実際のアニメスタジオと比べると美化されてるんだけど(フィクションだから当然)、アニメスタジオの向かうべき姿、見習うべき姿をあえて意識して描いてる感じもします。



うわぁ……。ってなった。
心が荒んでる時って何やっても上手くいかないんですよね。
仕事においてメンタルケアはすごく大事。

確かに、アニメ見ててリアルぬこってあまり見ないですね。
のちに井口さんが「キャラものだったからどうにかなった」と言っていたけど、リアル動物だと動きが分からなくて絵麻ちゃんみたいにアニメーターが混乱しちゃうから、デフォルメにしてある程度は好きに描いてもいいように調整されるんでしょう。これも作画リソースを考えてのこと、なのかな。
単にデフォルメぬこが可愛いからって理由かもだけどw

ゲシュタルト崩壊。
『SHIROBAKO』ってこういう演出多いですね。この作品ならではだし、オリジナリティあって素晴らしい。他のアニメには真似できない。

ぽつんと座ってケーキ待ってるりーちゃんが可愛い。
今回はジャージ姿見られなかったけど、アパートではジャージでも余所行きはしっかりオシャレ、っていうのがいいね。この服可愛い。

「頭と心の財産っす!」
こちらはアニメ脚本家志望だけど、物書きを目指している身としてはすごく共感できるセリフ。
経験はすべて財産ですね。ライターって想像力や文章力ももちろん大事だけど、それを支えるのは経験の量と質ですよ。僕は自分で文才があるとは思ってないので(文才ないので頑張って鍛えました)、他と差をつけるなら経験しかない。
というわけでわりとマジの共感をしてしまって、ますますりーちゃんが好きになってしまった神酒原でした。




この一連の動きがすごくイイ……!
特に2枚目と3枚目の持ち替えがいい。おいちゃんのスマホになって持ち替えられたい。おいちゃんの利き耳に音声を届けたい。


井口さんが絵麻ちゃんを散歩に連れ出してくれましたが、これはいいですね!
普段デスクにずっと向かっている仕事だからこそ、体を動かし、目を休める必要がある。僕の職場もデスクワークなのでよく分かります。お昼休憩以外で15分も外に出たらさすがに怒られますけどね。

女性が猫に駆け寄って戯れるという定番中の定番癒しシーンなんだけど、井口さんの場合は別段それで可愛くは見えない、むしろ近所のおばさん感すらある、それが井口さんのすごくいいところ。
こういうサバサバしている人大好きです。
ゴスロリ様みたいにドンと構えている人や、瀬川さんみたいに「オブラート?何それ美味しいの?」な人もいいけど、どうやら僕は女性アニメーターの中では井口さんが一番好きなようです。
キャラクター総合的に言えばエリカさんの方が好きだけど、先輩キャラという意味では井口さんの方が勝つかもしれない。

過去は世に名を轟かすスタジオだったらしいムサニ、さすがに資料の量は膨大ですな!
若手アニメーターにとっては宝の山。いや、若手じゃなくても宝の山か。

くそっ、何この可愛い新人さん……
これが井口さんだと思うと愛おしくてたまらないわ……
眼鏡なのに……
眼鏡なのに……

若かりし頃の倫子はんの顔が分からないっ!
ただ、今と大して変わらなかったんだということは分かったw
でも小笠原さんもあの散歩コースを杉江さんに教えてもらったとのことで、やはりスランプの時期があったんですねー。最初から天才だったオーラがある人ですが、人に歴史ありですなー。

本物の猫を使って動きの研究はいいんだけど、これはやりすぎw

「描けそう?」
アカン惚れる……。
能力もガッツもあって、上の人間に物が言えて、明るい性格のわりには年相応の落ち着きもあって、おまけに後輩の面倒見もいい。理想の姉御です。
絵麻ちゃんのスランプを解決するための直接の方法は、「まずは真似る」というところでしたね。
それをせずに動画から原画に上がれたということは、絵麻ちゃんには才能があるように感じます。ともかく、「真似する」プロセスをすっ飛ばしていたなら確かにスランプに陥るわなぁ。僕の場合は小説だけど、真似というか、最初はパクリから入りましたねw 『ハリー・ポッター』を丸パクリしてたなぁ。あ、そんな話はいいですか。
ちなみにこのブログも真似から入りました。真似ってほんと大事。

