SHIROBAKO 第14話「仁義なきオーディション会議!」 キャプ付き感想!
全力の風刺が面白い。
『SHIROBAKO』後半戦もエンジンがかかってまいりました。
順調に『サンジョ』の準備が進んでいく中、不安要素もありつつ、主役5人の出番が増えてきそうな雰囲気もありつつで、相変わらずのワクワク感が楽しいです。
その上今回は強烈な風刺入り。いやぁ笑った笑ったw パロディのあるべき形を見たね!w
以下、キャプを載せながら画像に突っ込んでいくスタイルです。
キャプ絵はすべてクリックで大きい画像が出ます。

音響の稲浪さんから「もう2期取ってんじゃないの?」と聞かれるナベP。
視聴者としても、決まるシーンとかは見てないのでどうにも分からないことですが、なんか本当にナベPは2期決めてそうで怖い……w
まー人気作ということならアニメ化も1クールの一度っきりじゃ満足しないだろうし、原作者サイドはできるならやりたいでしょうね。まぁその原作者サイドのパイプ役がアレなんだけどね。

というわけで『サンジョ』のオーディションでした。
この子が一番可愛かった。レギュラー化希望(ぇー

同じセリフでも、声優さんそれぞれが自分で解釈して練習してくるので演技がまったく違う……のは面白かったんだけどこの人の金切り声は笑ったw

我らがずかちゃんはしっかりセリフを言い切り、以前のようにはならなくてひとまず安心ですが、終わったらガラスの向こうで何やら話し合い。何これ緊張する……!
そしてまさかの別のキャラクターもやってみて、というリクエストでした。これはもしや……!?という期待が、この時はあったんですけどねぇ。

監督のどうでもいい話にも素直に相槌を打つおいちゃんがすごく偉いと思った。
演出陣とか、あるいは井口さんとかだったら絶対「ふーん」みたいに反応してるところよね。

「頭の中にはいつも完璧な雲がある。ですがそれが100%完璧に、自分の手で再現できたことはないんです」
分かりすぎる……!
僕は小説ですけどね。頭の中にはいつだって、世のどんな作品にも負けない大傑作があるんですけどね。書くとまーダウングレードされちゃうよね。

なんかちょっとヤな感じの進行さんキター!
落合2号みたいなナリして落合ほど好青年じゃないキター!
進行の仕事をしていて「顔の広さ」を長所に挙げられるとなると、能力的には相当有能っぽい気がします。

仁義なきオーディション会議はムサニの会議室にて。
製作委員会にもよるんでしょうけど、こういう会議は制作会社で行われるイメージですねー。

投票では次点だった森口渚さん。
やっぱり作品名で遊んでるなぁ、と思ったらプロフィールにウェイト乗ってるよ。グラビア前提かよ。まぁそういうものなんだろうけどね……。

広告代理店の人。声が完全に社長だったねw
(アニメ製作の金の流れを以前見たことあるんだけど、確か途中ですごい中間搾取があるんだよね。広告代理店だったような気がしたんだけど、どこが搾取してたんだっけな……)

具体的になんの担当か分からないんだけど、とりあえず作品を「作る」ではなく「売る」側のP。
売る人間でよく登場しているのはメーカーPの葛城さんですね。
クリエイターは作りたいものを作るだけしか能がないので(いい意味でも悪い意味でも)、こういう「売る」観点で話をするビジネスマンは貴重だなと思いながら見てたんだけど、それもたった数秒のことでした(遠い目

そんな彼のイチオシは井出きららさん。
もちろん、キャプを取ったら注目すべきは作品名よね!
というわけで面白い作品名いっぱいあるけど、『Another2』と『TARITARITARI』に吹いたw 『Another2』とかそのまんま続編タイトルじゃないかw
さすが自社作品w
あと『オーダーは亀ですか』と『オーダーは亀ですか?』があるのはこれいかに。なに。2期なの?
そしてのちにキャラソンNGの話が出るけど、コスプレはOKなんだって!
コスプレ回マダー?

キャラソンP。
というかさっきの売るPのもそうだけど、会社名が酷すぎるw

キャラソンP「歌えない声優なんて今どきありえない!」
ナベP「ありえますよ。声優の本業は声優」
ナベPがこの上なくかっこよかった……!
もともとナベPはなんかスタイリッシュな雰囲気で仕事もできてかっこよかったけど、これは痺れた。天晴れ!