演出ブースもけっこう雑談多いですね。
落合の話とかいろいろあったけど、
「総力戦の焼畑農業」「あとに何も残らない、誰も幸せにならない」
きっとあれですね、作画監督が4人5人、下手すると7人8人もついちゃうやつですね分かります。

目立った活躍があったわけじゃないけど、静かな貫録を残してくれました。見守ってくれるジジイのかっこよさは異常。

何気ないシーンだけど、絵麻ちゃんがまだ残っていることを示す非常にいいカットですね。
仕事が乗ってることがすでに分かってるから、この自転車が前向きな気持ちをくれます。

5人でアニメを作ることにとても意欲的なりーちゃん!
おいちゃんとてもちろん忘れたわけではないでしょうが、少々面食らっていましたね。社会人になって「仕事をしないといけない」状況になると、こういった熱さはどうしても薄れてしまうのでしょう。そういう意味では1人だけまだ大学生という設定は上手い。

信金で偉くなってもらって予算がっぽりww
アニメ制作って技術だけど、その技術を集めるためにはやっぱりお金なんですよねー。お金があればいいアニメーターを呼べるし、数もそろえられるし、下請けもたくさん出せる。
アニメ業界は中間搾取が酷いらしいから、その対策が必要なんだよなぁ。クールジャパンとかやってる場合じゃないで。

この笑顔!
酔っ払って気分がいいというわけではなく、夢を語る3人を見て何かを吹っ切ったような感じですね。

右2人は若干変顔なのにおいちゃんだけ可愛く映ってるw
(ちなみにずかちゃん飲んでたけどこのあとまた酔っ払ったのだろうか)







あ、手が滑った、あまりに可愛かったものでつい……

なんだろう。
りーちゃんとか井口さんとかいろんなキャラクターが頭角を現し始めてきたけど、結局はおいちゃんに帰って来ちゃうんだよな。
この寝顔は反則だと思うんだ。
もう11月なんだから首まで布団かけないと風邪引くよ?
おぢさんがちゃんとかけてあげよう。

「じゃがいも、芽出てるから早めに使うこと」
「むー」
なんでここでほっぺ膨らむのか……
寝起きの破壊力やべぇ……

「あ、姉ちゃんさ。……もういいの? 大丈夫?」
最初からすべて分かっていた妹。
なんだろう、絵麻ちゃんがスランプを脱したのもすげぇ心が温かくなったんだけど、それを軽く塗り替えてしまうこのハートフルな気持ち。
なんでここに来たのか分かってたから、完全にいつも通りだったんですね。だから「何かあったの?」とは聞かなかったし、物見遊山報告がうるさいと文句も言う。
最後にかけた↑の言葉が本当に優しくて、涙が出そうになりました。

元気になって帰っていく姉の姿を見て、笑顔のおいちゃん。
今キャプを見るだけでもうるうるしちゃいます。
というわけで、神回でした。
どんなアニメもわりかし好きな僕だけど、社会人になってからはハートフルアニメが特に好きになった気がします。心が温かくなると明日からまた頑張ろうって元気が湧いてきます。まぁこれ書いてるの土曜の深夜だから明日休みだけどな!w

次はみーちゃん回!
まだ大学生のりーちゃんを除けば、これで全員の「仕事」に切り込んだことになるんですかね。構成のバランスがよすぎて本当に感服です。
↑は朝礼風景だと思うけど、これはまた新キャララッシュの予感……w


- 関連記事
-
- SHIROBAKO 第11話「原画売りの少女」 キャプ付き感想! (2014/12/21)
- SHIROBAKO 第9話「何を伝えたかったんだと思う?」 第10話「あと一杯だけね」 キャプ付き感想! (2014/12/15)
- SHIROBAKO 第8話「責めてるんじゃないからね」 キャプ付き感想! (2014/11/30)
- SHIROBAKO 第7話「ネコでリテイク」 キャプ付き感想! (2014/11/23)
- SHIROBAKO 第6話「イデポン宮森 発動篇」 キャプ付き感想! (2014/11/16)