そしてイベントP。コンテンツの拡大のためにはイベントだって重要な要素なのです(棒読み
というわけでこの3人が会議をしっちゃかめっちゃかにしてくれるわけですが、素晴らしい風刺でございました。
一連のシーンを言うなら「あるある!」よりは「ねーよw」なんでしょうけど、実際のところ、人気声優をとりあえず起用したがる人・現場、会社の都合でごり押ししたがる人・現場、見た目で判断する人・現場は確かに存在するのでしょう。そんなアニメ業界を痛烈に皮肉った、実にお手本なパロディシーンでした。

会社の説明をしてもらっている時にその会社の元請作品をディスったり、その会社が懇意にしている作画監督級アニメーターの悪口を言ってさらっと退散したり、ありえない行動の連発の落合2号。
しかも瀬川さんは女性にもちゃんと厳しいので、ドヤ顔で業界の先輩ぶったわりにはバッチリ間違っているという。
初登場にして太郎や木佐よりも評価が地に落ちる、ものすごいキャラクターでございました。

ミムジーも激おこです。
ナベPが来て引っ込んだのは和んだ。だんだんこいつらの存在に違和感を覚えなくなってきている自分が怖いw

ただそこにいるだけのキャラクターにしてはかなりキャラ立ってるよねこの人。マウス使わずにマウスパッド使うし声高いし。間違いなくモデルがいるキャラクターなんだけど、元ネタの人もこんな感じなのかしら。

会議室へお茶を注ぎに行ったおいちゃんに声優の話を聞き出そうとする太郎。
なんだろう。
普段なら「太郎うぜぇw」とか言うところなんだけど、変にスカした野郎が来たからか、太郎が素直で可愛いやつに見えるw

「ですが、お三方。人気・歌唱・容姿と、演技以外で選んでる。そこが問題です。
政治的なキャスティング臭がします。
政治的なキャスティングは必ずバレます。そしてそれは断言できますが、作品にプラスになることはない。絶対にです」
そうか、『SHIROBAKO』はおっさんに惚れるアニメだったか……。
なんだろうこの胸の高鳴り。

「一方で、鈴木京子さんの経験の少なさが不安という意見も理解できます。その時は……、私たちが育てればいいんですよ」
稲浪さん一生ついて行きます!!!
今回のMVPは間違いなくこの人だね!



↓↓↓

売る側の人間の意見を無下にしてはいけない。
悲しいかな、どの時代においても「成功した作品」はイコール「面白い作品」ではなく、「よく宣伝した作品」なんですよね。まず知ってもらえなければ評価されないし売れない。
アニメが商業作品である以上、ビジネスマンの意見を無駄にすることはできない。
けどこいつらは酷いね……w
上述したけど、ここのシーンもずっとパロディ。これまでは馬鹿騒ぎだったけど、キャラソンPが戻って来ないのとかちょっとリアル感あってゾワッとしました。

にしても社長の餃子美味そうだな……。
これ食べながら会議できるとか幸せじゃないか……。

「うちと組む以上それはありません。出来レースなんてやったら頑張ってオーディションに臨んだ声優さんたちが可哀想です」
葛城さんが初めてかっこいい……!
どちらかというと、かつての本田さんと同様常にビクビクしてなきゃいけない仕事なんだろうけど、ビシッと言う時は言いますねぇ。

(出演作がマジでボイスオーバーだけで泣いた)
ここでまさかの、監督からずかちゃん推しの相談が!
監督としては第二候補だったようです。恐らく監督の指示でしょう、別キャラの演技させたくらいですからね。ピンと来たのかな。
こんな時間になっても言うべき意見は言う、作品を極限までよくしたいという思いの強い木下監督だからこその提案でしたが……
「手堅く上手い人で行きたい」難しいキャラクターなので、ド新人のずかちゃんには回ってきませんでした……。
これが現実。話だけでも出してくれた監督に感謝したいところだけど、だとしてもずかちゃんの腹は少しも膨れないんだよね……。

( д ) ゜ ゜
日本人は開始時刻は絶対守るけど終了時刻はちっとも守らない民族だって言われてるね。
大学時代からね、僕はなんかしらの会議があれば必ず終了時刻を決めるようにしてるんだ。その方がね、絶対実のある話し合いができるんだよ。上司が主導の会議だとそうもいかないんだけど、ハッキリとね、議論の質が下がっていることを感じるんだよね。


できる女・りーちゃんキター!!!!!
遠景だったのが残念だけど、懐かしの眼鏡ジャージりーちゃんですよ! よ!!
しかも何気に部屋の中初公開。できる女は逆にだらしないんだなぁ。そういうのいいと思います! 読書家かと思いきやしっかり徹夜とかしちゃうりーちゃんが大好きです!

「でも、分からないまま書くのと分かった上で忘れるのは違いますからねぇ」
ほんとこれ。ハッキリと作品の質に出てくる。物語書いてると本当に思う。
しかし今回は引用したくなる名台詞多いな……w

なんだかんだ調べものを頼んじゃってるディーゼルさんを呼んで設定制作のポジションを作ろうか、という話し合いの席でおしるこ。マジこの社長の下で働きたいわ。
というかこれ、人事に関することだから会社の中でもかなりハイなミーティングよね。そこに噛んでいるおいちゃんすげぇ。










あ、失礼……
りーちゃんの借りてきた猫みたいな感じが可愛くてつい……


先輩のお手伝いをしているつもりがちょっとガチな感じになってきて緊張しているのが可愛い。「はい。」っていう覇気のない返事も可愛い。抱きしめて緊張を解きほぐしてあげたい。

でも話しながらだんだんと場に慣れていくりーちゃん、やはり肝っ玉は人一倍でしたねーw
最後は肩の角度も下り、笑顔を見せてくれました。
一応面接という体だけど、その仕事ぶりを見てこちらがオファーした形で、これはりーちゃん大躍進でしたねぇ。
「知らないことを知るのが楽しい」、その知識欲に素直に従った結果がこれ。持ってるわこの子。
しかしまぁあれだね。今回のMVPはりーちゃんだね!!!
え? さっき決めただろって?

!!!!!???
おいちゃんの新衣装!
というか冬衣装!
うわー何これ! 完全に不意打ちだったー!
……まぁ新衣装と言っても、お祝いされまくりの就活性だった時にこれ着てましたけどね。
えーと、どこにやったかな。

FU・TO・MO・MO!!!!!
まー会社ではタイツ履いてましたね。そりゃホットパンツに生足は駄目だわなさすがに。でもまた生足が見たいれす。

りーちゃんがムサニでアルバイトすることになり、さらにはみーちゃんも次の会社へ転職が決まったようです!
しかもなんか飛行機作るところw ちょっとした出来レース感……w
と、いうわけでずかちゃんのバイト先に集まった5人だけど、ずかちゃんが『サンジョ』のオーディションに落ちたことを知り……

「他の役もやってみて」と言われたことも成長、と気合いを入れるずかちゃんの拳が泣いている……!

うるうるしている4人が可愛い。
となるとあれかー、ずかちゃん以外は全員『サンジョ』に関わることになるのかー……。
5人が揃うチャンスで1人だけ足りない。何これ辛い。
それでも悪い雰囲気になることがないのは、さすがと言うべきでしょうね。

リクスーってなんでこう、体のラインがすごくハッキリ見えるんだろうね。
まぁラインを消したらフォーマルの意味なくなるんだけどね。
あとこのアングルいいね(殴

おいちゃんがとりあえず作ってみたローテーション。
11話の作監が「木佐?」で笑ったw というかあの人に作監やらせていいのかよw
あと、小笠原さんはキャラデザどころか作監にも入らないんですねー。小笠原さん抜きで社内戦力どこまで回るんだろうか。まぁ原画はやるだろうけど。

本田さーん!
パティシエ姿まじで似合ってるよー!
職場近いようだし、こうやってたまにアドバイスもらいに行けるのはいいですね。

落合2号の紹介で制作グロスをお願いに行ったおいちゃんですが、こちら、監督がこだわるタイプかどうかを気にしているよう。
なんだろう、あまり監督リテイクを出されたくないのかな?
まぁリテイクは誰だって嫌だろうけど、うーん、件の木下監督は超こだわる人。これどうなるんだ……?w

りーちゃんが出勤してる!
そして演出ブースにいるー!
まぁ、場所は妥当なのか……な?
設定制作ってことは本打ち(脚本)段階から作品に噛んでくるわけだけど、たぶん演出や作画もチェックするはず。そうなるとリテイクを出すことになるけど、もちろんりーちゃんから直接出すことはできないので、演出リテイクか監督リテイクという形で出すことになるのでしょう。
次回サブタイを見ると、ついに絵麻ちゃんの後輩(推定)が出てくるよう?
5人の中で今のところ一番不憫な扱いのみーちゃんの活躍も期待したいところです!


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